悪意は闇の中で彷徨う。


今回ご紹介する映画:『エクスポーズ 暗闇の迷宮』
原題:『Daughter of God』『EXPOSED』
製作:2015年アメリカ
上映時間:1時間42分
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)


予告編動画




『エクスポーズ 暗闇の迷宮』のあらすじ

ニューヨーク市警の刑事スコッティ(キアヌ・リーブス)は、相棒ジョーイを殺されその犯人を追うが、悪い噂のあったジョーイの事件に同僚の協力は得られない。 難航を極める捜査の唯一の手掛かりは、ジョーイが撮った写真に写る謎の美女だけだった。 一人で捜査を進めようとするスコッティは危険な闇に迷い込む。やっと辿りついた暗闇の先には、衝撃の真実が待っていた。(ハピネットピクチャーズ



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『ノック・ノック』に収録されていた予告編を見て面白そうだと思い、DVDをレンタルした『エクスポーズ 暗闇の迷宮』。本作は「カリテ・ファンタスティックシネマコレクション」にて期間限定で公開された作品です。

どんな作品なのか、ワクワクしながら鑑賞したのですが、いやぁ、本作は酷い作品でございました。

という事で、今回は『エクスポーズ 暗闇の迷宮』の感想を書いていくんだぜ?



今回利用したDVDレンタルサービス


月額1,865円(税抜)で新作DVD/BDが月8枚までレンタル可能。旧作は借り放題!(定額レンタル8プランの場合)


『エクスポーズ 暗闇の迷宮』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:デクラン・デイル
脚本:ジー・マリク・リントン
音楽:カルロス・ホセ・アルバレス

出演者
アナ・デ・アルマス
キアヌ・リーブス
クリストファー・マクドナルド
ビッグ・ダディ・ケイン
ミラ・ソルヴィノ




DaughterofGod


『エクスポーズ 暗闇の迷宮』の感想

予告編を見た時は、すごく面白そうだったのだけど、何をしたいのかが全くわからない作品で、鑑賞する事そのものが苦行でございました。すごく辛かった……

キアヌ・リーヴスやアナ・デ・アルマスなどの俳優さんたちに助けられた感じになっていて、役者さんの力でかろうじて最後まで鑑賞する事ができた作品。

うーん、面白くなかったなぁ。



『エクスポーズ 暗闇の迷宮』の良いところ

奥さんを亡くし、相棒が惨殺されてしまった刑事を、キアヌ・リーブスが演じているのですが、疲れ果てたお芝居がすごくマッチしておりました。キアヌ・リーブスファンは、一応チェックしてみてはいかがでしょうか。

『ノック・ノック』でも美しい容姿を見せてくれたアナ・デ・アルマスや、ミラ・ソルヴィノなど、役者さんの演技はとても良かった。どうしてこの脚本にこれだけの俳優さんが集まったのか、そちらの方がホラーでミステリアスですね。

演出も悪くはありませんでした。神秘的で不気味な演出は良かったです。いろいろ印象的なシーンがあって、映像そのものは好きな部類のものでした。



『エクスポーズ 暗闇の迷宮』の悪いところ

とにかくシナリオが悪い。悪すぎです。キアヌ演じる刑事がメインの捜査パート。アナ・デ・アルマス演じるイサベルが不可思議な存在に遭遇するファンタジーパート。ふたつのパートが同時進行するのが特徴なんですが、ふたつのパート、時間配分がほぼ同じで、しかも短いスパンで次々と切り替わるものだから、ミステリーとして鑑賞すればいいのか、それともファンタジーとして見ればいいのか、すごく戸惑います。戸惑いが消えないまま、映画が終わってしまい、物語を楽しむ事ができない。結果的に、アイデアを上手に料理できていないという印象が強く残りました。

捜査パートとファンタジーパートに分ける意図も不明で、一体、このシナリオは何を書きたかったのか。うーん、よくわかりませんでしたな。



『エクスポーズ 暗闇の迷宮』のまとめ

ストーリーがダメダメで、大失敗した感じ。わたしは駄目でしたが、楽しめる人は楽しめるようなので、予告編を見て気になったら、チェックしてみてはいかがでしょうか。

それにしても、アナ・デ・アルマス、かなり美人さんですね。すごい印象的。今後も出演作に注目したいです。




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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『エクスポーズ 暗闇の迷宮』ネタバレあり感想

イサベルが多重人格というオチなのかな?って思っていたら、男に襲われた記憶を改変したという、それだけというオチにビックリ。えぇ。。。

観客の方が一枚上手という感じで、この映画、シナリオが良ければ、普通に面白い映画になったと思うんですけどねぇ。もう少し脚本に時間をかけて欲しかったところ。

またオチが分かっても、一部、説明できないシーンもありますから、爽快感もなし。すごく見る人を選ぶ作品でした。



『エクスポーズ 暗闇の迷宮』のレビューや評価

思わせぶりな演出で、いくつかのストーリーが平行して進行しますが
共通であるはずの起点が明確ではないので、主人公たちが
一体何をそれぞれのストーリーの中で追い求めているのか見えてきません。

アナ・デ・アルマスが主軸のストーリーなので、キアヌ・リーヴスの存在感が逆に邪魔に感じる作品でした。
悪くない内容ながら、テンポが悪くダレてしまう展開が残念。


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