ブログネタ
映画鑑賞日記4 に参加中!
あなたの嫌いなものはなんですか?


今回ご紹介する映画:『ラプチャー 破裂』
原題:『RUPTURE』
製作:2016年アメリカ
日本公開日:2017年6月3日
上映時間:1時間42分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)



予告編動画




『ラプチャー 破裂』のあらすじ

蜘蛛が大嫌いなシングルマザーのレネー。友人と週末を過ごすため、別れた夫に子どもを預けて出かけるのだった。ところが、途中で、車にトラブルが発生。修理して出発しようとした時、レネーは知らない男たちに拉致されてしまう。目覚めると、得体の知れない隔離施設にいるレネー。どうやら連れ去られたのは、自分だけではないらしい。やがて、見知らぬ人々から被験者がこの世界で最も忌み嫌うものを与え続けるという実験に付き合わされる事になるレネー。レネーは、どうにかして、施設からの脱出を図ろうとするが……。



スポンサーリンク




『ミレニアム』シリーズのノオミ・ラパス主演の異色映画『ラプチャー 破裂』。ついに観に行ってきましたよ。タイトルや予告編を見る限り、とんでもないZ級映画であろうと思って鑑賞しに行きました。

わたしが観に行った回では、映画好きの人たちだけが映画館に足を運んでいるような感じがしました。

という事で、今回は『ラプチャー 破裂』の感想を書いていくんだぜ?

ちなみに、シネ・リーブル梅田の会員になりました!




今回利用した映画館

シネ・リーブル梅田



『ラプチャー 破裂』のスタッフとキャスト

監督・原案・製作:スティーヴン・シャインバーグ
脚本・原案:ブライアン・ネルソン
製作:アンドリュー・ラザー
音楽:ネイサン・ラーソン
編集:ミシェル・コンロイ
撮影監督:カリム・ハッセン
プロダクションデザイン:ジェレミー・リード
衣装デザイン:リンダ・ミュアー
製作:アンドリュー・ラザー、スティーヴン・シャインバーグ、クリスティーナ・ヴァイス・ルーリー、アンドレア・レルヴォリーノ、モニカ・バガルディ
製作総指揮:ホイットニー・K・ブラウン
共同プロデューサー:ブルーノ・ロサト

出演者
レネー:ノオミ・ラパス
スキンヘッドの男:マイケル・チクリス
テレンス:ピーター・ストーメア
ダイアン:ケリー・ビシェ
ドクター・ナイマン:レスリー・マンヴィル




rapture


ラプチャーの意味

「ラプチャー」とは、医療用語で「破裂」という意味だそうです。また聖書に登場する「携挙」を意味する言葉でもありますね。一般的な意味としては「有頂天、狂喜、歓喜」みたいで、言い表せないほどの喜びって感じの意味になるんでしょうかね。この映画では、もちろん「破裂」という意味で用いられております。



『ラプチャー 破裂』の感想

こ、これは面白い!面白いぞぉー!!まさか、これほどの作品とは思いもしませんでした。

しかしながら、かなりの変化球系映画なので、オススメできますか?と聞かれると、はっきり言って、オススメはできませぬ。

妙ちくりんな映画が好みです!っていう人は、試してみてもいいのではないでしょうか。少なくとも、普通の映画好きな人はチャレンジしないように。「時間を無駄にした」という感想を抱くこと、間違いありません。




『ラプチャー 破裂』の良いところ

ちゃんと映画してた

ポスターや予告編を観ていると、ひたすら、クモに攻められていく作品なのかと思ったのですが、ちゃんとしたストーリーがあって、きちんと映画として製作されておりました。半分ソリッド・シチュエーション・スリラーのような感じで、とてもクオリティーの高い映画でございましたよ。ちゃんとハラハラドキドキできるように作られていて、ホラー映画好きであれば、楽しめる作品に仕上がっております。


途中からの展開がすごい

中盤から、いきなり映画のジャンルが変貌するほどの、とんでもない展開に発展します。その振れ幅はすごい。まさか、そうくるとは思いもしませんでした。もうね、ひっくり返ったね。


ノオミ・ラパスの演技が素晴らしい

主演女優のノオミ・ラパスの演技がとにかく凄いですね。彼女を器用した事により、本作の成功は約束されたようなもの。演技派のノオミ・ラパスの苦しむ演技をはじめ、生存をかけた必死の脱出劇は、観ているこちらにまで、緊張感や恐怖が伝わってきて、とてもグッドでございました。



『ラプチャー 破裂』の悪いところ

方向転換についていけるか

本作最大の特徴は、作品の方向転換です。あまりにも大きな方向転換のため、これについてこれないと、はっきり言って、本作は楽しめません。ただ、この部分、半端ない転換具合なんで、許容できる人は少ないでしょうねぇ。わたしは、おそらく、珍しいタイプなんだと思います。ヤフー映画でも、かなりの低評価ですし。


いうほどサディスティックではない

予告編とポスターから連想するのはサディスティック。むちゃくちゃ、サディスティック的な映画なのかと思ったのですが、意外とちゃんとしたホラー映画になっているため、さほどサディスティックな印象はありませんでした。90分、ひたすら色んな蜘蛛に襲われるのかと思ったんですが、そうではありませんでした。ですので、「ひゃっはー!ひたすらせめてやるぜぇ!」的な映画を期待している人には、「そんな期待すんなよ」って言いたいです。



『ラプチャー 破裂』のまとめ

個人的には、いい意味で、予想外の面白い作品でございました。ただ、内容がかなり変わっているので、ホラー映画好きでも、賛否わかれる作品である事は確かです。

わたしのように、風変わりな映画が好きな人には、オススメの作品でございます。そういう系統の方、ぜひともチャレンジしてみてください。




この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキングへ






【関連記事】

『ジェーン・ドゥの解剖』の感想/怖いグロい気持ち悪いの三拍子そろいました






↓ここからネタバレあり。注意!↓





『ラプチャー 破裂』ネタバレあり感想

予想外の展開に驚愕

割りと早い段階で「破裂」というキーワードが出てきます。てっきり、内面的な変化があるのかと思いきや、まさかDNAの一部分が破裂して、ミューテーションするとは、思いもしませんでしたよ、えぇ。しかも、ラストにどんでん返しがあるのかと思いきや、そこは素直にエンディングを迎えるというトンデモ的展開。もうね、笑いそうになりましたよ。なんですか、この映画!凄い!素晴らしい!!

ラストは不安の残る良いテイストのエンディングでございましたな。この映画に相応しい結末。この結末を見ると、タイトルにもうひとつの意味が込められているという事がわかります。新人類にとっては、子どもを産む事ができる新たな母であるレネーの誕生は、まさしく「歓喜」でしょうな。そして新しい肉体を手に入れるという現象。このタイトル、非常に素晴らしい。

とにかくクオリティーの高い、高すぎる映画でした。映画館で観て良かった!!




『ラプチャー 破裂』のレビューや評価

ストーリーというか内容そのものは魅力的で、これでもっとスリリングでおぞましく作り上げていたら、ラストも含めそれなりの作品になったように感じる。

痛い描写もなく、キモい描写もなく割と万人観てもOKでないでしょうか。
蜘蛛もね。最初の蜘蛛全然怖くない。
2度目の蜘蛛はね。あれはゾッとするけど、ああゆうときは口を開けずに脂汗なんじゃ。
口に入っちゃうじゃない。

B級好きな方には、別に面白いと思いますよ。


YAHOO!JAPAN映画『ラプチャー 破裂』