映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年6月18日に公開した記事を再編集したものとなっております。




ヴィンチェンゾ・ナタリ、ヴィンチェンゾ・ナタリじゃあないか!!

ということで、誰がなんと言おうと、『カンパニー・マン』は面白い映画だと声を大にして言いたい、映画大好きおっさんです。




2016年当時、Amazonプライムビデオで配信されていたのを発見。

最初はスルーしていたのですが、監督がヴィンチェンゾ・ナタリだと知り、Amazon Fireにダウンロード、早速、鑑賞しました。




今回は『キューブ』『カンパニー・マン』といった、クセの強い、強すぎる映画を製作し続けるヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『スプライス/SPLICE』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。



『スプライス/SPLICE』について

原題:『SPLICE』

製作:2009年カナダ・フランス・アメリカ

日本公開日:2011年1月8日公開

上映時間:1時間44分

年齢制限:R15+

オススメ度:★★★★☆(四つ星!)




予告編動画





簡単なあらすじ

夫婦であるクライヴとエルサは、ともに科学者である。

二人は、法と倫理に反して、人と動物の遺伝子をかけ合わせるという実験をスタートさせる。

実験は成功し、新しい生命体がこの世に生を受ける。

その生命体を<ドレン>と名付けた二人は、秘密裏に<ドレン>を育てる。

だが、<ドレン>はじょじょに二人のコントロールから外れていくことになり……。




本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT『スプライス/SPLICE』

会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。

配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。

本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。




Amazonプライムビデオ『スプライス/SPLICE』(字幕版)

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2023年7月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。




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スタッフ

監督・脚本・原案:ヴィンチェンゾ・ナタリ

脚本・原案:アントワネット・テリー・ブライアント

脚本:ダグ・テイラー

製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ、ジョエル・シルヴァー

撮影監督:永田鉄男




キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)

クライヴ・ニコリ:エイドリアン・ブロディ(檀臣幸)

エルサ・カスト:サラ・ポーリー(魏涼子)

ドレン:デルフィーヌ・シャネアック

幼いドレン:アビゲイル・チュ

性別転換後のドレン:デルフィーヌ・シャネアック(名村幸太朗)

ギャビン・ニコリ:ブランドン・マクギボン(樋口智透)

ジョアン・ショロ:シモーナ・メカネスキュ(安永亜季)

ウィリアム・バーロー:デヴィッド・ヒューレット(魚建)







おっさんのネタバレなし感想

好き嫌いの出る映画

いやぁ、さすがヴィンチェンゾ・ナタリ監督。

とんでもない映画でした。

私は大好き……というよりも、大好物な作品でした。




しかし、やっぱりクセが強すぎて、大きな声でオススメできるような作品ではなかったですね。

新しい生命体誕生を題材にしているものの、映画そのものは、意外とこじんまりとしており、最初から最後まで、割りと地味めなストーリー展開です。

世界を震撼させる……ような展開ではないので、そういうのを期待してしまうと、NGですね。

SFスリラーとも、人間ドラマとも取れる内容になっており、非常に味わい深い作品に仕上がっています。




『スプライス/SPLICE』の良いところ

地味ながらも、テンポの早いストーリー展開は良いですね。

飽きることなく、また映画の着地点をどこに置くのか、先の読めない展開に、ハラハラドキドキさせられます。

ラストまで中だるみなく、鑑賞することができる映画でした。




最初から登場する生命体たちは、グロテスクで卑猥で、不気味だし、なんか怖いけど、なんとも可愛らしい感じで描写されています。

卑猥というのはデザインのことで、これは『エイリアン』のクリーチャーと通じるところがあるのかもしれません。




また、終盤では、映画の本当のテーマが浮き彫りになり、それに従い、主人公ふたりの立ち位置が変化するという内容も、素晴らしかった。

観る人により、映画のジャンルが変化する、奇妙な映画です。

さすがは、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督!!




『スプライス/SPLICE』の悪いところ

世界観そのものが、かなり変わっているので、まず受け入れることができるのか、否か。

ここで映画の評価が完全に変わってきます。

わたしが最近鑑賞した『アンチヴァイラル』に似たものがあり、真のクリエイターというものは、あまり世界観を説明せずに物語を構築する者なのかもしれません。




さて、映画の内容そのものには、私、何も言うことがないのですが、それでも、実はイライラしたところがありまして。

それがヒロインのエルサ。

彼女のわがままは、突き抜けすぎていて、どうも尻に敷かれている状態の主人公・クライヴ。

新生命体に対する接し方に、すごくイライラします。完全に毒親じゃあないか。

まぁ、仕方がないといえば仕方がないのですが。

奥さんに何も言えない主人公とヒロインのわがままぶりに、なんとも疲れてしまいますな。




口コミレビューや評価

下記サイトで『スプライス/SPLICE』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com



今回のネタバレなし感想のまとめ

SFスリラーとも、ホラー映画とも、人間ドラマとも取ることができる不思議な作品。

観終わった後も、なにか、独特の余韻が残る映画になっています。

万人受けするような映画ではけっしてありませんが、少し変わった映画がお好きであれば、オススメいたします。




ちなみに、SPLICEとは、つなぎ合わせる的な意味のようです。

なるほど、DNAを解いて、つなぎ合わせる……いや、斬新すぎるだろ、それ。

科学者って怖い!




という事で、今回は『スプライス/SPLICE』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想





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