その<トリック>に騙されるな。

今回ご紹介する映画:『グランド・イリュージョン』(原題「NOW YOU SEE ME」)
オススメ度:★★★★★(五つ星!)


予告編動画




『グランド・イリュージョン』のあらすじ

路上マジシャンとして日の目を見る事がないアトラス、メリット、ヘンリー、ジャックの4人。彼らは何者かが残していったカードに導かれ、ある部屋で邂逅する。

1年後。

彼らは<フォー・ホースメン>と名乗り、世界的大富豪のアーサー・トレスラーから援助を受け、ラスベガスでマジックショーを開催する。そのショーで、彼らはラスベガスから1歩も動かずにパリにある銀行から、金を奪取する。彼ら一体どのようにしてパリの銀行から金を奪ったのか。

この事件に、FBIが捜査に乗り出す。しかし、これは<フォー・ホースメン>の壮大な計画の幕開けであることを、この時は、まだ誰も知らなかった。




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2013年に公開された映画『グランド・イリュージョン』。2016年から続編である『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』も公開されています。なんで『グランド・イリュージョン2』というタイトルじゃないのか、摩訶不思議な出来の映画でしたけどね、続編は。

本作は、ジェイソン・ステイサムを堪能する映画『トランスポーター』の監督、ルイ・ルテリエが手がける、クライムサスペンス。デヴィッド・カッパーフィールドがアドバイザーに参加していて、テーブルマジックと大掛かりなマジック、いわゆるイリュージョンが楽しめる映画です。

映画館で鑑賞した当時、想像していたストーリーとは違っていてビックリしたんですが、かなりお気に入りの作品で、かなり私好みの映画でした。ちなみに今回も字幕版で鑑賞。吹き替え版は観ておりませぬ。

それでは、今回は『グランド・イリュージョン』の感想を書いていくんだぜ?



今回利用した動画配信サービス





『グランド・イリュージョン』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:ルイ・ルテリエ
脚本・原案・製作総指揮:ボアズ・イェーキン
脚本・原案:エドワード・リコート
脚本:エド・ソロモン
製作:アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ボビー・コーエン
製作総指揮:マイケル・シェイファー、スタン・ヴロドコウスキー
撮影監督:ラリー・フォン、ミッチェル・アムンドセン
美術:ピーター・ウェナム
編集:ロバート・レイトン、ヴァンサン・タベロン、トム・ノーブル
視覚効果スーパーバイザー:ニコラス・ブルックス
衣装:ジェニー・イーガン
キャスティング:カルメン・キューバ
音楽:ブライアン・タイラー
ヘッドマジックコンサルタント:デヴィッド・クウォン
マジックインスパイア:デヴィッド・カッパーフィールド

キャスト
ジェシー・アイゼンバーグ
マーク・ラファロ
ウディ・ハレルソン
メラニー・ロラン
アイラ・フィッシャー
デイヴ・フランコ
コモン
マイケル・ケイン
モーガン・フリーマン



グランド・イリュージョン (字幕版)
using あまらく



『グランド・イリュージョン』の感想

とにかく無茶苦茶面白い!

いやぁ、まさか、こんな展開になるとは、夢にも思いませんでした。個人的には大満足で、大好き!けれど、手放しでオススメできるかというと、そういう訳ではない。この映画の特性上、好きと嫌いが、はっきりわかれてしまうため、なかなかオススメしにくい映画であります。

けれど、テンポも早いし、アクションもありますから、観て損したとはならない作品です。



『グランド・イリュージョン』の良いところ

最初からテンポが早く、ラストまで、ほんと、一気見です。2時間を感じさせないストーリー展開は素晴らしい。

映画なので、マジックよりも見た目が派手なイリュージョンがメインで多く登場するんですが、素直に「ほぇー」となってしまう演出は良いですね。映画だから、どうとでもできるんですが、それを感じさせないような映像構成、演出、俳優さんの演技。全てが上手にハマっていて、観ていて楽しくなりました。

クライムアクションらしい、捜査機関が主人公たちに翻弄される展開は爽快感があります。クライム映画って、なかなかバランスが難しく、面白い映画になかなか巡り会えないので、良い出会いとなりました。

また、アクションはマジックを使ったもので、かなり新鮮でした。



『グランド・イリュージョン』の悪いところ

冷めた感じで映画を観る人には、ほんと、向いていない映画です。「こんなん、無理やん」みたいな感じで鑑賞するんじゃなくて、ショーを楽しむ。会場の雰囲気を楽しむというノリでないと、面白くないでしょう。客観的に映画を楽しむ人には、オススメできない作品です。


『グランド・イリュージョン』のまとめ

スカッとしたい時に鑑賞したい映画で、続編を見てから改めて鑑賞すると、1作目の完成度の高さを、改めて思い知らされました。続編はやっぱり、あれですね。1作目の設定を割と無視してる部分もあります。さすが、M・チュウ監督。呆れちゃいますな。

この映画は、風変わりな映画を好む人にオススメです。映画に入り込んでマジックの世界を楽しんでください。





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『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』の感想






↓ここからネタバレあり。注意!↓





『グランド・イリュージョン』ネタバレあり感想

モーガン・フリーマン演じるサディアスの背後から、FBI捜査官ローズが消えた時には、本当にビックリしました。そうきたかと。そして、解説が展開される。全くもって、パーフェクトな展開ですよ、うん。

個人的には、パリからきたインターポールの刑事が怪しいと思っていたのですが、いやぁ、こういう映画は、このラストの「そういうことか!」っていう快感がたまらないんですよねぇ。だから、この類の映画漁りがやめられない。最近だと『ピエロがお前を嘲笑う』が良かった。

どんでん返しとトリックのあり得なさがあいまって、オススメしにくいクセのある映画なんですが、本音をいうと、声を大きくして、おすすめしたい映画のひとつです。

気になった人は、先入観なしで、一度チャレンジしてみてください。



『グランド・イリュージョン』のレビューや評価

マジックショーを眼の前で見ているような新鮮な驚き!ビクッとしたり、ガクッとしたり、隣の席の方にはご迷惑をおかけしました 笑
とにかく、テンポよく、かっこよく、壮大なマジックを魅せてくれます。このスケールの大きさはさすがエンターテイメント王国。日本人には作れないなあ。

内容的にはイマイチだが展開(テンポ)はかなり良かった。

マジックを題材としたエンターテイメント系の映画として、十分に楽しめます。何が目的なのか考えながら見ていても、それぞれのマジックでの標的がどこか、または誰か、全く読めませんでした。
ただ、物語の根幹、全ての共通点に対する印象の持たせ方が少し弱いと感じました。もう少し掘り下げても良かったのではないかと。
ただこの点に関しては、マジック映画として見破られてはいけないということもあり、配分が難しいことも事実です。


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