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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。




『ヴァイラル』は、「未体験ゾーンの映画たち2017」で上映されていたSFホラー映画です。

2017年もこのお祭りに参加する事ができなかったので、DVDをレンタルしようと思ってたんです。

ところが、2017年7月の商品限定ポイントがツタヤから付与され(現在は動画ポイントの付与はありません)、そのラインナップに本作がありまして。

ですので、今回はDVDではなく、動画での視聴でございます。




レビューでは『レジデント』という映画に似ているって書かれているので、「ほぉ~」と興味津々に鑑賞しましたよ。

ということで、今回は『ヴァイラル』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。




『ヴァイラル』について

原題:『VIRAL』

製作:2016年アメリカ

日本公開日:2017年1月17日

上映時間:1時間29分

オススメ度:★★★★☆(四つ星!)




予告編動画





簡単なあらすじ

ウイルスは全世界に寄生する。



女子高生のエマは、父親の仕事の影響で転校を余儀なくされるものの、それなりに楽しい生活を送っていた。

ある日、学校で寄生虫の授業を受けていたエマ。

授業中に、体調を崩していた友人が突然、教室から飛び出す。

エマは彼女を追いかけていたが、彼女を発見した時、彼女は痙攣していてエマの手に負える状態ではなかった。

一方、アメリカ国内では、謎の伝染病が流行していた。

エマの街には、まだその病気は発生していなかったが、ある日、突然、感染者が出現。

街では厳戒令が敷かれる。

だが、エマの姉は楽観的に物事を見ており、エマを連れて、パーテイーへと足を運ぶのであった。




本作を視聴できる動画配信サービス

『ヴァイラル』を配信しているVODサービスを見つけることができませんでした……。



スタッフ

監督:ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン

脚本:クリストファー・B・ランドン、バーバラ・マーシャル

原作者:クリストファー・ランドン

製作:ジェイソン・ブラム、シェリル・クラーク、マット・カプラン

製作総指揮:スチュアート・フォード、チャールズ・レイトン、ボブ・ワインスタイン、ハーヴェイ・ワインスタイン、ジャネット・ヴォルトゥルノ=ブリル、トッド・キング、マット・ジャクソン、スティーヴ・スクイランテ、バーバラ・マーシャル

音楽:ロブ・シモンセン




キャラクター:キャスト(出演者)

エマ・ドレイクフォード:ソフィア・ブラック・デリア

ステイシー・ドレイクフォード:アナリー・ティプトン

エヴァン・クライン:トラヴィス・トープ

CJ:コルソン・ベイカー

マイケル・ドレイクフォード:マイケル・ケリー

ミスター・トゥーミー:ジョン・コスラン・Jr

ビル:ストーニー・ウェストモアランド

グレイシー・ルメイ:リンジー・グレイ

ミセス・トゥーミー:ジュディアン・エルダー

タラ・ドネリー:ブリアンヌ・ハウイー








おっさんのネタバレなし感想

レビューでは、あまり好評価はない様子なのですが、個人的には、かなり楽しめました。

がっつりB級ホラー映画、スリラー映画なので、映画が好きであれば、そこそこ楽しめるはず。

けれど、寄生虫の話なので、一部、生理的嫌悪感を伴うシーンが存在します。

苦手な方は注意してください。

ホラー描写やグロテスク描写とは異なる、いやぁ~な感じを抱くのでね。




『ヴァイラル』の良いところ

日常の崩壊がメイン

本作は徹底的に非日常が日常を駆逐していく様子を描写しております。

『レジデント』のように、政府が何かを隠している、何かしなければ!って感じではないんですよね。

主人公の父親や母親は、主人公たちとは異なる場所にいて、主人公たちとは違って、緊迫した状況に置かれているらしい。




反面、主人公たちのところには、その緊迫感がまだ伝わっておらず、意外とノンビリしているんですね。

その温度差が個人的には絶妙に怖かった。

両親が忠告していても、楽観的に物事を捉えている主人公たちに忍び寄る非日常。

かなり恐いし、気持ち悪い感じでした。




前半は平和な学生生活の描写がメイン。

だけど、しょっぱなから、何か不穏な空気が漂う感じ。

そして、徐々に、アメリカ国内全土に広がる不安。

後半は今までのストレスを一気に発散させるほどの急展開に、中だるみする事なく、ラストまで一気に楽しむ事ができました。




『ヴァイラル』の悪いところ

あくまで女子高生の物語

本作では謎の解決や結局どうなるのかなど、通常の感染パニック物であれば描写するであろう部分を普通にカットしております。

本作の低評価は、おそらく、この部分を受け入れる事ができないからなのではないかな?と。




けれど、これは当然な訳で、本作はあくまで女子高生エマの物語なんですよ。

エマの視点から見る感染パニック映画なのです。

普通の人のフィルターを通して、パニック・ホラーの恐怖を描写する事に徹底しているので、エマが知りえない部分は描かれなくて当然かな、と。




話はちゃんと完結していると思います。

あくまで、エマの物語。

そこをわかって鑑賞すると、そこまでガッカリはしないと、おっさんはね、思う訳です。




Yahoo!映画での口コミレビューや評価

ヤフー映画『ヴァイラル』でレビューや評価をチェック!



今回のネタバレなし感想のまとめ

そこそこの期待感を抱きつつ鑑賞しましたけど、結構、良かった。

ホラー映画好きの方には、普通にオススメできる作品でございました。

大満足でございます。




それにしても、未知の生命体って怖いなぁと、つくづく思います。

『アウトブレイク』という映画で、初めてエボラウィルスの存在を知った時は、驚愕しました。

そんなウイルスがいるのかと。

今の地球でも、まだ発見されていない生命体がいると思うのですが、できれば、もうそういった生命体とはエンカウントしたくないですなぁ。




という事で、ここまでは『ヴァイラル』のネタバレなし感想でした。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!




この下にネタバレあり感想を書いております。

本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。

まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。




DVD・Blu-ray





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ネタバレあり感想

『天使の囀り』じゃね??

一言で感想を書くと『天使の囀り』です。

『天使の囀り』とは、貴志祐介さんの小説で、第四回日本ホラー小説大賞を受賞した『黒い家』の後に発表された小説です。

『天使の囀り』も人に寄生する虫の物語だったのですが、この映画、そのまま『天使の囀り』でした。








人に寄生する点、寄生された人々が一箇所に集まる点など、メインとなる要素が完全に被っておりました。

しかし、似たような題材でも、舞台となる国が違えば、政府や人々の反応、対応が違うので、その部分がとても面白かったですね。

『天使の囀り』の方が、もう一歩、踏み込んだ寄生虫作品だったのですが、本作は映画なので、細かい部分は端折って正解でした。

90分もないので、手軽に鑑賞するには、もってこいのB級映画でございました。




という事で、『ヴァイラル』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




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