「あの森は<ハロウ>のものだ」
「だから、あの森を侵せば、君が侵されるぞ」
今回ご紹介する映画:『ザ・ハロウ/侵蝕』
原題:『THE HALLOW』
製作:2015年イギリス
上映時間:1時間37分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
TSUTAYA DISCAS で一位レンタル候補にしているにも関わらず、他の人も一位登録していて、なかなか手元に届かなかった映画『ザ・ハロウ/侵蝕』。確か去年の「未体験ゾーンの映画たち」で上映された映画だったと思うんですが、それから一年以上経過して、ようやく観る事ができました。
この映画について、わたしは予告編も見ないで、タイトルだけを見てDISCASの予約リストに入れましたが、果たして、どんな映画だったのか。今回は『ザ・ハロウ/侵蝕』の感想を書いていくんだぜ?
出演者:ジョゼフ・マウル、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、マイケル・マケルハットン、スチュアート・グレアム、他
使い古されたアイデアのいくつかを、アイルランドの伝承の中に組み込んで、面白いホラー映画に昇華させた、完成度の高い作品。ホラー映画が好きで、B級映画好きであれば、オススメの作品です。
ハロウは形状のない生命体なのかと思いきや、猿のような姿をしたりするなど、とらえどころのない存在として描写されていて、恐いというよりも、非常に不安を掻き立てるような感じになっています。隣人であるカラムとの関係が悪いため、主人公であるアダムたちはハロウの仕業だとわからず、カラムの仕業であると思い込み、またロンドンからやってきた事もあって、民族伝承を信じていないんですよね。ですから、ハロウ対策をせず、どんどん事態が悪化していきます。映画の流れが結構スムーズで、未公開映画とは思えない、クオリティーの高い作品になっています。
終盤は、また違ったホラー映画のアイデアが登場して、ホラー作品ファンとしては、かなり満足のいく作品に仕上がっていました。
後半になると、クリーチャーに襲撃される普通の映画になってしまったのが残念です。不定形の生命体である部分は結構活かされているのですが、十分ではないという感じでしょうか。もう少し形のない特徴の恐怖を味わってみたかったですな。けれど、終盤、敵となる存在が入れ替わるという怖さはちゃんと存在していて良かった。
地雷映画かと思いきや、想像以上に面白かった本作。見新しいアイデアはありませんが、観て損はしない映画でございましたよ。
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↓ここからネタバレあり。注意!↓
さて、デザイン以上に凄まじいのは、生物へ侵入する方法。目から入り込むのですが、これが強烈に痛そうなのです。瞳に鋭い針を一刺しする訳ですが、見ているこちら側も、すごく力んでしまいます。痛々しく、目から入るという生理的に嫌な方法は、使い古されたアイデアでありながら、本作との相性は抜群でした。
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「だから、あの森を侵せば、君が侵されるぞ」
今回ご紹介する映画:『ザ・ハロウ/侵蝕』
原題:『THE HALLOW』
製作:2015年イギリス
上映時間:1時間37分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
『ザ・ハロウ/侵蝕』のあらすじ
近隣の住民たちが神聖視しているアイルランドの森を調べるべく、ロンドンから森林保護主義者のアダム(ジョゼフ・マウル)が妻子を連れて訪れる。しかしその森には、正体不明のクリーチャーたちが潜んでいた。やがて、何者かに息子を連れ去られたアダムはモンスターについて調査するものの、この土地にはおぞましい秘密があり……。(シネマトゥデイ)
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TSUTAYA DISCAS で一位レンタル候補にしているにも関わらず、他の人も一位登録していて、なかなか手元に届かなかった映画『ザ・ハロウ/侵蝕』。確か去年の「未体験ゾーンの映画たち」で上映された映画だったと思うんですが、それから一年以上経過して、ようやく観る事ができました。
この映画について、わたしは予告編も見ないで、タイトルだけを見てDISCASの予約リストに入れましたが、果たして、どんな映画だったのか。今回は『ザ・ハロウ/侵蝕』の感想を書いていくんだぜ?
