腐臭漂う悪魔の森。

今回ご紹介する映画:『デス・マングローヴ ゾンビ沼』(MANGUE NEGRO)
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)


予告編動画




『デス・マングローヴ ゾンビ沼』のあらすじ

マングローブに囲まれた、ブラジルの亜熱帯地域。そこに現代社会とは、まるで切り離されたかのような、貧しい村に住む人々は、泥のような沼から魚介類を捕獲し、なんとか生計を立てている毎日だった。

しかし、数年前からその魚介類も獲れなくなってしまい、漁業が壊滅状態。さらに、水質汚染の影響からか、獲れた貝や魚を食べている村人たちの皮膚がただれ、膨れ上がってしまっているという状態だった。

村で唯一の若い女性ハケルに片思いしているルイスは漁も下手で何もできないと兄に叱られる毎日。ある日、蟹を捕獲していたハケルの兄が、大怪我をして家に転がり込んでくる。

ルイスの兄は蟹を回収しに行き、ルイスは看病することに。しかし、ハケルの兄は看病する甲斐むなしく亡くなってしまうが、少し時間が経過すると、なんと息を吹き返し、ルイスに襲いかかってきた!

その頃、沼から次々と恐ろしい風貌のゾンビたちが蘇り、村人たちに襲いかかる。感染し、ゾンビに変化していく村人たち。ルイスはハケルを守るため、手斧を手に取り、ゾンビたちと対決するのだった。果たして、ルイスたちは生き残ることができるのだろうか。




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「総流血量10トン以上!スプラッターゾンビ映画一挙放送」というニコニコ動画の生放送企画で、クセモノ映画をオンエアしていました。レンタルするには勇気がいる怪作たちばかり。

ということで、今回は『吸血怪獣 チュパカブラ』を彷彿とさせるスプラッターブラジル映画『デス・マングローヴ ゾンビ沼』の感想を書きますぜ。

以前、予告編を観たことはあったのですが、存在をすっかり忘れてましたよ。




『デス・マングローヴ ゾンビ沼』のスタッフとキャスト

監督:ロドリゴ・アラガオ

キャスト:ワルデラマ・ドス・サントス、キカ・オリヴェイラ、リカルド・アラーリョ、他



デス・マングローヴ ゾンビ沼 (字幕版)
using あまらく



『デス・マングローヴ ゾンビ沼』の感想

うーん、これは困った。Z級映画なんですけどね、チュパカブラと同じで、意外と面白かったです。

スプラッターだし、ブラジル映画特有の汚さもあって、なかなか、おすすめしにくい作品なんですが、楽しそうに撮影されている感じが随所から漂ってきて、観ているこちらも、楽しくなってくる映画でした。



『デス・マングローヴ ゾンビ沼』の良いところ

物語はゆっくり進行なのに、なぜか、観てしまう不思議な魅力の作品。映像は粗いし、カメラワークも雑なんですけどね。とにかく、やりたいことをやる!っていう気持ちが強くて、整合性とか後回しの潔さは、アメリカ映画や邦画にはあまりないですね。

ゾンビのビジュアルもグロテスクで、すごく頑張っている! そして、攻撃されてゾンビが痛がるというのも珍しい。

とあるキャラクターが唐突に登場する後半以降、話の流れが変わり、いよいよ、予測不可能な事態に突入していく様子は、清々しいものを感じます。



『デス・マングローヴ ゾンビ沼』の悪いところ

グロ描写はありますが、チュパカブラに比べたら、まだ大人しい方です。けれど、独特の汚さがあり、苦手な人は要注意。SEも気持ち悪いですしね。

ストーリーも、チュパカブラに比べたら、マシなんですが、支離滅裂なので、物語に理由が欲しい人には向いていない作品。



『デス・マングローヴ ゾンビ沼』のまとめ

BGMとSEが面白すぎる映画です。なんとも微妙にずれていて笑ってしまう、そんな映画でした。

チュパカブラそっちのけでファミリー同士の小競り合いを描いた作品に比べると、本作はしっかりゾンビ映画しているので、ゾンビ映画が好きな人は要チェック。。。かなぁ。

グロ描写や汚い描写に耐性があるなら、話のネタにはなりますので、鑑賞してみては、いかがでしょう?




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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『デス・マングローヴ ゾンビ沼』ネタバレあり感想

沼からからやってきた牡蠣的な何かによって、ゾンビ化が進む、とんでもない物語でした。この牡蠣的サムシングが、途中から、ウゴウゴと動き出すのが、妙に気持ち悪い。

ストーリーもあってないようなものなので、頭空っぽで鑑賞できます。それにしても、あの牡蠣のような物体は、一体、なんだったんだろう??



『デス・マングローヴ ゾンビ沼』のレビューや評価

昔みたウルトラマンのような感じ。ゾンビが怪獣。そう思って観れば最初の方は我慢できるがすぐあきた。

初めて早送りをしてしまった作品。なんというか完全に人を選ぶ作品かな…。駄作ともつまらないとも言わないけど、すんごい受けつけない映像であった…。

臭そうな泥の中から次々とゾンビが現れる所は中々不気味です。ゾンビメイクもマカロニゾンビっぽくてグロくて不気味ですね。ほぼ骨だけの様なゾンビは顔だけかもしれませんが力作ですね。腐乱ゾンビが暴れる所でストップモーション・アニメを使用している所は懐かしさを感じました。
ゴア描写も頑張っていて、ゾンビ映画大マガジンで伊東美和さんが絶賛していた頭の上半分を切断されたゾンビが脳漿を撒き散らしながら主人公に襲い掛かるシーンは一見の価値ありですね。最後に登場するカキの化け物(?)によって繋がったゾンビは中々の造形です。CGを使わず手作り感あふれるダミーとアプライエンスを使ったスプラッター描写は昔懐かしい感じと迫力を感じさせてくれます。


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