「いいね」のために、生きている。
今回ご紹介する映画:『ザ・サークル』
原題:『THE CIRCLE』
製作:2017年アメリカ
日本公開日:2017年11月10日
上映時間:1時間50分分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
最初は社員の異常なまでの<サークル愛>にひき気味のメイであったが、自身のサークルアカウントに自身の様々な情報を登録してから、サークルの面白さ・楽しさを理解し、受け入れるまでに至った。
ある日のパーティーで、メイは他の社員とは一線を引いているかのような、雰囲気ある黒人男性に興味を惹かれる。
話しかけると、とても知的でミステリアスな雰囲気の男性に、心を動かされるメイ。そんな彼は、なんとなくサークルについて、あまりよく思っていないようだった。
サークルは野心的なプロジェクトを次々と発表。メイは、ある事件をきっかけにして、サークルの経営理念に心酔していくようになっていく。
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半年ほど前でしょうか、YouTubeでオリジナルの予告編を観てから、かなり気になっていたスリラー作品が『ザ・サークル』。
実写版『美女と野獣』での出演が記憶に新しいエマ・ワトソン主演で、悪役にトム・ハンクスという、なかなかユニークな組み合わせでございます。
あまり話題になっていない映画ではありますが、個人的にはワクワクで映画館へ足を運んでまいりました。
という事で、今回は『ザ・サークル』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
原作・脚本:デイヴ・エガーズ
製作:ゲイリー・ゴーツマン、アンソニー・ブレグマン
音楽:ダニー・エルフマン
衣装:エマ・ポッター
編集:リサ・ラセック
美術:ジェラルド・サリヴァン
撮影:マシュー・リバティーク
役名:出演者
メイ・ホランド:エマ・ワトソン
イーモン・ベイリー:トム・ハンクス
タイ・ラフィート:ジョン・ボイエガ
アニー・アラートン:カレン・ギラン
マーサー:エラー・コルトレーン
ビニー:ビル・パクストン
エンターテインメント映画でありながら、ちゃんと観客に問題提起するタイプの作品でして、おっさんとしては、好感度の持てる内容でしたな。
一方で、安易な展開に持って行ってしまったのは、残念。昨今の状況を鑑みて、そんな安直にはならないだろうと感じたのも事実です。
とはいえ、物語をちゃんと魅せている事に成功しているので、本作でしかできなかった、もう一捻りが欲しかった。
まぁ、普通に面白かったので、派手なシーンはなくても映画を楽しめる方には、オススメできる一般作でございます。
あらゆる情報を「サークル」というサービスのアカウント(ID)につなげ、色んなネット上のサービスを「サークル・アカウント」でログインできるようにするなんて、まさに今じぶんたちが生活している世界そのものじゃありません?
実際のところ、映画のように一つのネットサービスのアカウントだけ、という事はありません。GoogleとかYahoo!とか、Facebookなどなど、競合相手がいるため、映画のような展開には当然なりません。
しかし、便利性を追求していくと、あらぬ方向に、それも世間や会社の経営陣さえ予期しない方向へ流れが進んでしまう可能性は否定できません。
そのあらぬ方向へ向かっていくという事への恐怖を観客に想起させる事には成功している作品です。
本作を「浅はかな映画」と捉えるか「よく出来たネット社会への警鐘」ととるか。観る人によって、評価が思い切り分かれる作品である事は、間違いありませんね。
全てが会社の利益を考えた結果、社員が世の中の人々の生活の利便性を考え抜いた結果に、生まれたネットサービスが実は。。。という展開であれば良かったんですけどね。
本作でしか描けなかったエンディングを確かに描いてはいますが、その過程が、あまりにもありきたりすぎて、すごく拍子抜けした感が否めません。
もうちょっと捻りが欲しかった、というのは、おっさんのわがままなのでしょうか?
映画館で観るべき映画、という訳ではありませんので、もし興味のある方は、DVDをレンタルしてみてはいかがでしょうか?
