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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2018年11月9日に公開した記事を再編集したものとなっております。



本記事作成時、久しぶりにZ級ホラー映画『うしろの正面』という作品を鑑賞しまして、「やってしまった」感が体を支配している、今日この頃です。



本作は、「レディースホラー」というジャンルを確立しようと、メインの制作陣が女性で占められており、邦画に新しい風を吹き込もうと画策した野心作みたいです。

女性たちのか弱い友情がメインで、ホラーテイストは弱めですが、女性にしか描けない部分はちゃんとあって、部分部分では評価したいところもあります。




一方で、「それはないわぁ」という箇所もてんこ盛りで、悪いところが、良い点を消し去ってしまった、典型的な日本のホラー映画になっておりました。

ううむ。




ということで、今回はB級ホラー映画『うしろの正面』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。

まだ本作を鑑賞していない方は、ご注意ください。







ネタバレなし感想





ネタバレあり感想

結局3時33分の「かごめかごめ」は何だったのか?

3時33分に「かごめかごめ」を検索すると、それに関連する謎の動画が現れ、それを最後までみると、自分の名前を呼ばれ、ジ・エンド。

それが本作のメインとなる怪異です。

そして、その怪異を見聞きできるのは、あくまで子を宿した母親であり、それ以外には認識できないという点はユニークです。




ここまで書くと、明らかに心霊ものなんですよね。

「かごめかごめ」にまつわる悪霊が、「かごめかごめ」を好奇心で検索した者に災いをもたらす。

その悪霊は、生前、自分の子に対し、何らかの未練がある様子。

そこから話が広がるのかと思いきや、最初の犠牲者が悪霊化して、「かごめかごめ」の怪談をブログに書き込んだ友人に取り憑いてしまう。

犠牲者になった女性は、おそらく、生きながらにして、胎内から赤ん坊を取り出されてしまっているのですが、そうであれば、赤ちゃんを奪った者は分かるのではないかと。




また、たとえ、奪われる前に絶命していたとしても、「かごめかごめ」を教えた友人=自分の子供を奪った犯人、とはならないと思うんですよね。

このあたり、そもそも怪異の設定を作り込んでいないため、大切なところで、粗がでてしまったというところ。




さらに、「かごめかごめ」の怪異の犯人というべき悪霊は、主人公の旦那さんのお祖母さんが、昔、関わった事のある女性で、そもそも「かごめかごめ」に関連がほぼナッシングというオチ。

だったら、「かごめかごめ」、関係なくね??




子を間引く歌という説の「かごめかごめ」と、妊婦に襲いかかる怪異。

ふたつのアイデアが、お互い消し合っているようで、結果、何がなんなのか、よくわからないって感じになっておりました。




最後には、物理で悪霊を退治しているため、そもそも悪霊だったのかも、謎。

もしかして、狂人系?だったのかしら。

最後までモヤモヤが残ってしまい、残念無念な映画でございました。




口コミレビューや評価

下記サイトで『うしろの正面』レビューや評価をチェック!

Filmarks




今回のネタバレあり感想のまとめ

本記事作成時では、ヤフー映画でのレビューページが存在しなかった本作。

2023年4月時点で調べてみると、とりあえずページは誕生しておりました。(Yahoo映画は2023年7月31日でサービス終了です)

そんな感じなので、本作を鑑賞する時は、そういったことを念頭に置いた上でチャレンジしてみてください。




ちなみに、もし、お時間があって、地雷映画でも楽しめて、話のネタに困っているという方限定でオススメという感じです。

それくらいの「お察しください」的作品です。




という事で、今回は『うしろの正面』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




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