<ハイブ>の事件から36時間。
街はすでに感染していた。
街はすでに感染していた。
今回ご紹介する映画:『バイオハザードII アポカリプス』(RESIDENT EVIL II:APOCALYPSE)
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
『バイオハザードII アポカリプス』のあらすじ
<ハイブ>事件から2日後。アンブレラは密かにハイブへの侵入を試みようとしていた。しかし、アンブレラすら予想できないアンデッドの群れにより、先発チームは全滅。ウィルスがついに外部へと漏れてしまった。ラクーンシティでは死者が歩き、人々に襲いかかる事件が続発。感染者も相次ぎ、パニック状態に陥る。そこにラクーン市警のエースで謹慎処分となっていたはずのジル・バレンタインが現れる。ジルはすでに事態を把握しており、アンデッドも的確に仕留めていく。ペイトンの元へ行き、さらなる状況を探る。
一方、見知らぬ病院で目覚めたのは、<ハイブ>の生き残りであるアリスだった。ウィルスを注入され、じょじょに変異の兆候がでるも発症までに至らない上に、不可思議な現象に見舞われる彼女。装備を整え、彼女はラクーンシティを彷徨う。
ジルたちは、街の中にある教会へたどりつく。しかし、そこはリッカーの巣窟になっていた。果敢に立ち向かうジルとペイトンだったが、装備があまりにも貧弱であったため、窮地に陥る。そこにバイクが教会に突撃。そのまま3体のリッカーを倒してしまったのはアリス。
アリスとジルは、街から脱出するため、行動を共にするのだった。
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美しいミラ・ジョヴォヴィッチを堪能する事ができる人気のシリーズ第二弾『バイオハザードII』。
今回の舞台はラクーンシティ。ということで、満を持して、原作ゲームのキャラクターであるジル・バレンタインが登場。噂では、ミラ演じるアリスよりも人気が出てしまい、『バイオハザードIII』では出番がなくなったとかなんとか。それぐらいジルの再現性が半端ありません。しかも、『バイオハザードIV アフターライフ』『バイオハザードV リトリビューション』登場時も、ゲームから出てきたのではないかというくらいの再現率。動き方歩き方もゲームキャラクターそのもので、それもそのはず、女優さんはゲームのジル・バレンタインの動き方を徹底的に分析して撮影に臨んだようです。
ということで、シリーズで唯一、アリスよりも目を惹くキャラクター・ジルを愛でる映画となっている『バイオハザードII アポカリプス』の感想を今日は書いていくんだぜ?
今回利用した動画サイト
『バイオハザードII アポカリプス』のスタッフとキャスト
スタッフ監督:アレクサンダー・ウィット
脚本・製作:ポール・W・S・アンダーソン
製作:ジェレミー・ボルト、ドン・カーモディ
撮影:エディ・ハミルトン
音楽:ジェフ・ダナ
編集:エディ・ハミルトン
製作総指揮:ベルント・アインヒガー、サミュエル・ハディダ、ロバート・クルツァー
キャスト
ミラ・ジョヴォヴィッチ
シエンナ・ギロリー
オデッド・フェール
トーマス・クレッチマン
ジャレッド・ハリス
サンドリーヌ・ホルト
ソフィー・ヴァヴァサー
他
『バイオハザードII アポカリプス』の感想
上映当時、映画館で鑑賞してビックリしました。というのも、1作目を手がけたポール・W・S・アンダーソン監督は、同じ時期に『エイリアンVSプレデター』をどうしても監督したくて、新人だった監督に本作を一任したんですよね。がっつりゾンビ映画でクオリティーの高かった前作だけに、ポールが脚本を手がけていても不安でした。けど、映画館で観て、拍手を送りたかった。非常に素晴らしい映画になっていました。ゲームは1作目はソリッドシチュエーション的なホラーで、2作目は複数のゾンビに襲われるアクション性が増した作りになっていました。映画もそういう部分があって、ホラーだった前作に比べると、ホラー要素はあるんですが、それよりもアクション性がすごく増したんですよ。ですので、前作とは全く異なる印象の映画になっています。監督が変わった事が、すごく良い化学反応を引き起こしたんですよ。
1作目はゾンビ映画が苦手な人にはオススメできない反面、本作はアリスとジル、ふたりの女性が大活躍する作品になっているので、女性にオススメしたい、アクション映画となっています。
1作目と2作目、甲乙つけがたい、素晴らしい映画です。
『バイオハザードII アポカリプス』の良いところ
アリスも格好良いですが、それより何より、ジルですよ。映画館で観た時は、本当に鳥肌が立ちました。「ジルがいるっ!!」海外でも、これほどのクオリティーはなかなかないです。芯の強いヒロインを演じていて、アリスとは異なる魅力を放っています。映画シリーズは、間違いなくアリスとは彼女のおかげで成功したといっても過言ではありません。もちろん、クリーチャーも出てきますが、前作同様、ちゃんとポリシーがあって、基本はアンデッドで、要所要所にケルベロスやリッカーが登場し、ストーリーを盛り上げます。そして、今回はゲームの3作目に登場した、追跡者のような風貌のクリーチャー、ネメシスが登場。街が吹き飛ばされるという時間制限と、さらにネメシスに追いつかれないようにするという二重の制限のもと、物語が進行するため、前作以上のハラハラ感を楽しめます。
展開も早くて、本当にあっという間に終わっちゃいます。もっと映画の世界に浸っていたいと思ってしまうほど、面白い映画です。
『バイオハザードII アポカリプス』の悪いところ
残念なところがあって、ジルの見せ場が少ない、というか、ないんですよね。アリスが主人公なので仕方がないのはわかるんですが、ジルをもう少し活躍させて欲しかった。あと、STARSとネメシスの戦闘は、もう少し展開しても良かったはず。非常に優秀なラクーン市警とネメシスの戦いは、前半の目玉になったはずなので、もうちょっと力を入れて欲しかったかな。
『バイオハザードII アポカリプス』のまとめ
原作のゲームファンやホラー映画ファンには不評かもしれないですが、原作も好きでホラー映画も好きな私としては、大満足の映画でした。1作目の完成度が高かっただけに、2作目は確実に面白さが落ちるだろうと油断してましたね。1作目を凌ぐ面白さ。観ていない人、今年の12月に完結編が公開されますから、ぜひ、今のうちに鑑賞してみてくだせぇ!
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『バイオハザードII アポカリプス』ネタバレあり感想
ネメシスの正体が前作の生き残りであったマットという悲劇的な展開は、原作ゲームでも描かれているテーマですね。親しい人がゾンビになって襲ってくる事も辛いですが、本作では生物兵器として扱われていて、そんな彼と殺し合いをしなくてはならない。助け合ったはずの二人が本作では命を奪い合うという展開に、胸が熱くなりました。そして、ラストに人間的な部分を取り戻し、アリスたちを救う。とても良いシーンです。最後にはアリス計画が始動し、続編を匂わせて映画は終わります。そして、3作目に引き継がれるのですが、3作目も驚きの展開を見せてくれます。ふふ。
それにしても、完結まで、実に12年。このままずっと続くって思っていたけれど、終わっちゃうんですねぇ。すごく寂しいですが、最後に世界最速公開(日本以外は2017年公開)というサプライズを届けてくれたので、楽しみにしたいと思います。
『バイオハザードII アポカリプス』のレビューや評価
シリーズの中で一番面白い。
とにかく観ていて爽快。
もともとゲームのファンでしたがすごくいい!
これは実写映画化の成功例だと思う!
映画自体の評価は星3つぐらいだが、ジルバレンタインが魅力的すぎる。
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