その部屋は邪悪に満ちている。
今回ご紹介する映画:『1408号室』
原題:『1408』
製作:2007年アメリカ
日本公開日:2008年11月22日
上映時間:1時間44分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
そんなマイクの元に1通の手紙が届く。内容は「ドルフィンホテル1408号室に絶対泊まるな」というものだった。
好奇心を掻き立てられたマイクは下調べしてみると、たしかに1408号室では過去に多くの死者がでていた。
マイクは、早速、ドルフィンホテルへ赴く。
1408号室はドルフィンホテルにとって禁忌の場所。支配人が現れ、マイクに1408号室に宿泊するのを思いとどまらせようとする。
だが、マイクは拒否し、ついに1408号室の宿泊を許可される。
しかし、この部屋には、マイクが知っている以上に、多くの人が亡くなっていたのだった。
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今年11月に『IT』が公開されますね。
ほぼパーフェクトであった昔のテレビ映画を超える事ができるのか、気になるところ。
『IT」の原作は、ホラー小説の帝王スティーブン・キング。『ザ・ダークタワー』の公開も控えております。
定期的に映像化されるキング作品ですが、今回はそんな作品のひとつ『1408号室』です。
ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン共演のホラー映画で、このコンビだと、最近では『セル』がありました。
少し昔の作品で、鑑賞したはずなんですが、あまり覚えておらず。今回、改めて鑑賞してみました。
という事で、今回は『1408号室』の感想を書いていくんだぜ?
製作:ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ
製作総指揮:ジェイク・マイヤーズ、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
原作:スティーヴン・キング
脚本:マット・グリーンバーグ、スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー
撮影:ブノワ・ドゥローム
音楽:ガブリエル・ヤーレ
役名:出演者(日本語吹き替え版声優)
マイク・エンズリン:ジョン・キューザック(東地宏樹)
ジェラルド・オリン支配人:サミュエル・L・ジャクソン(玄田哲章)
リリー:メアリー・マコーマック(山崎美貴)
ケイティ:ジャスミン・ジェシカ・アンソニー(うえだ星子)
サム・ファレル:トニー・シャルーブ(岩崎ひろし)
確かに超自然的な現象が多発し、主人公はもちろん、観客をとにかく圧倒しまくり。
この部分だけを見るとホラー映画っぽい訳です。
しかし、実際、画面に登場するシーンは痛いシーン。怖い、というより、ペインに重きを置いているような感じです。
言い換えれば、自分に降りかかると地味に嫌なものといえます。
だから「怖い」より「嫌だ」という気持ちが先行する作品でございました。
うん、普通に面白かったですね。
ほとんどジョン・キューザックの一人芝居なのですが、非常に演技がうまいので、最後まで飽きる事なく、鑑賞する事ができました。
映画好きには、オススメの1本です。
ホテルの1408号室へ入るまでの支配人との攻防、そして、室内の物語。
本編へ至るまではスピーディかつ、わかりやすい展開がなされ、本編は様々な出来事が発生しまくりです。
観客を飽きさせないような工夫を見る事ができて、ストレスなく鑑賞できる、満足度の高い作品となっていました。
あるのは、「その部屋に泊まった者の末路」のみ。
これがいい。
理由を描かない事で、映画の内容が非常にスマートになり、鑑賞しやすい映画に仕上がっています。
この潔さがよかったですな。
スリラー映画だと、わたしは感じました。
幽霊は登場するけど、ホラーに登場するような幽霊ではない。
というか、幽霊なのか?
その部屋の記憶といった方が、しっくりきますね。
幽霊そのものに意思を感じる事ができず、不気味さはあるものの、恐いとは思いませんでしたね。
やっぱり自分の身に起きたら、「嫌な」現象。
その他の現象も、そんな感じのものばかりですので、ホラー映画を期待すると、失敗しちゃいます。
少しだけ見ようかしら?って寝る前に視聴して大失敗しました。
なかなかやめられない、止まらない。。。
一部、派手なシーンはありますけど、基本は地味めな作品なので、映画が大好きだよ!って方にはオススメできますな。
という事で、今回は『1408号室』の感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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↓ここからネタバレあり。注意!↓
個人的には、本作で一番「嫌な場面」でしたね。
部屋から脱出すべく、窓から外へ出て、壁を伝って隣の部屋に行こうとチャレンジする主人公。
まさに「いつから隣の部屋の窓があると錯覚していた?」状態で、そもそも窓があるという前提が間違いという、すこぶる嫌味なシーンでした。
これ、実際に自分の身に起きたら、そのまま転落するんじゃないかな、力尽きて。
まさにいやぁシーンの連続でした。
では、あれは誰が送ったのか。
ラストシーンで、それが明らかになりました。
怪しい人物だと感じていたけれど、やはりサミュエル・L・ジャクソン演じる支配人が、その忠告を届けてようですね。
そして、主人公があの部屋に来るように仕向けた。
では、目的はなんなのか?
