今回ご紹介する映画:のぞきめ
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)


予告編動画



『のぞきめ』のあらすじ

テレビ局でアシスタントディレクターをしている三嶋彩乃(板野友美)は、ある青年の怪死事件を取材することに。異様な死に方をした青年の死を、彼の恋人は「“のぞきめ”の仕業だ」と発言。青年の大学のサークル仲間も山奥の合宿に行って以来、何者かにのぞかれているように感じており、のぞきめの悲劇が続いていた。そして、彩乃の身にものぞきめの恐怖が迫りくる。by シネマトゥデイ


公式ホームページ:http://nozokime.jp/


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体調不良で、こんな時間の更新になってしまいました。ごめんなさい。

主演女優が元AKB48の板野友美さんということで、期待していなかったホラー映画『のぞきめ』。ホラー作品なので、とりあえず観ておこうということで、鑑賞しました。今回は、『のぞきめ』の感想を<ネタバレなし>で書いていきます。


『のぞきめ』の概要

「刀城言耶」シリーズなどの推理小説家・三津田信三の著書を基に、元AKB48の板野友美が怪死事件を取材する役で初主演を果たしたホラー。過去と現在の二つの時代を背景に、窓やカーテンの隙間などから視線を投げる“のぞきめ”の事件の真相を主人公が追う姿を描く。メガホンを取るのは、『トリハダ −劇場版−』シリーズなどの三木康一郎。のぞかれるという普遍的な恐怖を表現したビジュアルと、女優としての板野の演技に注目。by シネマトゥデイ


『のぞきめ』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:三木康一郎
原作:三津田信三
脚本:鈴木謙一
音楽:小山絵里奈
主題歌:板野友美
製作総指揮:堀内大示、堀義貴
企画:菊地剛、津嶋敬介、西尾聖
プロデュース:片山宣、井上竜太
プロデューサー:岡田和則、梶野祐司
撮影:榎本正使
照明:尾畑弘昌
録音:鶴巻仁
音響効果:柴崎憲治
美術:山下修侍
装飾:篠田公史
特殊メイク:梅沢壮一
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:根本佳枝
編集:加藤ひとみ
VFXスーパーバイザー:西尾和弘
スクリプター:浦川友紀
助監督:中村大輔
制作担当:濱崎林太郎

キャスト
三嶋彩乃:板野友美
津田信二:白石隼也
岩登和世:入来茉里
岩登佳世子:東ちづる
四十澤想一(過去の想一):玉城裕規
城戸勇太郎:小澤亮太
スズ:石井心愛
中岡仁:池田鉄洋
高田恵一:つぶやきシロー
竹村篤史:石井正則
四十澤想一:吉田鋼太郎


『のぞきめ』の感想

面白さでいうと、まあまあというところ。演出は良いのだけれど、脚本がイマイチなのと、主演の板野さんの演技が酷いので、トータルで普通といったところですね。可もなく不可もなく、という感じですかね。


『のぞきめ』の良いところ

演出は、なかなか良い感じ。ドーンと現れて、ジャーンと音が鳴って、ギャーという定番の演出です。いろんなところで、びっくりする演出が施されているので、ホラー映画としては楽しめます。

また「のぞきめ」という怪異は、貞子や伽椰子とは一線を画す、特異な怪異です。「のぞきめ」の特徴はユニークなので、この点を上手に脚本に活かせておけば良かったのですけれどね。

キラリと光る部分も多々あっただけに、とても残念でした。ホリプロが製作に絡んでいる事が、本作最大のホラーになっているので、真面目に映画を製作していれば、もっと良くなったのではないかと思います。


『のぞきめ』の悪いところ

まず書かずにはいられないのは、主演の板野友美さんの演技の酷さ。共演の白石隼也さんのおかげで、まだ最後まで鑑賞できる作品になっていますが、板野さんが一番演技が下手なので、ちょっと辛いです。台詞は棒読み、表情もあまり変わらず、とにかく手抜きが酷い。あからさまに適当に演技をしていることが伝わってきて、非常にまずい。観客を小馬鹿にしているかの板野さんの演技は、観ていて、非常に不快になります。「こんなものだろう」って思っていた私でも、こんな印象なので、普通にホラー映画を見に行った人の中には、怒った人もいるんじゃないでしょうか。

もうひとつ、脚本がイマイチだったこと。「のぞきめ」という怪異の特質を、もっと上手くストーリーに活かして欲しかったなぁ。この点を上手に処理していれば、ホラー映画としては、風変わりな作品になっていただけに、とても残念です。ラストをどうして、あんなありきたりなものにしてしまったのかというのも、残念でなりません。


『のぞきめ』のまとめ

脇役に上手な役者を配してしまったため、主演女優の酷さが際立ってしまった『のぞきめ』。これほど大きなプロジェクトで、棒演技を披露できる心臓の持ち主であることをアピール出来た主演女優を垣間見る事ができます。

原作は読んでいないのですが、話がかなり変更になっているようで、原作小説をモチーフにした映画になっています。

邦画では『リング』、洋画では『フッテージ』など、お手本になるような作品があるのに、どうして、こんなへんてこシナリオを未だに書いてしまうのか、とても謎です。面白くなる、伸びしろがあるだけに、とても残念。まぁ、邦画のホラー映画って、こんなものなんですけどね。

原作小説は文庫にもなっているので、ちょっと読んでみようかな。


↓ネタバレあり感想↓

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