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今回ご紹介する映画:『ライフ』
原題:『LIFE』
製作:2017年アメリカ
日本公開日:2017年7月8日
上映時間:1時間44分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)



予告編動画




『ライフ』のあらすじ

火星で採取した地質を調査するミッションに従事する6人の宇宙飛行士。各国が利害関係を無視し多額の出資をおこなう壮大な一大プロジェクトだ。火星の土を調べてみると、なんと生命体の細胞を発見。どうやら酸素不足で冬眠しているらしい。様々な環境を試して、ついに細胞が活性化し始める。驚くべきスピードで進化と成長を繰り返す地球外生命体。宇宙飛行士たちはその生命体をコントロールできると信じていた。

ある日、事故で生命体が仮死状態に陥り、一行は生命体の蘇生を試みる。無事、蘇生に成功し喜んだのもつかの間、生命体は突如、宇宙飛行士たちに襲いかかるのだった。




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今をときめく俳優陣が集まったSFホラー。予告編を見てみると、何やら面白そうな予感。という事で、少し遅くなってしまいましたが、映画館で『ライフ』を父親と一緒に鑑賞してきましたよ。

日本人俳優の真田広之さんが出演しているエイリアン系の映画。一体、どんな感じの映画なのでしょうか。

今回は『ライフ』の感想を書いていくんだぜ?




今回利用した映画館

なんばパークスシネマ



『ライフ』のスタッフとキャスト

監督:ダニエル・エスピノーサ
製作:デヴィッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ボニー・カーティス、ジュリー・リン
脚本:レット・リース、ポール・ワーニック
製作総指揮:ドン・グレンジャー、ヴィッキー・ディー・ロック
撮影:シーマス・マッガーヴェイ
プロダクションデザイン:ナイジェル・フェルペス
編集:フランシス・パーカー、メアリー・ジョー・マーキー
衣装デザイン:ジェニー・ビーヴァン
音楽:ヨン・エクストランド

出演者
デビッド・ジョーダン:ジェイク・ギレンホール
ミランダ・ノース:レベッカ・ファーガソン
ローリー・アダムス:ライアン・レイノルズ
ショウ・ムラカミ:真田広之
ヒュー・デリー:アリヨン・バカレ
エカテリーナ・”キャット”・ゴロフキナ:オルガ・ディホヴィチナヤ




life_2017


『ライフ』の感想

もう少し頑張れる部分があるのですが、トータルで考えると、普通に楽しめる映画でしたね。つまらなくはないけれど、あと、もうワンプッシュ欲しかったかな?って感じですかね。

映画ライターさんが書いていたのですが『エイリアン:コヴェナント』が待ちきれない人は、本作を鑑賞して落ち着きを取り戻す事もできなくはありませんね。非常に王道をいくSFホラー、スリラーといったところ。

目新しさはありませんけど、その分、安心して鑑賞する事ができるので、B級映画を嗜んでいる方には、オススメできます。




『ライフ』の良いところ

ザ・SFホラー!

先ほども書きましたけど、SFホラーのテンプレートのような映画です。懐かしさすら感じるほど。それくらい、オーソドックスな作品となっております。奇抜さを求める方には、完全なる消化不良でしょうけど、純粋にSFホラーを観たいという方の欲求には応えております。そういう意味では及第点といったところ。ラストも含めて、これぞB級SF!といえますな。


エイリアンのデザインは良い

海外では珍しく、エイリアンのデザインと描写、演出がなかなか良かった。西洋の場合、恐怖を具体化してしまうと、どうしてもクトゥルー神話に根源があるため、生理的な嫌悪感を伴うグロテスクな粘着質なものになってしまうのですが、本作では、CGでエイリアンを描写しているからか、それほど気持ち悪いものではありませんでした。どちらかというと、怪獣に近いデザインで、見やすかったですな。ラスト付近のデザインは、格好良さすらありました。わたしは嫌いではないですね。



『ライフ』の悪いところ

目新しさが何もない

本作ならではの新しいアイデアは皆無というのは残念でした。悪い意味で、予告編で色んな妄想をしてしまったおかげで、実際は妄想・空想よりもグレードダウンした内容という事にガッカリしてしまう事に。せめて、物語展開に工夫があれば良かったのですが、王道をいくあまり、冒険できなかったのは、残念なところ。


もう少しスリラー的な要素が欲しかった

エイリアンの特性を活かしたシーンがほとんどなかったのが不満ですね。というのも、このエイリアンは姿を見せて恐怖を想起させるよりは、そこにいるか、いないかで恐怖を抱かせるタイプのものだと思うんですよね。そのため、ビジュアルに頼るホラー描写ばかりで、その点はつまらなかったかな。もっと色んなシーンが作れたはずで、似たような構図の映像で繋げてしまったのは悪手でした。



『ライフ』のまとめ

ストーリーの目新しさはないものの、俳優陣の力も手伝って、ラストまで飽きる事なく鑑賞できる映画ではあります。良くも悪くもB級映画の域を出ないため、過度な期待は禁物ですよ。



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『ライフ』ネタバレあり感想

人の体内に入り込んで内臓を喰らうのだから、死体の中に入り込んで待ち伏せするというアイデアもあってよかったはずですし、映画の描写から察するに、1体だけではないような気がするんですよね。2匹はいたのではないかと。分裂できるという設定にしていれば、最後に合体して巨大な1匹になるというのも、なかなか良かったのではなくて??もう少し頑張って欲しかった作品ですね。

それにしても、本作のラストはまるで『エイリアン:アース』の始まりを見ているかのようなワクワク感がありましたよ。残念ながら『エイリアン:アース』は企画そのものがなくなってしまいましたけど、もし、製作されるとするならば、映画のスタートはこんな感じなのではないかと思います。




『ライフ』のレビューや評価

SFホラーにしては、リアル感を壊すような過剰な演出も少なかったです。
最後はなかなかの展開でした。エイリアンのようなのがお好きな方におすすめです。

映画全体としては夏のスリラー、涼味満点の作品として十分に楽しめます。

期待しないで観ましたが、最高に面白かったです。
衝撃なラストを含めて、完成度の高い作品に満足でした。


YAHOO!JAPAN映画『ライフ』