『ザ・ハロウ/侵蝕』のスタッフとキャスト
監督:コリン・ハーディ出演者:ジョゼフ・マウル、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、マイケル・マケルハットン、スチュアート・グレアム、他
『ザ・ハロウ/侵蝕』の感想
アイルランドの民話「ハロウ」を題材にした本作。「ハロウ」という都市伝説は実際には存在しないようですが、民話を具現化した映画の中では、なかなか良い感じの映画となっております。使い古されたアイデアのいくつかを、アイルランドの伝承の中に組み込んで、面白いホラー映画に昇華させた、完成度の高い作品。ホラー映画が好きで、B級映画好きであれば、オススメの作品です。
『ザ・ハロウ/侵蝕』の良いところ
前置きなく、いきなりストーリーが始まるのは良いですね。最初から不気味な雰囲気を漂わせていて、ホラー映画好きなら、ニヤリとしてしまう映画でございます。ハロウは形状のない生命体なのかと思いきや、猿のような姿をしたりするなど、とらえどころのない存在として描写されていて、恐いというよりも、非常に不安を掻き立てるような感じになっています。隣人であるカラムとの関係が悪いため、主人公であるアダムたちはハロウの仕業だとわからず、カラムの仕業であると思い込み、またロンドンからやってきた事もあって、民族伝承を信じていないんですよね。ですから、ハロウ対策をせず、どんどん事態が悪化していきます。映画の流れが結構スムーズで、未公開映画とは思えない、クオリティーの高い作品になっています。
終盤は、また違ったホラー映画のアイデアが登場して、ホラー作品ファンとしては、かなり満足のいく作品に仕上がっていました。
『ザ・ハロウ/侵蝕』の悪いところ
主人公の職業がちょっとわかりにくいため、どうして森の中に入らないといけないのかが、不明瞭ですね。木の医者という事で、森の木々を調べないといけないようなのですが、どういう流れで給料をもらえるのだろうとか、そのあたりが気になってしまうのが、ちょい残念。もう少し劇中で説明があっても良かったかな?って感じです。後半になると、クリーチャーに襲撃される普通の映画になってしまったのが残念です。不定形の生命体である部分は結構活かされているのですが、十分ではないという感じでしょうか。もう少し形のない特徴の恐怖を味わってみたかったですな。けれど、終盤、敵となる存在が入れ替わるという怖さはちゃんと存在していて良かった。
『ザ・ハロウ/侵蝕』のまとめ
森林伐採、現地の忠告、地方のコミュニティーの大切さなど、意外とメッセージ性のある作品となっていた本作。本当の恐怖は、ラストのエンドクレジットにあるので、ぜひ最後まで鑑賞してみてください。地雷映画かと思いきや、想像以上に面白かった本作。見新しいアイデアはありませんが、観て損はしない映画でございましたよ。
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『ザ・ハロウ/侵蝕』ネタバレあり感想
後半からハロウが登場する訳ですが、きっちりした姿を持っていて、そのあたり、少しガッカリしてしまったですね。どうせなら不定形のクリーチャーという方が、もっと絶望感が出たかなと感じます。しかしながら、木の化物ともいうべき造詣だったので、不気味ではあるんですけどね。気持ち悪いデザインとまではいっておりません。さて、デザイン以上に凄まじいのは、生物へ侵入する方法。目から入り込むのですが、これが強烈に痛そうなのです。瞳に鋭い針を一刺しする訳ですが、見ているこちら側も、すごく力んでしまいます。痛々しく、目から入るという生理的に嫌な方法は、使い古されたアイデアでありながら、本作との相性は抜群でした。
『ザ・ハロウ/侵蝕』のレビューや評価
森の雰囲気はホラーっぽい不気味な感じを醸し出していました。
感染物か怪物物なのか中途半端な展開の演出だな〜と感じました。
不気味な怪物の姿は見応えがありました。
森で遊んでた人なら、これは怖い。
なんにもない音や鳴き声?にぞっとした怖い記憶が蘇る。森のシーンがとにかく好み。
鉄や光が苦手とか、ストーリーは妖精譚や取替え子を知ってないとわからない。
向こうには御馴染みの昔話でも日本人には「?」の連続だろう。
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