その土地は腐っている。
今回ご紹介する映画:『ペット・セメタリー』
原題:『PET SEMATARY』
製作:1989年アメリカ
上映時間:1時間43分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
その夜、ルイスは奇妙な夢を見る。パスコーが自分に警告を発しているのだ。パスコーが自分を恨んでいると怯えるルイスであったが、そんなルイスにパスコーは、助けようとしてくれたルイスの力になりたいと告げる。
数日後、飼っていた猫が車に轢かれて絶命してしまう。近所に住んでいたジャドがルイスの娘であるエリーを気の毒に思い、ルイスをある場所に案内する。そこは先住民たちが作った<禁断の場所>であった。そこに猫を埋めると、翌日、死んだはずの猫がルイスの元に帰ってきた!信じられないルイスは、しかし、ある考えを抱く。
もし、あの場所に人を埋めたら、どうなる??
そして、ある時、ルイスの息子であるゲイジが不注意で轢死してしまう。ジャドやパスコーの霊から警告を受けるルイスのくだす決断とは……?
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以前、Amazonプライムビデオで鑑賞しようとしたところ、なぜか字幕が出てこなくて、一旦、鑑賞を中止した映画がありました。それが『ペット・セメタリー』です。
映画好きであれば、タイトルくらいはご存知の作品。内容が可哀想で、今までスルーしてきたのですが、やっぱり一回くらいは見ておかないといけないような気がして、今回、再チャレンジ。字幕が普通に出たので、そのままラストまで視聴しました。
という事で、今回は『ペット・セメタリー』の感想を書いていくんだぜ?
ちなみに「セメタリー」は、墓地という意味。死者を埋葬する場所といったところでしょうか。
原作・脚本:スティーヴン・キング
製作:リチャード・P・ルビンスタイン
出演者
ルイス:デイル・ミッドキフ
ジャド:フレッド・グウィン
レイチェル:デニーズ・クロスビー
エリー:ブレーズ・バーダール
ゲイジ:ミコ・ヒューズ
パスコー:ブラッド・グリーンクィスト
他
内容が、あまりにもアレなんで、一回見ると十分な作品ではありますが、不思議な力を持つ作品です。映画を通して「死」とは何かを投げかけているような気がします。
未鑑賞で、本作に興味があれば、オススメしますが、興味がなければ、スルーしてもいいかなという映画です。
物語そのものは、ほとんど動かないのだけど、要所要所で、パスコーの幽霊が登場し、主人公に警告します。また近所にする老人も主人公に注意を発しているため、観ているこちらは、どのような決断を下すのか、その興味一点でラストまでグイグイ引っ張っていきます。普通なら、途中で飽きてしまうのですが、脚本が良いからなのか、不思議なことに退屈することなく、最後まで観ることができてしまうんですね。本作はそういった意味では、非常に完成度の高い作品でございます。
ホラー映画としての完成度は高い一方で、観客に対して、哲学的思考を要求する優れた作品でもあります。後味のいい映画ではないのに、鑑賞後に感想を言い合える不思議な作品となっております。
DVDの購入は考えないけど、一回観ておいて良かったとは思える作品でした。
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YAHOO!JAPAN映画『ペット・セメタリー』
今回ご紹介する映画:『ペット・セメタリー』
原題:『PET SEMATARY』
製作:1989年アメリカ
上映時間:1時間43分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
『ペット・セメタリー』のあらすじ
アメリカのメイン州にある小さな街ルドロー。トラックがひっきりなしに行き交う道路沿いに引っ越してきたのは、ルイス一家。新しい環境に喜びながらも不安に思う子どもたちとともに楽しいひと時を過ごす。そして、ルイスは新しい赴任先である学校へ赴く。そこで早速、車に轢かれたパスコーという青年を看取る事に。一見して助からないと感じたルイスは、しかし、パスコーを助けようと、一通りの事をする。が、結局、パスコーは息を引き取るのだった。その夜、ルイスは奇妙な夢を見る。パスコーが自分に警告を発しているのだ。パスコーが自分を恨んでいると怯えるルイスであったが、そんなルイスにパスコーは、助けようとしてくれたルイスの力になりたいと告げる。
数日後、飼っていた猫が車に轢かれて絶命してしまう。近所に住んでいたジャドがルイスの娘であるエリーを気の毒に思い、ルイスをある場所に案内する。そこは先住民たちが作った<禁断の場所>であった。そこに猫を埋めると、翌日、死んだはずの猫がルイスの元に帰ってきた!信じられないルイスは、しかし、ある考えを抱く。
もし、あの場所に人を埋めたら、どうなる??
そして、ある時、ルイスの息子であるゲイジが不注意で轢死してしまう。ジャドやパスコーの霊から警告を受けるルイスのくだす決断とは……?
