命知らずの7人が、腐った世界を救う!!
今回ご紹介する映画:『DEAD7 デッド・セブン』
原題:『DEAD7』
製作:2016年アメリカ
日本公開日:2017年7月18日
上映時間:1時間30分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
生き残った人々は、ゾンビの襲撃に備えて武装しながら、日々を強く生きていた。
そんな中、ゾンビを集めて、街を襲撃するアポカリプタという女が虎視眈々と、デザートスプリングスという街を狙っていた。
町長はアポカリプタがデザートスプリングスを襲う前に先手を打とうと、腕利きの戦士を集めるのだった。
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どーも、おっさんです。
久し振りに、途中で鑑賞を中断し、なかなか再開する事ができない作品に出会いました。
それが『DEAD7 デッド・セブン』です。
安心安定のアサイラム制作、アルバトロス配給作品でございます。
ゾンビと『七人の侍』『荒野の七人』をくっつけた野心作で、最近は『マグニフィセント・セブン』がありましたから、それに便乗した感じなのでしょうか。
Z級映画でありながら、少し期待していた訳ですが、久々に、あかんアサイラムを堪能しましたね。
これは、ちょっと、ね。。。
そんな訳で、今回は『DEAD7 デッド・セブン』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
脚本・製作総指揮:ニック
脚本:ソーヤー・ペリー
撮影:エリック・グスタヴォ・ピーターセン
製作:デヴィッド・リマゥイー、デヴィッド・マイケル・ラット
製作総指揮:ポール・ベイルズ、デヴィッド・L・ガーバー
出演者:ニック、ジェフ・ティモンズ、ジョーイ、キャリー・キーガン、A.J.、エリック・マイケル・エストラーダ、ローレン・キット・カーター、ハウイー・D、クリス
思っていた作風とは違っていて、非常にイマイチなクオリティーの作品でした。
『ゾンビマックス』のように、もっとキレッキレの映画を期待していたんですけど、そうではなく、妙に真面目にゾンビしていて、とても中途半端な映画でした。
もっとハイテンションであれば救いがあったのですが、変に優等生ぶってしまって、大失敗してしまった印象。
この感じ、まるで邦画のホラーと似ていますなぁ。
時間が余っている、Z級映画好きの人にしか、オススメできない作品。
決して面白い映画ではありませんけどね。
その心意気には拍手を送りたいですね。
負け戦とわかっていても、臨まないといけない事ってありますからね。
「もう何もねーよ」って頭抱えて、飛び出してきたアイデアだったのかもしれません。
思考したり、自我に芽生えたりするゾンビは知っていましたけど、猛獣としてゾンビを扱う設定は、少し考えさせられるものです。
ゾンビを人として認識するのか、ただの動物として接するのか。
まさかアサイラム映画で、深めのテーマが描写されるとは、夢にも思わなんだ。。。
誰も被らないキャラ設定で、その点は好印象です。
それぞれ特徴のある武器を装備して、ゾンビと戦うキャラクターたち。
おっさんは、本作に登場した人物たち、嫌いではありませんね。
役者さんの演技力不足を指摘している評価・レビューがありましたけど、いうほど悪くはなかったですよ?
ここは『荒野の七人』にゾンビ要素をミックスするだけのシンプルな舞台で良かったのではないでしょうかね。
最近、その試みをしたのが『高慢と偏見とゾンビ』でした。
近未来に舞台を設定してしまったがために、他のゾンビ映画と大差ない印象を与えてしまい、結果「またこのタイプのゾンビ映画か」とデジャヴを感じさせてしまう形になっています。
そうなってくると、何か飛び抜けたアイデアがないと、挽回ができない訳で、残念ながら本作には尖ったアイデアが存在せず、有象無象のゾンビ映画に埋もれてしまいました。
単純に西部劇映画にゾンビを登場させるのではダメだったのかな?
