最凶獣(笑)襲来!!


今回ご紹介する映画:『ジュラシック・ビースト』 / 原題:『JURASSIC PREY』 / 製作:2015年アメリカ / 上映時間:1時間10分
オススメ度:☆☆☆☆☆(ほしなし!)


予告編動画




『ジュラシック・ビースト』のあらすじ

銀行強盗を成功させた元役者に元テレビクルーたちは、銀行に立ち寄っていた女性を人質に逃走を図る。女性は女性で、自分の元夫に対して、とある企てをしていた。だが、色々と誤算が生じ、銀行強盗団と女性、それぞれの計画が狂い、仕方なく、女性は当初自分が逃げ込む予定であった、町の郊外にある小屋へ、銀行強盗団とともに向かう。

誰もいない事に安心する強盗団。だが、女性はいるはずの自分の仲間がいない事に首を傾げる。そんな一行を見つめる、するどい眼光。この場所には、ある獣が住み着き、人々を襲っていたのだ。彼らは、果たして、この小屋から逃げ出す事ができるのか。




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ニコニコ動画で放送していた映画『ジュラシック・ビースト』。タイトルからして、すでにお察し状態な訳ですが、久しぶりにニコニコ動画が提供してくれた地雷映画。見過ごす訳にはいかず、タイムシフト視聴しました。

今や、悪い意味で有名になってしまった監督のマーク・ポロニア。このブログでは、以前、彼がプロデュースした『ビッグ・クラブ・パニック』という映画を取り上げた事がありましたね。

そんな情報は、視聴後に知った訳で、視聴中は、ずっとポカーン状態でした。

という事で、今回は『ジュラシック・ビースト』の感想を書いていくんだぜ?



『ジュラシック・ビースト』のスタッフとキャスト

監督:マーク・ポロニア

出演者
ヒューストン・ベイカー、ジェームズ・カロラス、トッド・カーペンター、ボブ・デニス、スティーヴ・ディアスパッラ




jurassicprey



『ジュラシック・ビースト』の感想

絶句。

その一言ですね。『ジュラシック・シャーク』に比べたら、まだマシというレベルで、Z級の中のZ級でございました。

マーク・ポロニア監督ファンにしか響かない、凄まじい映画。もし鑑賞するなら、間違っても、腰を据えて観るなんて事は、しちゃいけませんぜ。



『ジュラシック・ビースト』の良いところ

ビーストが可愛いです。瞳がつぶらで、時々、ストップモーションで描写されるので、意外とキュートです。


『ジュラシック・ビースト』の悪いところ

タイトルのビーストさんは、ほとんど登場せず、刑事と銀行強盗一味の世間話を聞かされる映画となっています。パニック物としてみた場合、そもそもパニックしていないし、サスペンス物であれば、ビーストさんは邪魔、というどうしようもない展開。

無駄に登場キャラクターとエピソードが多く、一体、どういうストーリーなのか、話すら見えないという状況でした。

物語に起伏がなく、面白くないという、かなり無茶苦茶な映像で、もはや映画ではなかった。

ビーストさんも、ストップモーションになったり、着ぐるみになったりする分には、まだいいのですが、サイズがシーン毎に変化したり、そもそもコイツがなんなのか説明がなかったりで、かなり無茶苦茶していました。

さらにビーストさんは、どうもステルス性能もあるようで、すぐ後ろにくるまで誰も気づかない。少なくとも人より大きいんだから、気づくでしょ?

ツッコミだしたらキリがない訳で、久しぶりに地雷映画と呼ぶにふさわしい映画を見ました。



『ジュラシック・ビースト』のまとめ

よほどのM属性でない限り、途中で鑑賞を止めるんじゃないだろうか。わたしは、作業をしながら視聴していて、それでも、色々と疲れましたぜ。

「わたしは、心の底からZ級映画を愛しているんだ!」という人以外は、観ない方が賢明です。鑑賞は自己責任でお願いね☆




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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『ジュラシック・ビースト』ネタバレあり感想

ビーストが登場する場面では、雑コラの嵐で、よくこれで「映画です」って胸を張って、世に送り出してきたなぁと、色んな意味で感心してしまう本作。映画とは?みたいな哲学に突入するかのような勢いですよ。

ビーストと遭遇してパニックになるのは、終わりも終わりで、しかもビーストが登場するや否や、それまで主要キャラだったはずの面子が、次々に血祭られていく様は、訳がわからないよ!

誰一人まともな人物がいないし、爽快感もないし、「こんな映画を作ってはいけない」という戒めには、ぴったりかもしれません。