※この記事は、2018年03月16日 に投稿したものを再編集したものになります。
どーも、おっさんです。
一時、テレビなどですごい取り上げられていた都市伝説「杉沢村」。
この映画は、「杉沢村」の都市伝説を題材にしたホラー作品なのですが、主演は当時、乃木坂に在籍していたアイドルさんで、彼女を主演にする事がメインの企画であった事が伺えます。
という事は、作品のクオリティーはお察しくださいであるはずで、案の定、非常に残念な出来栄えでございました。
ゾンビ映画やとんでも映画でおなじみのアサイラム作品を見て「アサイラムwww」ってなりますけど、日本のZ級ホラー映画って、アサイラムの遥か下をいくクオリティーなんですよね。
もっとしっかり映画を製作して欲しいですねぇ。
という訳で、鑑賞する事自体が何かの罰ゲームである『杉沢村都市伝説 劇場版』のネタバレあり感想を書いていくんだぜ?
未見の方は、今回の感想はスルーしてください。
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ネタバレなし感想
ネタバレあり感想
POV形式で良かったのでは?
本作は都市伝説を題材にしているので、これであれば、変に普通の映画として製作するのではなく、『ブレアウィッチ・プロジェクト』のようなPOV形式の映画で製作した方が良かったと感じます。この映画は、CGを駆使して物語を描くという訳ではなく、低予算で作られているので、そうであれば、POVで撮影した方が、よほど臨場感があるし、恐怖も描写できたはず。
単なる廃村に探検しにいった若者たちが、時空の歪みにつかまり、永遠の地獄を体験するという作品であれば、ありきたりではあるものの、まだ印象に残る作品になったのでは?
邦画ホラーに携わる方々というのは、題材に対しての製作アプローチが、すごく下手なような気がします。
どうしようもない脚本にウンザリしたのかもしれないですが、それでも、せっかく製作するのであれば、もうちょっと真剣に作って欲しい。
スタッフ・キャスト含め、手抜きしていますという印象が観客に伝わってしまい、本当に大失敗してしまった作品。
ネタバレなし感想でも書きましたけれど、これが劇場公開されていて、さらに2014年に作られたという点こそが、本作における最大のホラーなのでしょうね。
シナリオがとにかく雑
本作のストーリーは、観客が杉沢村の都市伝説を知っている前提で進んでいくので、色んな意味で置いてけぼり感が凄いありました。わたしも、ある程度、知っていますけど、細かいところは忘れてしまっていまして、「あれ、こんな感じのものだったっけ??」って、よくわからないまま、映画が進んでしまいました。
まぁ、これは良いとしても、杉沢村の謎に迫る訳でもなく、また新しい解釈を観客に示す訳でもない、一体なにをしたい映画なのか、さっぱりわからず、とても退屈な作品でした。
物語も退屈だし、主人公含め、ほとんどの登場人物が人としてダメダメで、特に主人公がお兄さんの恋人にくってかかるシーンは、ある意味、ホラーです。
どんでん返しについても、例えばお兄さんの友人が杉沢村へ人間を送り込む悪者で、お兄さんはすでに杉沢村へ取り込まれたというのもありきたりだし、大体予想がつく範疇。
友人が悪者というのを、どんでん返しに持ってきていますが、そもそも彼に対して、それほど興味がないので、そんなものでひっくり返されても、何とも感じないのです。
そうであれば、全てを知っている主人公が、お兄さんの恋人を連れていき、彼女を犠牲にして、お兄さんを連れ戻すという物語の方が、よほど良かったのに。。。
これが90分とかの映画だったなら、本当に「表へ出なさいよ!」状態で、本当に1時間で良かったわぁ。
レビューや評価
2014年「乃木坂46×最恐都市伝説」3部作の最終3作目です。
この杉沢村都市伝説が脚本では1番優れており、ホラー映画として楽しめるレベルでした。
杉沢村が舞台である必要すら無い。
ただ一言酷すぎる。
今回のネタバレあり感想のまとめ
他の方にはオススメできない映画、とんでもない地雷映画でございました。Z級映画コレクターな方はチャレンジしてみてはいかが?って感じで、この映画、特に乃木坂の人のプロモーションにもなっていなくて、存在そのものが謎な映画です。
という事で、『杉沢村都市伝説 劇場版』のネタバレあり感想でした。
それでは、しーゆー!!
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