映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

日本が世界に誇る代表的な料理・寿司。新鮮な海鮮ネタを堪能できる人気のお寿司が、人食い寿司になって、人間に襲いかかるという、もう訳のわからないホラーコメディー『デッド寿司』。

予告編で、この映画の存在は知っていたのですが、あまりの世界観に絶句してしまい、DVDをレンタルするか、ずっと躊躇しておりました。

今回、Netflixで配信されていたので視聴してみました。

いやはや、日本でも、こんな映画を作れる人がいたんですねぇ。




監督と脚本は国内外でカルト的人気を持つ井口昇。

私は初めて井口監督の作品を鑑賞しました。うん、嫌いじゃないね。




主演は『ハイキック・ガール!』の武田梨奈。

スタントなしでヌンチャクをはじめとするカンフーアクションを披露しています。

また、歌手で黒色でおなじみの松崎しげるが共演しています。

噂では松崎しげるは一度、この映画のオファーを断ったのだとか。




そんな訳で、今回は『デッド寿司』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。



『デッド寿司』について

英題:『DEAD SUSHI』

製作:2012年日本

日本公開日:2013年1月19日公開

上映時間:1時間31分

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)

年齢制限:PG12




予告編動画





簡単なあらすじ

3秒前まではトロだった!!



伝説の寿司職人である父親の後継者となるべく、日々、辛い修行に耐えてきたケイコ。

しかし、その厳しさに我慢できず、ついにケイコは家出してしまうのだった。

田舎町のとある温泉旅館に、仲居として仕事をすることになったケイコは、仲居の先輩から嫌がらせを受けながらも、元すし職人である澤田に励まされながら、仲居のしごとに奮闘するのであった。




その温泉旅館を目指すカップルがいた。

途中、寿司を食べるホームレスの男と遭遇したカップルは、ホームレスに暴力を振るう。

すると、ホームレスは奇妙な生物を体内から放出。

カップルを襲撃するのだった。

この男の正体は一体?




その頃、旅館には、ある製薬会社の一行が訪れていた。

ひとクセもふたクセもある社長が率いる一行に、板前長である土田が料理を振るうのだが、それは悪夢の始まりであることを、誰も知らなかった……。




本作を視聴できる動画配信サービス

Amazonプライムビデオ『デッド寿司』

プライム会員の方であれば、見放題にて視聴可能です。

配信期限がありますので、ご注意ください。

2023年1月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。




スタッフ

監督・脚本:井口昇

エグゼクティブ・プロデューサー:大谷勝己

プロデューサー:永井素久、坂井洋一、福井真奈

アクション監督:鈴村正樹

撮影:長野泰隆

VFXスーパーバイザー:鹿角剛司

特殊造型監修:西村善廣

特殊造型・特殊メイク:石野大雅

音楽:福田裕彦

制作:西村映造

主題歌:SCANDAL「Kill the vergin」




キャラクター:キャスト

ケイコ:武田梨奈

澤田:松崎しげる

野坂:須賀貴匡

花巻:仁科貴

花巻由美:亜紗美

柄本:村田唯

吾郎:ジジ・ぶぅ

山田:島津健太郎

小松社長:手塚とおる

土田:津田寛治







おっさんのネタバレなし感想

『デッド寿司』の全体的な感想

かなり楽しませていただきました。

正直、あまり期待していなかったのですが、結構、楽しい映画。

面白いというよりは、楽しい作品でしたね。




ただ好き嫌いが、はっきり分かれてしまう映画で、この珍妙な世界観を楽しめるかどうかで、評価が変わる作品であることは間違いありません。

というか、タイトルは「アタック・オブ・ザ・キラー・スシ」でも良かった……というか、そっちのタイトルの方が、作品の内容とノリは合致してますよ。

本当にバカバカしい映画。

何も考えないで鑑賞できる、良い意味でお馬鹿映画でした。




『デッド寿司』の良いところ

独特の世界観で繰り広げられるストーリーは、やりたい事をやるという開き直りに近いものです。

理由とかなくて、とにかく、ものすごいテンションで、撮りたいシーンを撮り重ねるという、無茶苦茶な映画でした。

けど、ちゃんとお馬鹿映画として成立しているあたり、井口監督はすごいですね。

普通は空中分解しちゃいますよ




殺人すしが飛び交っているにも関わらず、なぜか女体盛りを始めたり、寿司が歌い出したり、ハチャメチャ。

予測不能の展開に、ただただ開いた口がふさがらない90分。




いろんなホラー映画の要素も詰め込み過ぎというくらい詰め込んで、意図的に、それらの要素を使いこなさないまま、ラストへジェットコースターのように突撃する潔さ。

こんなホラーコメディーを日本人が作ったというのが素晴らしい。

また女将さん役の人がすごい。

この方は初めて拝見しましたけど、笑わせていただきました。

多才な人物だなぁ。




『デッド寿司』の悪いところ

グロ描写もちゃんとあり、ちょっと気色悪いシーンもあるので、注意が必要です。

耐性がない人は危険ですね。




また、こういうコメディーを不謹慎って感じる人には、もちろん、不向き。

とにかく、人を選びまくる作品です。

理由はあるけど、かなり薄味なので、整合性とか、そういう点を重要視する人は見ない方が良いです。

本当にくだらない展開が繰り広げられる90分ですから。




Yahoo!映画での口コミレビューや評価

ヤフー映画『デッド寿司』でレビューや評価をチェック!



今回のネタバレなし感想のまとめ

真面目に観ると大失敗する、とんでもホラーコメディーです。

人には、まずオススメできない怪作。

予告編を観て「面白そう」と感じたら、チャレンジ鑑賞してみても良いかも。

B級どころではなく、完全なるZ級映画ですので、鑑賞する際は、くれぐれも期待しないように。それにしても、武田梨奈さんは可愛い。




という事で、ここまでは『デッド寿司』のネタバレなし感想でした。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!




この下にネタバレあり感想を書いております。

本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。

まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。




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ネタバレあり感想

刺し身に牙が生えるのはいいとして、玉子焼きに牙が生えて新しい生命になるって、なんじゃそりゃ~。

炙り寿司だから火炎放射器を使うって、なんじゃそりゃ~。

まぐろを食べて、魚人間という怪人になるって、なんじゃそりゃ~。




とにかく、展開が無茶苦茶すぎて、予測不能なこの映画。

ネットでの評価もそこそこ高いという事で、こういう映画を楽しめる人の多さに、改めて驚きを隠せません。

ネットでこういう事がサクサクと調べることができるなんて幸せな時代になったもんだ。




女将さん役の亜紗美さんがセクシーシーンを担当したと思ったら、直後にギャグパートを担当するなど、この映画の隠れた主役ともいうべき存在感を放っています。

いやはや、すごい人がいるもんです。

完全イロモノ映画な『デッド寿司』ですが、興味のある方はチャレンジしてみてください。




という事で、『デッド寿司』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




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