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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。





タイトルを見て、「久しぶりにZ級ゾンビ映画でもみるかぁ」ってな感じでチョイスした本作。

「ゾンビ戦士がバッタバッタと敵をなぎ倒していくのかしらん??」って期待していたら……。




という事で、今回は『ゾンビ・ソルジャー』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。



ちなみに、本作はシリーズになっているらしく、2作目『アウトポスト BLACK SUN』、3作目『ヒトラー最終兵器』という作品があるみたいです。



『ゾンビ・ソルジャー』について

原題:『OUTPOST』

製作:2007年アメリカ

日本公開日:劇場未公開

上映時間:1時間30分(90分)

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)




予告編動画





簡単なあらすじ

そこは、決して足を踏み入れてはいけない、禁断の場所。



東欧の小さな村に召集された傭兵部隊。

彼らの任務は、とある男性を、指定された場所まで護衛する事。

48時間で終了する、簡単なミッションのはずだった。




部隊がたどり着いた場所は、第二次世界大戦の遺物である古い塹壕だった。

嫌な予感がよぎる隊員たち。

彼らは、そこで、何者かの襲撃を受ける。

一体、敵は何者なのか。

そして、自分たちが護衛した男は、何の目的があって、ここへやってきたのだろうか。




本作を視聴できる動画配信サービス

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スタッフ・キャスト

監督:スティーヴ・バーカー

製作総指揮:ナイジェル・トーマス、ジェイミー・カーマイケル、グレアム・ベッグ

脚本:レイ・ブラントン

出演者:レイ・スティーヴンソン、リチャード・ブレイク、ジュリアン・ワダム、イーノック・フロスト、ジョニー・メアズ、マイケル・スマイリー







おっさんのネタバレなし感想

全体的な感想

う、ううん?!

邦題と離れすぎていて、ちょっとビックリしました。

またやらかしたな、コンチクショー!




という事で、ゾンビでなくゴースト的なものでしたが、なかなかユニークなB級アクション映画でございました。

ホラーではなく、アクションメインの作品でしたけど、すごく派手という訳ではなく、静かなアクションがメイン。

ストーリーも意外としっかりしてまして、映画好きであれば、それなりに楽しめる作品でございましたな。




ホラー部分とアクションシーンのメリハリあり

前半は、何かが出てきそうな不気味な空間での物語展開。

なかなか良かったです。

ただならぬ雰囲気がちゃんと醸し出されていて、緊張感のある展開でございました。




後半のアクションシーンでは静の描写でありながらも、ちゃんとした戦闘演出で、見えない敵との戦いという事もあり、なかなかに、ハラハラドキドキしました。



前半と後半で、ちゃんと何を見せたいのかをわかった上で、ストーリー展開があり、演出が施されているため、映画好きであれば、飽きる事なく、ラストまで観る事ができる作品に仕上がっています。



大人な演出と渋い役者で魅せる

物語や設定そのものが荒唐無稽なものなのですが、それを浮かせないように、演出が静かなでズシリとする重厚なものでございました。

俳優さんたちの演技も良かった。

傭兵という感じがちゃんとしていて、見えない敵に対し、戦術をもって対抗しようとする姿勢は良かったですね。




一方で、突然の敵襲にパニクり、銃を乱射してしまうなど、「本当に金で雇われた傭兵か??」と訝しんでしまう点は残念でした。



ナチス兵士にもっと魅力を!

アイデアは良かったし、姿を確認できないナチス兵士は不気味で、対処ができず、さらに狡猾と、非常に怖い存在でございました。

しかし、知能はあるし、思考ができるはずなのに、なぜか歩くだけだったり、撃たれてもそのまま前進するなど、あまり良い魅せ方ができていないのが残念。

ニヤリと笑ったり、走ったり、ビビらせたりなど、ゾンビではないので、もっと遊ばせても良かった。

吸血鬼でもない、ゾンビでもない、恐ろしい怪物として描いた方が、もっと面白かっただろうに、この部分は残念でしたね。




グロ描写あり

本作は、意外とグロい描写が多いです。

そこまで演出する必要があるのか?ってくらい、多いんですよね。

がっちり戦争映画ではないので、そこには力を入れずに、もう少しナチス兵士の描写に神経を注いで欲しかったというのは、ワガママなのでしょうかね?




なぜ、こんな邦題にした?

本作で一番ダメだったのは、何と言っても邦題です。

誰だ、こんな日本語タイトル考えた奴は!前にでろ!って感じですね。




そもそも、ゾンビじゃない……ソルジャー部分はあってるけど、せめて「ナチス兵士VSソルジャー」くらいにしてください。

これじゃ、立派なタイトル詐欺ですよ……。




私のようにゾンビを楽しみにしていたら、ゾンビじゃなかったって事で、そりゃ低い評価になります。



邦題を考える時は、ほんと、映画の内容を観てからにして欲しいですね。

映画をバカにしているとしか思えないね、本当に。




口コミレビューや評価

下記サイトで『ゾンビ・ソルジャー』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com



今回のネタバレなし感想のまとめ

邦題でかなり損しておりますが、なかなかに良い掘り出し物でございました。

すごく面白いという訳でも、とても残念という訳でもない、けれど、ちゃんと及第点に達しているB級映画です。




という事で、ここまでは『ゾンビ・ソルジャー』のネタバレなし感想でした。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!




この下にネタバレあり感想を書いております。

本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。

まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。




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ネタバレあり感想

バッドエンドだけど、それがいい

本作は珍しく、バッドなエンディングで幕がおります。

『スペクトル』という作品では、グッドエンドでしたので、対照的でしたね。




最後に透明人間を生み出した機械を稼働させて、透明ナチス兵士軍団の動きを封じようとしましたが、残念ながら、機械が古く、作戦は失敗。

さらに、脱出を試みた科学者も、最後にたどり着いた部屋でナチス兵士たちに待ち伏せされていて、亡き者になりました。




本作のラストとしては、グッドエンドよりも良かったかもしれません。

その後に救援部隊も到着しますが、彼らも結局、先の隊の二の舞になっちゃうという事で、余韻もあって、満足感のあるラストでした。




消失したり、姿が出てきたりするなど、セオリーがなくて、ご都合主義に見えるのですが、そこに設定を置いてしまうと、『スペクトル』のように、仮説が生まれ、それを基に対応を講じる事ができてしまい、グッドエンドにしかたどり着かないようになってしまう可能性があります。

その点、本作はおそらくラストから物語や設定を組み立てたのではないでしょうか。

だからこそ、設定については、比較的フレキシブルだったのかもしれません。




という事で、『ゾンビ・ソルジャー』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




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