これは、劇中では示されていませんでした。
単に偶然作られてしまった「邪悪の部屋」を破壊するためなのかもしれません。
しかし、もしかすると、支配人は実は悪魔で、度々、このような部屋を作っては、人間を試しているのかもしれません。
理由が劇中で明かされていないため、様々な解釈が可能となっている本作。
エンディングも明るいもので、『ミスト』とは大違いだよ!
という事で、『1408号室』のネタバレ感想でした。
それでは、しーゆー!!
YAHOO!JAPAN映画『1408号室』
今回ご紹介する映画:『1408号室』
原題:『1408』
製作:2007年アメリカ
日本公開日:2008年11月22日
上映時間:1時間44分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
『1408号室』予告編動画
『1408号室』のあらすじ
オカルト作家で心霊ルポライターのマイク・エンズリンは、アメリカ各地のオカルトスポットとして有名なホテルやモーテルに一泊して、その恐怖度を読者に示していた。そんなマイクの元に1通の手紙が届く。内容は「ドルフィンホテル1408号室に絶対泊まるな」というものだった。
好奇心を掻き立てられたマイクは下調べしてみると、たしかに1408号室では過去に多くの死者がでていた。
マイクは、早速、ドルフィンホテルへ赴く。
1408号室はドルフィンホテルにとって禁忌の場所。支配人が現れ、マイクに1408号室に宿泊するのを思いとどまらせようとする。
だが、マイクは拒否し、ついに1408号室の宿泊を許可される。
しかし、この部屋には、マイクが知っている以上に、多くの人が亡くなっていたのだった。
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今年11月に『IT』が公開されますね。
ほぼパーフェクトであった昔のテレビ映画を超える事ができるのか、気になるところ。
『IT」の原作は、ホラー小説の帝王スティーブン・キング。『ザ・ダークタワー』の公開も控えております。
定期的に映像化されるキング作品ですが、今回はそんな作品のひとつ『1408号室』です。
ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン共演のホラー映画で、このコンビだと、最近では『セル』がありました。
少し昔の作品で、鑑賞したはずなんですが、あまり覚えておらず。今回、改めて鑑賞してみました。
という事で、今回は『1408号室』の感想を書いていくんだぜ?
『1408号室』のスタッフとキャスト・吹き替え版声優
監督:ミカエル・ハフストローム製作:ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ
製作総指揮:ジェイク・マイヤーズ、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン
原作:スティーヴン・キング
脚本:マット・グリーンバーグ、スコット・アレクサンダー、ラリー・カラゼウスキー
撮影:ブノワ・ドゥローム
音楽:ガブリエル・ヤーレ
役名:出演者(日本語吹き替え版声優)
マイク・エンズリン:ジョン・キューザック(東地宏樹)
ジェラルド・オリン支配人:サミュエル・L・ジャクソン(玄田哲章)
リリー:メアリー・マコーマック(山崎美貴)
ケイティ:ジャスミン・ジェシカ・アンソニー(うえだ星子)
サム・ファレル:トニー・シャルーブ(岩崎ひろし)
『1408号室』の感想
改めて鑑賞してみると、ホラー映画というよりは、スリラー映画と言った方が良い作品ですね。確かに超自然的な現象が多発し、主人公はもちろん、観客をとにかく圧倒しまくり。
この部分だけを見るとホラー映画っぽい訳です。
しかし、実際、画面に登場するシーンは痛いシーン。怖い、というより、ペインに重きを置いているような感じです。
言い換えれば、自分に降りかかると地味に嫌なものといえます。
だから「怖い」より「嫌だ」という気持ちが先行する作品でございました。
うん、普通に面白かったですね。
ほとんどジョン・キューザックの一人芝居なのですが、非常に演技がうまいので、最後まで飽きる事なく、鑑賞する事ができました。
映画好きには、オススメの1本です。
『1408号室』の良いところ
無駄なシーンがない
序盤こそ、ゆっくりペースではありますが、主人公がどのような人物かを表すのに、必要な場面であり、退屈ではないので、問題なし。ホテルの1408号室へ入るまでの支配人との攻防、そして、室内の物語。
本編へ至るまではスピーディかつ、わかりやすい展開がなされ、本編は様々な出来事が発生しまくりです。
観客を飽きさせないような工夫を見る事ができて、ストレスなく鑑賞できる、満足度の高い作品となっていました。
理屈がない
西洋のホラー映画は、理由をつけたがりますが、本作では1408号室に、なぜ、スーパーナチュラルがいるのかという理由が提示されません。あるのは、「その部屋に泊まった者の末路」のみ。
これがいい。
理由を描かない事で、映画の内容が非常にスマートになり、鑑賞しやすい映画に仕上がっています。
この潔さがよかったですな。
『1408号室』の悪いところ
ホラーを期待するとNG
最初にも書きましたが、この作品は、ホラー映画ではない印象。スリラー映画だと、わたしは感じました。
幽霊は登場するけど、ホラーに登場するような幽霊ではない。
というか、幽霊なのか?