そうすると、かなりめんどくさいとは思いますけど、そっちの方が印象に残る作品になったかもしれないですよねぇ。
当初、ゾンビから知性が残った新種のゾンビが生まれ、そのゾンビが他のゾンビを従えているのかな?って思っていたら、どうにも違うらしい。
どうやらゾンビを調教して軍団を組織しているのが、このアポカリプタらしく、他のみんなは、この女性を怖がっている状況。
けど、このアポカリプタ、完全にゾンビをコントロールできている訳ではないらしく、ゾンビ一人を従順にするのに、どえらい時間をかけているんですよ。
ものすごく効率が悪い感じがします。
また、屈強な男性陣がみなアポカリプタにひれ伏している点も不可解です。
魔術を使えるのかしら?って思っていたんですけど、そうでもないらしい。
うーん、劇中で彼女がどういう人物なのかが描写されていないため、ストーリーよりもアポカリプタが気になって、映画に集中できませんでした。
それだけカリスマ性があるなら、ゾンビ軍団なんて作らずに、普通の軍隊を組織した方が良かったのでは?
どれだけ馬鹿げた設定やストーリー展開を繰り広げる事ができるのか。
例えば『ゾンビマックス』というオーストラリア映画がありましたけど、あれくらいハイテンションであり得ない設定を徹底的に繰り広げてくれれば、バカバカしい設定は面白さとして昇華されます。
しかし、本作はそうせず、変なところでまともな映画であろうとしてしまい、特徴のない作品に仕上がっている状態。
白塗りの敵キャラやアポカリプタ、酒飲みのおっさんやソード野郎とか、色々と面白さの片鱗はあったのに、上手く料理できないまま、終わってしまったのは、すごく残念です。
なぜ、ここまで真面目にゾンビ映画をやろうと考えたのか。
それが一番の謎ですな。
とほほ。。。
光るものはあったのに、それを上手く活用できなかった印象。
ゾンビ映画って、やっぱり難しいですなぁ。
という事で、今回は『DEAD7 デッド・セブン』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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今回ご紹介する映画:『DEAD7 デッド・セブン』
原題:『DEAD7』
製作:2016年アメリカ
日本公開日:2017年7月18日
上映時間:1時間30分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
あらすじ
死者が蘇るようになった近未来。生き残った人々は、ゾンビの襲撃に備えて武装しながら、日々を強く生きていた。
そんな中、ゾンビを集めて、街を襲撃するアポカリプタという女が虎視眈々と、デザートスプリングスという街を狙っていた。
町長はアポカリプタがデザートスプリングスを襲う前に先手を打とうと、腕利きの戦士を集めるのだった。
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どーも、おっさんです。
久し振りに、途中で鑑賞を中断し、なかなか再開する事ができない作品に出会いました。
それが『DEAD7 デッド・セブン』です。
安心安定のアサイラム制作、アルバトロス配給作品でございます。
ゾンビと『七人の侍』『荒野の七人』をくっつけた野心作で、最近は『マグニフィセント・セブン』がありましたから、それに便乗した感じなのでしょうか。
Z級映画でありながら、少し期待していた訳ですが、久々に、あかんアサイラムを堪能しましたね。
これは、ちょっと、ね。。。
そんな訳で、今回は『DEAD7 デッド・セブン』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
スタッフとキャスト
監督:ダニー・ローウ脚本・製作総指揮:ニック
脚本:ソーヤー・ペリー
撮影:エリック・グスタヴォ・ピーターセン
製作:デヴィッド・リマゥイー、デヴィッド・マイケル・ラット
製作総指揮:ポール・ベイルズ、デヴィッド・L・ガーバー
出演者:ニック、ジェフ・ティモンズ、ジョーイ、キャリー・キーガン、A.J.、エリック・マイケル・エストラーダ、ローレン・キット・カーター、ハウイー・D、クリス
おっさんのネタバレなし感想
うーん、なんだろう。思っていた作風とは違っていて、非常にイマイチなクオリティーの作品でした。
『ゾンビマックス』のように、もっとキレッキレの映画を期待していたんですけど、そうではなく、妙に真面目にゾンビしていて、とても中途半端な映画でした。
もっとハイテンションであれば救いがあったのですが、変に優等生ぶってしまって、大失敗してしまった印象。
この感じ、まるで邦画のホラーと似ていますなぁ。
時間が余っている、Z級映画好きの人にしか、オススメできない作品。
決して面白い映画ではありませんけどね。
良いところ
攻めてるゾンビ映画
もはや何をやっていないのか、わからないくらい、様々なゾンビ作品が世に出ている訳で、そんな中、本作はゾンビの特異性ではなく、設定・世界観でチャレンジした意欲作です。その心意気には拍手を送りたいですね。
負け戦とわかっていても、臨まないといけない事ってありますからね。
「もう何もねーよ」って頭抱えて、飛び出してきたアイデアだったのかもしれません。
ゾンビ設定はユニーク
ゾンビはゾンビでも、調教されるゾンビっていうのは、新鮮でした。思考したり、自我に芽生えたりするゾンビは知っていましたけど、猛獣としてゾンビを扱う設定は、少し考えさせられるものです。
ゾンビを人として認識するのか、ただの動物として接するのか。
まさかアサイラム映画で、深めのテーマが描写されるとは、夢にも思わなんだ。。。
キャラクターは良し
名前は覚えていないけど、キャラクターはわかりやすく、立っているので、その点は良かった。誰も被らないキャラ設定で、その点は好印象です。
それぞれ特徴のある武器を装備して、ゾンビと戦うキャラクターたち。
おっさんは、本作に登場した人物たち、嫌いではありませんね。
役者さんの演技力不足を指摘している評価・レビューがありましたけど、いうほど悪くはなかったですよ?