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以前、Amazonプライムビデオで鑑賞しようとしたところ、なぜか字幕が出てこなくて、一旦、鑑賞を中止した映画がありました。それが『ペット・セメタリー』です。
映画好きであれば、タイトルくらいはご存知の作品。内容が可哀想で、今までスルーしてきたのですが、やっぱり一回くらいは見ておかないといけないような気がして、今回、再チャレンジ。字幕が普通に出たので、そのままラストまで視聴しました。
という事で、今回は『ペット・セメタリー』の感想を書いていくんだぜ?
ちなみに「セメタリー」は、墓地という意味。死者を埋葬する場所といったところでしょうか。
今回利用した動画配信サービス
『ペット・セメタリー』のスタッフとキャスト
監督:メアリー・ランバート原作・脚本:スティーヴン・キング
製作:リチャード・P・ルビンスタイン
出演者
ルイス:デイル・ミッドキフ
ジャド:フレッド・グウィン
レイチェル:デニーズ・クロスビー
エリー:ブレーズ・バーダール
ゲイジ:ミコ・ヒューズ
パスコー:ブラッド・グリーンクィスト
他
『ペット・セメタリー』の感想
この作品、原作はホラーの帝王こと、スティーブン・キングです。本作ではシナリオも手がけており、エンタメでありながら、不気味さと怖さ、人の残酷な部分など、様々な要素を多く取り入れた、最近の作品では、あまりみないタイプの映画でしたね。内容が、あまりにもアレなんで、一回見ると十分な作品ではありますが、不思議な力を持つ作品です。映画を通して「死」とは何かを投げかけているような気がします。
未鑑賞で、本作に興味があれば、オススメしますが、興味がなければ、スルーしてもいいかなという映画です。
『ペット・セメタリー』の良いところ
スティーブン・キングの作品は、東洋ホラーのような趣があります。というのも、視覚的ホラーではなく、心理的ホラーなんですよね。不気味さをメインに据えており、この作品も、実は終盤までは、不気味さを重要視しています。本作における不気味さというのは正体不明の何かが存在するというものではなく、一線を越えそうな人の危うさで表現しております。もし、目の前に、この選択肢があったなら、自分はどうするだろうという怖さもあり、非常に秀逸です。他の作品では見ることがない独特の手法。さすがです物語そのものは、ほとんど動かないのだけど、要所要所で、パスコーの幽霊が登場し、主人公に警告します。また近所にする老人も主人公に注意を発しているため、観ているこちらは、どのような決断を下すのか、その興味一点でラストまでグイグイ引っ張っていきます。普通なら、途中で飽きてしまうのですが、脚本が良いからなのか、不思議なことに退屈することなく、最後まで観ることができてしまうんですね。本作はそういった意味では、非常に完成度の高い作品でございます。
ホラー映画としての完成度は高い一方で、観客に対して、哲学的思考を要求する優れた作品でもあります。後味のいい映画ではないのに、鑑賞後に感想を言い合える不思議な作品となっております。
『ペット・セメタリー』の悪いところ
とにかく可哀想。ただ、その一点です。最初に復活させる猫もそうだし、終盤におけるレザレクションも、すごく切ない。禁忌である事がわかっていながらも、その一線を越える人のもろさと愚かさに、いろんな感情が芽生えます。後味の悪い映画は嫌いな人は観ない方がいいですね。『ペット・セメタリー』のまとめ
後に、続編である『ペット・セメタリー2』が製作されました。そちらには、『ターミネーター2』でおなじみのエドワード・ファーロングが出演しています。残念ながら、わたしは、その続編も未見なのですが、Amazonプライムビデオで配信中なので、鑑賞してみようと考えております。DVDの購入は考えないけど、一回観ておいて良かったとは思える作品でした。
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『ペット・セメタリー』ネタバレあり感想
蘇るとはいっても、その当人が復活するのではなく、悪霊が人の肉体を乗っ取っるみたいですね。ラストで復活したゲイジの肉体に入っていたのは、ゲイジ本人ではなく、奥さんであるレイチェルのお姉さんだったようで、なんとも言えない、切ない作品でした。色々と考えさせられる映画ですね。『ペット・セメタリー』のレビューや評価
演技や演出がとにかく凄かったです。
人間愛・家族愛の哀しさがもし大切なものを取り返せるならという
時には死のほうがいいこともある娘一人残され・・人間の愚かさというものをみせられ登場人物たちが思ってるほど都合よくない「命」地続きでよかった作品だと思う
作品自体が恐ろしく悲しい話なんだが、作品全体の雰囲気と演出と演技が映画として完璧に思えた。
終わり方もいい。すごくいい。
ザ・ホラー!!っ感じの何ともジメ〜っした後味悪いラスト。
YAHOO!JAPAN映画『ペット・セメタリー』