映画好きな四十郎のおっさん999でございます。





ややこしいタイトルですが、リチャード・マシスンの名作『アイ・アム・レジェンド』とは無関係の映画です。

『アイ・アム・レジェンド』は、昔、映像化された際、邦題が『地球最後の男』でした。

そのあと、リメイクされた作品は、『オメガマン』とつけられてしまいますが、このオメガマンは原作の内容とは程遠い作品です。

その『オメガマン』をリメイクした、ウィル・スミスの『アイ・アム・レジェンド』も、かなり酷い内容のものでした。

もし興味がおありでしたら、ぜひ原作本をお読みください。




さて、本作は、本記事作成当時、ニコニコ動画で配信されていた映画です。

当時は、他の動画配信サービスでも配信されていた気がします。

ですが、いまいち、興味がそそられなくて、スルーしていました。

当時、せっかくニコニコ動画で配信するのだから、この機会に見ておこうと思い、視聴したんですが、いやぁ、さすがニコニコ。

見事にやってくれましたね。

そんなわけで、今回は『地球、最後の男(2011)』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。




『地球、最後の男(2011)』について

原題:『LOVE』

製作:2011年アメリカ

日本公開日:2013年1月19日「未体験ゾーンの映画たち2013」

上映時間:1時間24分(84分)

オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)




予告編動画





簡単なあらすじ

還りたい。



宇宙船で順調に任務をこなしていた宇宙飛行士リー・ミラー。

20年振りの宇宙飛行に選ばれた彼は、地球に帰る日を心待ちにしながら、日々を過ごしていた。

ところが、地球との通信が突然に途絶え、地球へ戻る事ができなくなってしまったミラーは、なんとか地球との通信を回復させようと奮闘する。

しかし苦労の甲斐なく、通信は途絶えたまま、彼は無限とも思える時間を、たった一人、宇宙空間で過ごす事になる。

ゆっくりと壊れていく精神状態。

そして、6年の月日が流れ、リーはついに地球との交信に成功する。




本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT『地球、最後の男(2011)』

会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。

配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。

本ページの情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。




hulu

会員の方は、本作を見放題にて鑑賞することができます。

配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。

紹介している作品は、2024年2月時点の情報です。

現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。




Amazonプライムビデオ『地球、最後の男(2011)』

動画レンタルor動画購入にて、鑑賞することができます。

配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。

2023年12月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。




music.jp

会員の方は、動画レンタルにて鑑賞することができます。

配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。

2023年12月時点の情報です。最新情報につきましては、music.jpにてご確認ください。




スタッフ・キャスト

監督・脚本・撮影:ウィリアム・ユーバンク

音楽:エンジェルズ・アンド・エアウェーヴズ

出演者:ガンナー・ライト、ナンシー・ステラ、アンビル・チルダーズ







おっさんのネタバレなし感想

全体的な感想

雰囲気はいいけれど、ラストまで見てみても、なんのこっちゃって感じで、意味不明でした。

お世辞にも面白いとはいえず、最後まで鑑賞できたのは、結末で解説してくれるはずと期待したからです。

その期待は見事に裏切られてしまいました。




SF映画大好きっ子だと、もしかしたら、面白いと感じる作品なのかもしれません。

しかし、SF作品に、それほど思い入れがない場合、鑑賞しない方が無難だと思います。




『地球、最後の男』の良いところ

映画全体を包み込む空気感、雰囲気は悪くありません。

淡々と物語が進行(実際には、ストーリーは全く動いていないんですが)する様子は、雰囲気映画好きな私としては良かったです。




ただ、雰囲気が良ければいいのかというとそうではありません。

あくまで映画なんですから、観客の事を考えてシナリオを書かないとダメですよね。

この作品は、最後まで、脚本家のエゴを貫き通した、ある意味では潔い映画でありました。




『地球、最後の男』の悪いところ

とにかく、全体的に抽象的すぎました。

説明がほとんどないため、全く意味がわからないんですよ。

冒頭で南北戦争の描写があり、また宇宙船にある装置は古いため、時代背景もわからず、映画の中に入り込めない。

そもそも、なんの任務を帯びているのかも、さっぱりな訳です。




また、予定をはるかにオーバーして宇宙船での生活を余儀なくされる訳ですが、空気や食料、水の問題を華麗にスルーしているのも問題。

ある程度の事をスルーできる私でも、さすがにそれはスルーできませんでした。

『オデッセイ』でも、そこが重要だったじゃないか。

どうやったら6年も生き延びる事ができるのか。




とにかく脚本家の自己満足感が半端ない映画。

もっとしっかりシナリオを書いていれば、面白い映画になった可能性があるため、残念ですね。




口コミレビューや評価

下記サイトで『地球、最後の男(2011)』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com




今回のネタバレなし感想のまとめ

非常に哲学的、観念的な作品のため、ヒントがない状態で、色々と考えたい人には、ちょうど良い映画なのかもしれません。

ふつうの映画好きには、非常に疲れる、キツイ映画である事は確かです。

もし、鑑賞するのであれば、ある程度の覚悟は必要になりますよ。




という事で、ここまでは『地球、最後の男(2011)』のネタバレなし感想でした。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!




この下にネタバレあり感想を書いております。

本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。

まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。




DVD・Blu-ray






この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキング



この記事をお読みのあなたにオススメの記事






メインブログ(四十郎おっさんによる映画感想まがい)




ネタバレあり感想

2013年に単館上映された本作。

確かに、これを受け入れられる人は、なかなかいないでしょうね。



人類は滅びて、人工知能が宇宙ステーションを建設して、そこに人々の記憶を収納、ラストに主人公がその記憶にアクセスするというのがラストの内容なんだと思うんですが、種明かしまで抽象的とは、かえって、すごいですわ。



個人的には、なんか久々のハードSFっぽいものに出会いました。

うーん、なんか、もやもやする映画だったなぁ。




あと、邦題でネタバレするのはやめてほしいです。

せめて、「インスペース」か、なんか、そんな感じにすればよいのに、わざわざ有名作と間違えそうなタイトルにして、けれど、DVDジャケットやポスターはそれっぽくないって、すごい悪意を感じます。

いろんな意味で、印象がよくない作品でした。




という事で、『地球、最後の男(2011)』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




DVD・Blu-ray