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今回ご紹介する映画「鉄男II BODY HAMMER」
オススメ度:玄人映画好き向け ★★★☆☆(三ツ星)

予告編動画

<あらすじ>
平凡なサラリーマンと彼を鋼鉄の人間兵器にしようともくろむ謎のスキンヘッド集団の死闘。妻カナと3才の息子ミノリと平穏な家庭を営むサラリーマン谷口。その幸福な一家に不気味なスキンヘッドの2人組が忍び寄る。執拗に殺意を煽るスキンヘッドたちに翻弄され、次第に谷口の肉体は内側から奇妙な変化をはじめる。by Amazon

以前、Amazonプライムビデオで「鉄男 THE BULLET MAN」を鑑賞しましたが、動画配信サイトでは1作目と2作目がありません。ですので、ツタヤ店舗で1作目と2作目をレンタルしてきました。前回は1作目「鉄男 THE IRON MAN」の感想を書きました。今回は2作目の感想をネタバレなしで書きたいと思います。

「鉄男」は1作目と2作目、3作目についてそれぞれストーリーのつながりはありません。同じアイデアを用いて、異なるアプローチをしているシリーズです。

俳優としても活躍する、塚本晋也監督作品です。



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「鉄男 THE IRON MAN」は塚本監督が立ち上げた「海獣シアター」という製作会社が100%製作した作品に対し、本作は外部出資を受けて製作された作品です。という事は全て好き勝手に製作する事が難しいという事です。

そのため、「鉄男 THE IRON MAN」に比べ、よりストーリー性があり、飽きさせないように物語に色々工夫が見られ、また演出面でも観にくいものが、かなり少なくなりました。また白黒からカラーになっています。

このあたりは、昔、ビートたけしさんもおっしゃっていましたけど、「映画監督は儲からない」という日本映画業界の悪い部分が作品に反映した例ですね。製作会社は会社である以上、興行収入的に成功する作品も作らないといけない。外部から出資を受けたら、尚更な訳です。

だから「鉄男 THE IRON MAN」の時にあった、一種ギラギラした攻撃的なパッションが、本作では半減されているという印象です。1作目に比べて、見やすい分、「鉄男 THE IRON MAN」で得た独特の快感が本作では味わえないのが残念です。

また「鉄に侵食される」というアイデアを無理に説明しようとして、却って意味不明なものになってしまっているのも残念です。「鉄男 THE IRON MAN」のように「こういう現象があるんだ!」と開き直った方が良かったと思います。

この点については、後の「鉄男 THE BULLET MAN」で挽回しています。「鉄男 THE BULLET MAN」の説明であれば、個人的には良いかな。

この映画は、1作目より、かなり劣る反面、「鉄男」という世界観に触れてしまった者からすると大好きな作品になると思います。3作目の「鉄男 THE BULLET MAN」は1作目と2作目のハイブリッドというところかな。

他の人には、正直、あまりオススメできない作品ですが、「鉄男 THE IRON MAN」を鑑賞したならば、ぜひ「鉄男II BODY HAMMER」も鑑賞して頂きたいです。




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