その部屋の記憶といった方が、しっくりきますね。
幽霊そのものに意思を感じる事ができず、不気味さはあるものの、恐いとは思いませんでしたね。
やっぱり自分の身に起きたら、「嫌な」現象。
その他の現象も、そんな感じのものばかりですので、ホラー映画を期待すると、失敗しちゃいます。
『1408号室』のまとめ
やっぱり面白いですなぁ。少しだけ見ようかしら?って寝る前に視聴して大失敗しました。
なかなかやめられない、止まらない。。。
一部、派手なシーンはありますけど、基本は地味めな作品なので、映画が大好きだよ!って方にはオススメできますな。
という事で、今回は『1408号室』の感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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【関連記事】
『死霊館』 ウォーレン夫妻が体験した実話を基にしたホラー映画↓ここからネタバレあり。注意!↓
『1408号室』のネタバレあり感想
窓がなかったら、やだなぁ
って思ったら、本当に窓がなくて、ビックリしました。個人的には、本作で一番「嫌な場面」でしたね。
部屋から脱出すべく、窓から外へ出て、壁を伝って隣の部屋に行こうとチャレンジする主人公。
まさに「いつから隣の部屋の窓があると錯覚していた?」状態で、そもそも窓があるという前提が間違いという、すこぶる嫌味なシーンでした。
これ、実際に自分の身に起きたら、そのまま転落するんじゃないかな、力尽きて。
まさにいやぁシーンの連続でした。
誰が忠告したのか
そもそも、序盤で「1408には泊まるな」という謎の忠告が届けられなければ、主人公が1408号室の存在を知る事もなかった。では、あれは誰が送ったのか。
ラストシーンで、それが明らかになりました。
怪しい人物だと感じていたけれど、やはりサミュエル・L・ジャクソン演じる支配人が、その忠告を届けてようですね。
そして、主人公があの部屋に来るように仕向けた。
では、目的はなんなのか?
これは、劇中では示されていませんでした。
単に偶然作られてしまった「邪悪の部屋」を破壊するためなのかもしれません。
しかし、もしかすると、支配人は実は悪魔で、度々、このような部屋を作っては、人間を試しているのかもしれません。
理由が劇中で明かされていないため、様々な解釈が可能となっている本作。
エンディングも明るいもので、『ミスト』とは大違いだよ!
という事で、『1408号室』のネタバレ感想でした。
それでは、しーゆー!!
『1408号室』のレビューや評価
なかなか良くできているけど。ツッコミどころもある。最後に支配人が良くやったって言ってたけど、そうなるように仕向けた感を出そうとしているところができすぎでなんだかイヤな感じ。
主人公のヘタレぶりとか、やり過ぎ感満載の超常現象とか、一瞬映る不穏なイメージやメッセージとか、色々と大好き!グロな要素なんて無しで怖くしてくれてるのも好感度高し。
この映画の一番の見所は、
主人公のジョン キューザック、ホテルの支配人のサミュエル L ジャクソンのホテルの部屋の宿泊の交渉のシーンで、二人の掛け合いが本当に絶妙ね所で 又、本編への恐怖を盛り立てる事にも一役買っています。
YAHOO!JAPAN映画『1408号室』