悪いところ
舞台設定で失敗?
本作は近未来を舞台にしているのですが、これは失敗したのでは?って感じがしました。ここは『荒野の七人』にゾンビ要素をミックスするだけのシンプルな舞台で良かったのではないでしょうかね。
最近、その試みをしたのが『高慢と偏見とゾンビ』でした。
近未来に舞台を設定してしまったがために、他のゾンビ映画と大差ない印象を与えてしまい、結果「またこのタイプのゾンビ映画か」とデジャヴを感じさせてしまう形になっています。
そうなってくると、何か飛び抜けたアイデアがないと、挽回ができない訳で、残念ながら本作には尖ったアイデアが存在せず、有象無象のゾンビ映画に埋もれてしまいました。
単純に西部劇映画にゾンビを登場させるのではダメだったのかな?
そうすると、かなりめんどくさいとは思いますけど、そっちの方が印象に残る作品になったかもしれないですよねぇ。
アポカリプタ??
わたしの理解力がアレだったのか、謎の多い本作で一番の謎はアポカリプタという女性です。当初、ゾンビから知性が残った新種のゾンビが生まれ、そのゾンビが他のゾンビを従えているのかな?って思っていたら、どうにも違うらしい。
どうやらゾンビを調教して軍団を組織しているのが、このアポカリプタらしく、他のみんなは、この女性を怖がっている状況。
けど、このアポカリプタ、完全にゾンビをコントロールできている訳ではないらしく、ゾンビ一人を従順にするのに、どえらい時間をかけているんですよ。
ものすごく効率が悪い感じがします。
また、屈強な男性陣がみなアポカリプタにひれ伏している点も不可解です。
魔術を使えるのかしら?って思っていたんですけど、そうでもないらしい。
うーん、劇中で彼女がどういう人物なのかが描写されていないため、ストーリーよりもアポカリプタが気になって、映画に集中できませんでした。
それだけカリスマ性があるなら、ゾンビ軍団なんて作らずに、普通の軍隊を組織した方が良かったのでは?
真面目すぎ
ゾンビ映画って鮫映画と一緒で、飛び道具的なアイデア一点をどう料理するかが大切です。どれだけ馬鹿げた設定やストーリー展開を繰り広げる事ができるのか。
例えば『ゾンビマックス』というオーストラリア映画がありましたけど、あれくらいハイテンションであり得ない設定を徹底的に繰り広げてくれれば、バカバカしい設定は面白さとして昇華されます。
しかし、本作はそうせず、変なところでまともな映画であろうとしてしまい、特徴のない作品に仕上がっている状態。
白塗りの敵キャラやアポカリプタ、酒飲みのおっさんやソード野郎とか、色々と面白さの片鱗はあったのに、上手く料理できないまま、終わってしまったのは、すごく残念です。
なぜ、ここまで真面目にゾンビ映画をやろうと考えたのか。
それが一番の謎ですな。
今回のネタバレなし感想のまとめ
前回感想を書いた『呪怨鏡』とは違い、本作はタイトル通りの地雷映画でした。とほほ。。。
光るものはあったのに、それを上手く活用できなかった印象。
ゾンビ映画って、やっぱり難しいですなぁ。
という事で、今回は『DEAD7 デッド・セブン』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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