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最近は、Kindle 端末ではなく、iPhone にKindle アプリを入れて、電子書籍を読んでいる、おっさんです。

いやぁ、iPhone で Kindle アプリ、読書がはかどります。

そんな訳で、最近、Kindle unlimited (電子書籍の読み放題サービス)を利用し始めたため、実話怪談集を少しずつ読み進めております。

今回、感想を書く本は『恐怖箱 怪医』です。『怪医』と書いて『かいい』です。

読んで字のごとく、医療に関する怪異譚を集めた実話怪談集でございまして、なかなかユニークな切り口で、怪談を綴った作品です。

今回初めて『恐怖箱』シリーズを読んだのですが、いやぁ、なかなか読みやすくて良いですな。

という事で、今回は映画ではないですが、『恐怖箱 怪医』の感想を書いていくんだぜ?




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『恐怖箱』シリーズとは

『恐怖箱』とは、竹書房が出版しているホラーレーベルのひとつです。

竹書房は以前から少しチープな実話怪談集を多く出版していました。

わたしの感覚では、創作では角川ホラー文庫が強くて、実話怪談は竹書房って印象ですね。

書店で見かけていた頃は手を出そうとは思っていませんでした。すぐに読めてしまうだろう事は想像できていましたので、それなら、普通の小説を買おうと考えていました。

kindle unlimited だからこそ、読めるという感じで、時を経た再会のようで、なんとも嬉しいですな。




『恐怖箱 怪医』について

この『怪医』は、病院・医療系の怪談を取り揃えた、珍しいタイプの実話怪談集です。

怪談というと、本にして、だいたい2ページ、多くても3〜4ページ程度の長さが普通です。

しかし、『怪医』はひとつひとつのエピソードが少し長い。普通の怪談をショートショートに例えると、『怪医』は短編といっても問題ありません。

人によっては、ちょっと読みにくいかもしれません。

著者の方は、昔に行われた怪談コンテスト「超ー1   2006」に応募して、その才能を見出された方です。

わたしは、「超ー1」には怪談を応募しませんでした。一般の方が書評するシステムだったため、わたしのようなライトな怪談好きには、かなりハードルが高かったですから。今思うと、少しくらいは参加してみても良かったかも。

著者さんは看護師の仕事をしているという事で、医療関係の怪異に縁があるらしいです。




『恐怖箱 怪医』の感想

先ほども書きましたけれど、『怪医』は実話怪談というよりは、創作短編ホラーに近い書き方をしています。

内容も怪談というよりはホラー小説といった方がしっくりくる感じ。結末がしっくりこなかったり、怪異の出現する理由、祟る理由が明確にならないあたりは、怖いというよりも、実話怪談として成立させるための構成ではないかと感じてしまいました。

もちろん怖さは十分にあります。しかしながら、怪談で味わう事のできる恐怖というよりは、気持ち悪さ、自分がそこはかとなく闇に侵食されてしまった不快感のような不気味さの方を強く感じました。

恐怖の感じ方は人それぞれですから、人によっては『怪医』を読んでも怖く感じる事なんてないかもしれません。

けれど、おっさんとしては、怪奇譚としての怖さはちゃんと備わっている作品だと思いますよ。全く関係のない人がいきなり巻き込まれてしまっているので、なんともいえない救われなさがありました。

全体的に、現代よりはひと昔ふた昔前くらいの話が多かった印象。「自分もこういった類の怪奇に遭遇するかも」というようなリアルな怖さは少ないと感じる方もいらっしゃるかしら?

不気味、気持ち悪い、後味が悪い、切ない、等ちょっと余韻の残る感じですな。




『恐怖箱 怪医』で気になった一文

表というのは 、要するに鑑賞する事物の位置が 、正しい光の方向に沿っているということです 。転じて 、正しい光の入るべき方向を 、表と言うわけです


上記は「表と裏」というエピソードにある文章で、ある写真に魅了された男性に感する物語。写真を見た心霊オタクの人から言われた言葉なのです。

この文章は写真の観賞に関するものですが、怪異について言及されたものとも取れると、おっさんは感じました。

正しく見ているはずで、実は見ているのは裏側。裏側には負の念が存在し、それに触れる事により凶事に見舞われる。

もしかすると、怪奇に遭遇するという事は、そういう事なのかもしれないですね。




『恐怖箱 怪医』のまとめ

実話怪談にしては、ちょっと長めで読み応えはそれなりにあります。

けれど、気軽にサクッと読む事ができますので、空き時間にオススメですよ?

という事で、今回は『恐怖箱 怪医』の感想でした。

それでは、しーゆー!




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