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じぇらしぃ。


今回ご紹介する作品:『封印映像28 幽霊アプリ』
製作:2017年日本
上映時間:56分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)



予告編動画




『封印映像28 幽霊アプリ』の概要

不可解な何かや現象を偶然捉えた未公開映像の数々。人知れず闇に葬られてしまっていたそんな映像たちを、撮影者や関係者などのインタビューとともにお届けする『封印映像』シリーズ。

今回は、エレベーター内に設置された防犯カメラが録画した映像とは「エレベーター」、登山が趣味の男性が記録してしまったものとは「千九山」、幼い息子とともに大阪の実家へ帰省した時に撮影者してしまった怪異「死身」、友達が見つけた面白そうなアプリが怪異を読んでしまう「幽霊アプリ」の4編を収録。




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借りてきました『封印映像28』。新しいやつです。1時間くらいなので、サクサク鑑賞できるのが良いですな。まぁ、あまり期待してないんですけどね。

という事で、今回は『封印映像28  幽霊アプリ』の感想を書いていくんだぜ?

ちなみに、今回は感想の中に、多少のネタバレを含むので、鑑賞予定の人は、今回はスルーしてください。








「エレベーター」の感想

怪異そのものはありきたりだけど、不気味さがあって、なかなか良かったですね。ですけど、最後の足跡は余分だったように思います。黒い霧のようなものが現れて消えた方が良かったのでは?さらに一番最後の怪異は、ちょっとリアリティーなさすぎですな。映画やドラマであれば、この構成と怪異でも良いとは思うんですけどねぇ。モキュメンタリー作品の他にも、実話怪談風のホラー作品シリーズを別で一本作って欲しいところ。

さて、本エピソードには、現場検証がありまして、田中さんと山口くんの二人だけで現場へ突撃しております。けど、「車にいないといけない」と主張する山口くんに対して「えぇ?!」と声をあげる田中さんが、ちょっと可愛かったですな。真相は闇の中でございますが。

今回の怪異は時空の捻じれなのか、それともすでに亡くなったであるにも関わらず、ずっとその瞬間をリフレインしているのか。色々と妄想ができる、ほどよいクオリティーのエピソードでした。




「千九山」の感想

撮影者さん、冷静すぎぃ!不審な人物を見かけたのにも関わらず、何も声をあげない撮影者さん、半端ねぇ。このエピソードも、悪くない感じですね。怪異の造形については、少し笑っちゃうような感じだったので、お面とか、そういう無機質なものの方が、かえって、怖かったかもしれません。天狗山という安易なオチを採用してしまったのも拍子抜け。どうせなら天狗山と呼ばれているけれど、調べていくと、実はよくわからない事件が多発している場所とかの方が不気味でよかったかも、ですな。

このエピソードも、現場へスタッフの皆さんが赴くのですが、途中、車の中で、「登山道っていうのは、登山道っていうくらい、登山なの?」という謎の言葉を投げかけてくるスタッフの一人に爆笑してしまいました。なんでテンパっているのか、わかりませんでした。男性二人が使えない人材なのですが、笑い担当の二人のほのぼのとしたやり取りがあって、エンタメ作品としては、割と楽しいエピソードです。

現地では、十字架?お墓?のようなものを発見。これが意外とよくできているように思います。木製のものなのですが、ちゃんと劣化したように見えるので、結構、力の入ったエピソードですねぇ。




「死身」の感想

息子とともに大阪に帰省し、実家で休憩した後、息子と一緒にドライブに出かけるお父さん。夜、帰路についたのですが、途中、自動販売機でジュースを購入する時に異変が起きるというもの。子供の成長記録を撮るというのはわかりますが、なぜ、ジュースを買いにいく自分を撮影するためにカメラを持って行ったのか、全くわかりません。リアリティーがない。

うってかわって、怪異そのものは、意外とよくできております。ホラー映画のイントロダクションに出来そうな感じ。このエピソードも、広げようと思えば、いくらでも広げる事ができるエピソードでしたな。




「幽霊アプリ」の感想

本作の副題となっているエピソード。その割には、他のエピソードよりも軽い感じで製作されているような感じです。アイデアは面白いので、いっその事、このアプリでシリーズ出してもいいかもしれないですね。怪異そのものはふつーです。

そして、霊能力者のジョン・クロウ氏が登場!これにはビックリししてしまいました。あぁ、このエピソードが「ジェラシー」と呟くエピソードだったんですね。ジョン氏とスタッフのやり取りが微笑ましいですよ。




『封印映像28 幽霊アプリ』のまとめ

毎度の事ながら、副題のエピソードが一番イマイチという残念な構成でございます。今回も4つ構成なのですが、この方が、アイデアや各エピソードの構成を広げやすくするみたいで、ユニークな印象を受けました。

もはやフェイクドキュメンタリーではなく、ショートショートフィルムですけど、おっさん、嫌いではないぜ?

こんな感じで、引き続き、シリーズを進めて欲しいですな。




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