信じるな。全てを疑え。



今回ご紹介する映画:『哭声/コクソン』
英題:『THE WAILING』
製作:2016年韓国
日本公開日:2017年3月11日
上映時間:2時間36分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)




『哭声/コクソン』予告編動画





『哭声/コクソン』のあらすじ

田舎町に暮らしている、だらしない警察官のジョングは、ある日から山で孤独に暮らしている、よそ者の日本人が何かを仕掛けているというウワサを聞く。

日本人は悪魔だ。そんなウワサ話に耳を貸さないジョングは、しかし、村で頻発している謎の猟奇事件に心をざわつかせるのであった。

猟奇事件を引き起こした犯人は、みな濁った瞳に謎の湿疹におかされているという共通点があった。

何かが起きている事を感じたジョングは、相棒とともに、捜査に乗り出すのだった。




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今年公開されたものの、結局、観に行く事ができなかった韓国のホラー映画『哭声/コクソン』。

ようやくDVDをレンタルしまして鑑賞しました。

『新感染』でもそうでしたけど、韓国映画のすごいパワーを感じました。

「こんな感じのホラーだろう」って予想して鑑賞しましたが、いやぁ、見事に裏切られました。

感想を書いている今も、余韻を引きづっています。



という訳で、解説や考察は他の方におまかせいたしまして、今回は『哭声/コクソン』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?



ちなみに、「哭声」の意味とは泣き叫ぶ事。本作のタイトルは、監督が子どもの頃に過ごした「谷城」と「哭声」をかけたものなのだそうです。




今回利用したDVDレンタルサービス

TSUTAYA DISCAS ツタヤ・ディスカス




『哭声/コクソン』のスタッフとキャスト

監督・脚本:ナ・ホンジン
撮影:ホン・ギョンピョ
編集:キム・サンミン
プロダクションデザイン:イ・ウキョン
衣装デザイン:チェ・キョンファ
音楽:チャン・ヨンギュ、タルパラン


役名:出演者
警官ジョング:クァク・ドウォン
祈祷師イルグァン:ファン・ジョンミン
日本人:國村隼
目撃者ムミョン:チョン・ウヒ
ヒョジン:キム・ファニ
ソンボク:ソン・カングク
イサム:キム・ドユン







『哭声/コクソン』の感想

もう本当に凄かった。ただただ凄かったですわ。

日本映画の関係者の人、『新感染』と一緒に本作をぜひとも鑑賞してもらいたい映画ですね。

色んなアイデアを貪欲に取り入れ、2時間越えの映画であるにも関わらず、中だるみしないで、最後まで見せる力強い映画でした。

ホラー映画なんだけど、ホラー映画のジャンルを行ったり来たりする、地味で静かながらも、ユニークで魅力的な作品でございました。




『哭声/コクソン』の良いところ

不気味さがハンパない

最初は、割と普通の田舎町を舞台にしたノンビリペースの平和的な映画だったのですが、じょじょに単なるウワサ話が実は事実であって、現実に侵食されていく様子は、本当に不気味です。

さらに途中から、日本人と悪魔という馴染みのない、凄まじい違和感が作品に漂いはじめ、より一層、不気味さが増す構成になっていました。

詳しくは知らないのですが、日本と違って、韓国ではキリスト教が身近なものなのですね。

本作はキリスト教が物語の根底にあり、そのキリスト教の要素とキリスト教に馴染みのない日本人が組み合わさる事によって、ここまで異質な空気になるとは、夢にも思いませんでした。もう異様以外のなにものでもないですよ、國村隼さん。

雰囲気ホラーが好きな人にはたまらない作品です。




ホラー映画のジャンルが変化する

最初はスリラー映画かと思っていたのですが、途中から、なんだかスリラーからオカルトホラーへ変貌。そうかと思いきや、やっぱりスリラー?いやオカルト?もう訳がわからない。

コロコロ映画のジャンルが変わるといえば、個人的には『貞子3D』を思い出すのですが、その時と似たような印象を受けました。

映画を面白くするためには容赦なく、アイデアをぶち込み、そのアイデアのためなら、ジャンルの変化も辞さないという姿勢は、素晴らしいですな。




子役の女の子が凄い

『新感染』でも子役の女の子が素晴らしい演技を見せてくれましたが、本作の子役の女の子も凄いです。

とにかく凄まじい演技を観客に叩き込んできます。最初は可愛らしい感じなので、中盤以降の演技に驚かされます。

子どもが本作において、重要な役割を担っており、彼女はちゃんとその役割を果たしておりました。

國村隼さんも本作に欠かせない俳優さんですが、この女の子もやはり本作になくてはならない女優さんでございます。




賛否あるラストが心地よい

本作のラストは、本当にユニークですね。

わかりやすいようで、考え始めると、抜け出せない迷宮に陥る。

そんなエンディングでございました。

色んな解釈ができてしまう本作。

まさか、こんな着地点が用意されているとは、夢にも思いませんでしたね。




『哭声/コクソン』の悪いところ

ちょっと長いかな?

本作は、個人的には5点満点なのですが、あえての4点にしたのには、この長さです。

映画好きには、特に苦にならないのですが、映画をあまり観ない人や派手めは作品を好む方にはオススメしにくいですね。

ただでさえ、雰囲気映画なのに、この長さですからね。

気軽に鑑賞できない作品でございます。




『哭声/コクソン』のまとめ

予想していた作品とは、全く違っていて、ビックリしました。

9月の『新感染』と『哭声/コクソン』。韓国映画のパワーを改めて感じましたね。

邦画も、オリジナル作品で、面白い映画を作らないと、韓国映画に駆逐されてしまう!

という事で、業界の方、漫画原作や小説原作もいいですが、やっぱりオリジナル作品を作っていきましょう。




という事で、今回は『哭声/コクソン』のネタバレなし感想でした。

それでは、今日はこの辺で。

しーゆー!




『哭声/コクソン』ネタバレあり感想

『哭声/コクソン』のネタバレあり感想:人間の認識を上手く利用したホラー映画だよね




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