マナーが紳士を作るんだ

KINGSMAN / キングスマン(初回限定版) [DVD]
using あまらく


キングスマン(原題:KINGSMAN:THE SECRET SERVICE)

予告編動画



『キングスマン』のあらすじ

17年前に父親を亡くし、無職のまま、ロンドンで母と赤ん坊とで暮らすエグジー。母と再婚した男は街のチンピラをまとめる男で、どうしようもない男だ。その男・ディーンのことを気に入らないエグジーは、ディーンの部下の一人から車を盗み出し、街を爆走。結果、警察に捕まる事に。逮捕されてしまうエグジーは、母の言葉を思い出し、父の形見のメダルに書かれている番号に電話をかける。すると、不思議なことに、すぐに釈放されることになった。そのまま警察を後にしようとするエグジーに声をかける、一人のスーツ姿の男がいた。身のこなしから言動まで、全てが紳士であるその男・ハリーは、エグジーに告げる。

「君をキングスマンにスカウトする」

一方、地球を救うため、人類抹殺計画を企てる男がいた。その男の名はヴァレンタイン。ハリーはヴァレンタインの企みを突き止めるべく、調査を始めるのだが、その途中、彼は窮地に追い込まれてしまうのだった。キングスマンはヴァレンタインの野望を阻止することができるのか?


公式ホームページ:http://kingsman-movie.jp/


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2015年のダークホースといえば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ですが、もうひとつのダークホースが、この『キングスマン』です。公開前は、あまりのぶっ飛んだ予告編に「これは好きな人しか観にいかないなぁ」と思っていたのですが、その予想は裏切られ、なんか思い切り大ヒットしちゃいましたね。リピーターが多かったんじゃないかな?って考えていたのですが、映画を鑑賞すると、改めて思いました。「これはリピーター率、半端ねえな」と。

バイオレンス全開なので、暴力映画が嫌いな人には全く刺さらない映画ですが、不思議な爽快感のある作品なので、二回、三回と観たくなる映画です。映画館で観ていたら、リピート間違いなしの映画でしたよ、ええ。

今回は『キングスマン』の感想を<ネタバレあり>で書きます。未見の人はスルーしてください。

↓ネタバレなし感想↓

『キングスマン』の概要

マーク・ミラー、ジョン・ロミータ・Jr原作のコミックを実写映像化した『キック・アス』の監督、マシュー・ヴォーンが、マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズ原作のコミック『『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』を映像化したスパイ映画。主演はタロン・エガートン。政府に属さない独立した諜報機関である<キングスマン>の活躍を描きながら、亡き父の意思を継ぎ、一人前のキングスマンになるために奮闘する心優しき正義感溢れる青年の成長と葛藤をユーモアたっぷりに描いたアクション映画です。


『キングスマン』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督・脚本・製作:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン
原作:「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズ
音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン

キャスト
ハリー・ハート:コリン・ファース
ゲイリー・“エグジー"・アンウィン:タロン・エガートン
マーリン:マーク・ストロング
ロキシー:ソフィ・クックソン
ガゼル:ソフィア・ブテラ
リッチモンド・ヴァレンタイン:サミュエル・L・ジャクソン
アーサー:マイケル・ケイン



『キングスマン』のみどころ

とにかくアクションが素晴らしい。サミュエル・L・ジャクソンは、この映画ではアクションシーンがないんですが、それを補うかのように、コリン・ファース、タロン・エガートン、ソフィア・ブテラの面々が激しくクールなアクションシーンを彩っています。スタイリッシュな演出も光っていますが、この三人が格好良くアクションを決めているので、鑑賞中、すごい爽快感を感じる事ができます。非常に素晴らしい映像美です。続編には、残念ながら、コリン・ファースもソフィア・ブテラも出演しませんが、その分、新しい面々のアクションに期待したいです。

それにしても、両足がブレードになっているガゼル(ソフィア・ブテラ)は、本作の隠れたヒロインと言わざるをえません。本作のヒロインはロキシーなのですが、完全にガゼルに持って行かれてしまいました。ガゼルは格好良いし美人。そして時々みせる可愛い表情がたまりません。ソフィア・ブテラは、本職がダンサーらしいので、映画であまり見かける事ができなくて残念です。でも、今年公開の『スタートレック ビヨンド』に出演している模様で、今から楽しみです。

本作のもうひとつの主人公である小道具も、みどころのひとつ。傘やペンなど、身近なものが武器であるという荒唐無稽な男子の夢を、真面目に自然と取り入れ、劇中で活躍させているところに、ぜひ注目してください。


『キングスマン』のサミュエル・L・ジャクソンが良い

頭が良いのか悪いのか、緻密なのか適当なのか。壮大な悪巧みを計画しているけれど、理由はよりよい世界のため。また邪魔者は平気で消すけれど、血は苦手という、どこまでも破天荒な悪役・ヴァレンタイン。このヴァレンタインのテンションのおかしさを、あのサミュエル・L・ジャクソンが、見事に演じきっています。

コリン・ファースが非常に真面目な紳士を演じていて、その対称が感情の起伏が激しいヴァレンタイン。堅苦しい紳士なハリーにより、ヴァレンタインの存在が、より一層際立っています。とにかく、このヘンテコなキャラクターをサミュエル・L・ジャクソンが演じるという点が面白く、彼以外の俳優がヴァレンタインを演じていたら、ここまでヒットすることもなかったと思います。


『キングスマン』のレビューや評価 by Amazon

スパイ物の王道を行きながら何故こうも面白いのか !
映像にこだわったアクションシーンや、本作品オリジナルのジョークなど、
スパイスがほどよく効いた仕上がり。
個人的にはスーツ姿のコリン・ファース最高です

前置き無しで見終わったあとに、これ続編無いかなぁ~面白い。と純粋に思いました。
したら続編あるみたいですね!

映像と音楽の融合が素晴らしいです。残虐シーンの異なった見せ方は凄いですね。あとアクションがまた良い。


『キングスマン』のまとめ

続編のタイトルは『キングスマン:ザ・ゴールデン・サークル / 原題Kingsman: The Golden Circle』に決定しました。監督は引き続きマシュー・ヴォーンが手掛ける事に。今度の敵にはジュリアン・ムーアということで、どのような悪役になるのか、とても楽しみです。またアメリカ版キングスマンである<ステイツマン>が登場、そのエージェントに扮するはハル・ベリーという事で、期待度マックスですね。

一回、見たら、何度も観たくなる、そんな魅力的なアクション映画『キングスマン』。ブルーレイ買いだねっ!!


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