お前は自由か?

今回ご紹介する映画:『エンジェル ウォーズ』(原題「SUCKER PUNCH」)
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)


予告編動画




『エンジェル ウォーズ』のあらすじ

母が亡くなり、その遺産が手に入ると考えていた継父。だが、遺書には娘二人に遺産を相続させる旨が記されていた。遺産を手に入れるため、継父はベイビードールとその妹を亡き者にしようと目論む。だが、寸でのところでベイビードールは逃げ出し、継父に襲いかかるも、ベイビードールが撃った銃弾が彼女の妹の命を奪ってしまう。継父の策略により、ベイビードールは精神病院に強制的に入院させられてしまう。そして、5日後、彼女はロボトミー手術を施されてしまう事になった。

ロボトミー手術を受けるところで、舞台は終わる。娼館に売られてしまったベイビードールは、誰もが見惚れるダンスを披露する。そのダンスの中で、あるヒントを得たベイビードールは、仲間たちに娼館から脱出する計画を打ち明ける。果たして、彼女たちは、無事に脱出する事ができるのか?




スポンサーリンク



劇場公開時から気になっていた映画『エンジェル ウォーズ』。けれど、公開した途端、あまり話題にのぼらなくなっていたため、すっかり忘れてしまっておりました。

先日、アマゾンプライムビデオの中で、この作品を見つけ、気軽な気持ちで鑑賞スタート。監督は『300』、『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』でおなじみのザック・スナイダー。さぞかし、素晴らしいアクションを堪能できるんだろうと期待したんですが。。。

ちなみに、本作は、戸松遥さん・寿美菜子さん・高垣彩陽さん・豊崎愛生さんから成る声優ユニット・スフィアが日本語吹き替え版を担当したらしいです。スフィア、っぱねぇな!ちなみに、私は高垣彩陽さんが大好きです。あやひー可愛いよあやひー。

という事で、今回は『エンジェル ウォーズ』の感想を書いていくんだぜ?



今回利用した動画配信サービス




『エンジェル ウォーズ』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督・制作・原案・脚本:ザック・スナイダー
制作:デボラ・スナイダー、トーマス・タル、ウェスリー・カラー、ジョン・ジャシュニ、クリス・デファリア、ジム・ロウ
製作総指揮:ウィリアム・フェイ
脚本:スティーヴ・シブヤ
美術:リック・カーター
撮影監督:ラリー・フォン
編集:ウィリアム・ホイ
衣装:マイケル・ウィルキンソン
音楽:タイラー・ベイツ、マリウス・デヴリーズ

キャスト
エミリー・ブラウニング
アビー・コーニッシュ
ジェナ・マローン
ヴァネッサ・アン・ハジェンズ
ジェイミー・チャン
オスカー・アイザック
カーラ・グギーノ
ジョン・ハム
スコット・グレン




エンジェル ウォーズ (字幕版)
using あまらく



『エンジェル ウォーズ』の感想

これまた、とんでもなく難しい映画でしたな。ストーリーそのものはシンプルなんですけど、物語構造と具体的なシチュエーションが抽象化されていて、かなりクセの強い映画になっていました。

最初、想像していたものと、あまりにもかけ離れていて、かなり戸惑いました。原題通り、まさに不意打ちを食らってしまった。

それなりに楽しめる作品になってはいるんですが、じゃあ、誰かにオススメできるの?って尋ねられると、間違いなく「No!」って答える作品です。評価に悩む映画でしたな。



『エンジェル ウォーズ』の良いところ

2重構成のストーリーは、最初こそ困惑するものの、そういうものだと受け入れる事ができれば、とても楽しむ事ができます。本当は三重構成なんですが、最初の設定はほとんど登場しないんでね。

アクションはザック・スナイダー監督らしく非常に格好良いもので、音楽と歌も映像にマッチしているし、衣装も登場人物に合ったもので、ビジュアル面は、本当に申し分ありません。ザック・スナイダー監督の趣味全開のアクションシーンは必見です。



『エンジェル ウォーズ』の悪いところ

シンプルな物語ですが、ちゃんと映画を理解しようとすると、かなり難しく、様々な考察が出来てしまう作品なんですね。解説は他の方がしているので、私は素直な感想だけを書いている訳ですが、なんで普通のアクション映画にしなかったのかなぁって疑問に思ってしまいました。複雑な物語を手がけてみたかったのかなぁ、監督。

あと、勘の鋭い人は、最初から最後まで、物語の設定上、あまり楽しめない可能性もありますね。



『エンジェル ウォーズ』のまとめ

アクションシーンのクオリティーは素晴らしい反面、それ以外の部分は暗いため、ちょいオススメしにくい映画。ザック・スナイダー監督が好きなら、要チェックの映画です。



この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキングへ









【関連記事】

『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』MX4D-3Dで鑑賞!






↓ここからネタバレあり。注意!↓





『エンジェル ウォーズ』ネタバレあり感想

一回見ただけでは、なかなか理解できない、考えれば考えるほど、ハマっていく作品になっています。現実と空想が入り乱れているのかと思いきや、ラストで、空想の中で、さらなる空想が展開している事がわかり、さらにラストの世界は果たして現実なのか、それともロボトミー手術を施されてしまったベイビードールの新しい空想の世界なのか。説明らしい説明が全くないため、鑑賞した人の数だけ解釈があるアクション映画。

映画を観て、色々と分析したい、考えたい人には向いている映画ではないでしょうか。



『エンジェル ウォーズ』のレビューや評価

映像とかアクションとかは頑張ってる感あったけど、ストーリー性なしでただただ可愛い女の子たちがアクションしてるだけ

ダメでした。
なんの話かわからなかったというか、、、

これは、
妄想?
世界観出そうとしすぎ?

ファンタジーにファンタジーかぶせなくてもよいような、、、

「美少女たちが日本刀と銃を使って巨大サムライやドラゴンと戦う」「中2病w」っぽいビジュアルが多数ある映画でありながらその裏では現実の辛い側面があるという「こんなビジュアルのくせに…」という「ひねり・ギャップ」感に簡単に騙されて評価されているような印象。


YAHOO!JAPAN映画