アメリカ映画なので、少し待てばレンタルショップに並ぶと思いますので。
という事で、今回は『ザ・サークル』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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今回ご紹介する映画:『ザ・サークル』
原題:『THE CIRCLE』
製作:2017年アメリカ
日本公開日:2017年11月10日
上映時間:1時間50分分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
『ザ・サークル』予告編動画
『ザ・サークル』のあらすじ
メイ・ホランドは友人の紹介で成長まっさかりの企業であるサークルに入社する。最初は社員の異常なまでの<サークル愛>にひき気味のメイであったが、自身のサークルアカウントに自身の様々な情報を登録してから、サークルの面白さ・楽しさを理解し、受け入れるまでに至った。
ある日のパーティーで、メイは他の社員とは一線を引いているかのような、雰囲気ある黒人男性に興味を惹かれる。
話しかけると、とても知的でミステリアスな雰囲気の男性に、心を動かされるメイ。そんな彼は、なんとなくサークルについて、あまりよく思っていないようだった。
サークルは野心的なプロジェクトを次々と発表。メイは、ある事件をきっかけにして、サークルの経営理念に心酔していくようになっていく。
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半年ほど前でしょうか、YouTubeでオリジナルの予告編を観てから、かなり気になっていたスリラー作品が『ザ・サークル』。
実写版『美女と野獣』での出演が記憶に新しいエマ・ワトソン主演で、悪役にトム・ハンクスという、なかなかユニークな組み合わせでございます。
あまり話題になっていない映画ではありますが、個人的にはワクワクで映画館へ足を運んでまいりました。
という事で、今回は『ザ・サークル』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
今回利用した動画配信サービス
TOHOシネマズなんば『ザ・サークル』のスタッフとキャスト
監督・脚本:ジェームズ・ポンソルト原作・脚本:デイヴ・エガーズ
製作:ゲイリー・ゴーツマン、アンソニー・ブレグマン
音楽:ダニー・エルフマン
衣装:エマ・ポッター
編集:リサ・ラセック
美術:ジェラルド・サリヴァン
撮影:マシュー・リバティーク
役名:出演者
メイ・ホランド:エマ・ワトソン
イーモン・ベイリー:トム・ハンクス
タイ・ラフィート:ジョン・ボイエガ
アニー・アラートン:カレン・ギラン
マーサー:エラー・コルトレーン
ビニー:ビル・パクストン
『ザ・サークル』の感想
思っていたよりも、順を追って丁寧に物語を展開していく作品で、スピーディーではないものの、鑑賞していて苦にならない作品でした。エンターテインメント映画でありながら、ちゃんと観客に問題提起するタイプの作品でして、おっさんとしては、好感度の持てる内容でしたな。
一方で、安易な展開に持って行ってしまったのは、残念。昨今の状況を鑑みて、そんな安直にはならないだろうと感じたのも事実です。
とはいえ、物語をちゃんと魅せている事に成功しているので、本作でしかできなかった、もう一捻りが欲しかった。
まぁ、普通に面白かったので、派手なシーンはなくても映画を楽しめる方には、オススメできる一般作でございます。
『ザ・サークル』の良いところ
<いま>を反映している
本作はSNSで全てが繋がる事の怖さを描いているスリラー作品なのですが、ほどよく現代社会を反映している点がグッドです。あらゆる情報を「サークル」というサービスのアカウント(ID)につなげ、色んなネット上のサービスを「サークル・アカウント」でログインできるようにするなんて、まさに今じぶんたちが生活している世界そのものじゃありません?
実際のところ、映画のように一つのネットサービスのアカウントだけ、という事はありません。GoogleとかYahoo!とか、Facebookなどなど、競合相手がいるため、映画のような展開には当然なりません。
しかし、便利性を追求していくと、あらぬ方向に、それも世間や会社の経営陣さえ予期しない方向へ流れが進んでしまう可能性は否定できません。
そのあらぬ方向へ向かっていくという事への恐怖を観客に想起させる事には成功している作品です。
本作を「浅はかな映画」と捉えるか「よく出来たネット社会への警鐘」ととるか。観る人によって、評価が思い切り分かれる作品である事は、間違いありませんね。
『ザ・サークル』の悪いところ
あまりにも典型的なストーリー
終盤までは、善意によって、「サークル」というネットサービスが妙な方向へ進もうとする怖さ、というか不安定さというべきものが、きちんと描かれいていて、スリラーとして、クオリティーの高いものに仕上がっていたのに、唐突に、テンプレート的展開になったのは、甚だ残念無念。全てが会社の利益を考えた結果、社員が世の中の人々の生活の利便性を考え抜いた結果に、生まれたネットサービスが実は。。。という展開であれば良かったんですけどね。
本作でしか描けなかったエンディングを確かに描いてはいますが、その過程が、あまりにもありきたりすぎて、すごく拍子抜けした感が否めません。
もうちょっと捻りが欲しかった、というのは、おっさんのわがままなのでしょうか?
『ザ・サークル』のまとめ
それでも、出来が悪い作品ではありませんよ。普通に面白い作品です。DVDがでたら、改めて鑑賞したいと思う程には、おっさん的には好きです。映画館で観るべき映画、という訳ではありませんので、もし興味のある方は、DVDをレンタルしてみてはいかがでしょうか?
アメリカ映画なので、少し待てばレンタルショップに並ぶと思いますので。
という事で、今回は『ザ・サークル』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
『ザ・サークル』ネタバレあり感想
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