映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年2月4日に公開した記事を再編集したものとなっております。



2015年12月にレンタルがスタートした映画『コープスパーティー』をようやく鑑賞しました。

原作のPSP用ゲームソフト『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』はプレイした事があるのですが、自力でも攻略サイトを見てもエンディングまで辿りつく事ができず、あえなく断念してしまいました。

ゲームも相当グロい内容でしたので、映画も鑑賞するかどうか悩んだのですが、続編である『コープスパーティー2』の映画製作も決定したので、鑑賞する事を決意しました。




というわけで、今回は実写映画版『コープスパーティー』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。



『コープスパーティー』について

製作:2015年日本

日本公開日:2015年8月1日公開

上映時間:1時間33分

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)




予告編動画





簡単なあらすじ

直美は、幼馴染で想い人の哲志や仲の良い級友たちと一緒に、文化祭の後片付けをしていた。

怪談マニアの委員長あゆみの提案で、その場所に集まっている全員が、ずっと友達でいることのできる魔法のおまじない<幸せのサチコさん>を実行する。

だが、<幸せのサチコさん>は、実行者を幸せにするのではなく、絶望に叩き落す、呪いのおまじないだった。

直美や哲志、あゆみを始め、教室で<幸せのサチコさん>に参加してしまった一同は、謎の空間<天神小学校>へ飛ばされてしまうのだった。




本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT『コープスパーティー』

会員の方は、見放題にて視聴可能です。

配信期限がありますので、ご注意ください。

本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。




Hulu

会員の方は、本作を見放題にて鑑賞することができます。

配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。

紹介している作品は、2024年2月時点の情報です。

現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。




Amazonプライムビデオ『コープスパーティー』(アンリミテッド版)

動画レンタルor動画購入にて視聴可能。

配信期限がありますので、ご注意ください。

2023年8月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。




スタッフ

原作:Team GrisGris/MAGES./5pb.

監督:山田雅史

脚本:赤松義正

主題歌:今井麻美「BABYLON ~before the daybreak」




キャラクター:キャスト(出演者)

中嶋直美:生駒里奈

持田哲志:池岡亮介

篠崎あゆみ:前田希美

岸沼良樹:JUN (BEE SHUFFLE)

篠原世以子:喜多陽子

鈴本繭:美沙玲奈

森繁朔太郎:諒太郎

持田由香:松浦愛弓

鬼碑忌コウ:金山一彦

宍戸結衣:小坂温子

篠崎ヨシエ:竹内えり

校長:大川ヒロキ

柳堀ヨシカズ:真山俊作

菅乃雪:内田さや

吉沢遼:佐竹遥人

篠崎サチコ:内藤穂之香







『コープスパーティー』とは?

コープスパーティーは、PC98用ソフトのRPGツクールDante98で制作され、1996年に開催された第2回アスキーエンタテインメントソフトウェアコンテストで最優秀賞を受賞したゲーム。

フリーウェアでオンライン頒布されています。




RPGツクールで製作されたにも関わらず、ホラーアドベンチャーゲームであり、様々な制約の中でグラフィックや音楽を限界まで使用し、マルチエンディングを採用するという完成度の高いゲームでした。



2007年に祁答院慎氏が参加している同人ゲームサークル・チームグリグリが「コープスパーティ」のリメイクである携帯アプリ版『コープスパーティ NewChapter』を発表。

のちに、このアプリ版をベースにした同人ゲームソフト『コープスパーティ BloodCovered』を発売しました。




2010年には『コープスパーティ BloodCovered』を5pb.がPSPへ移植。

これが『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』です。

2015年にはニンテンドー3DSでも販売されました。




その後、このゲームは続編『コープスパーティー Book of Shadows』が製作され、さらにはファンディスク『コープスパーティー -THE ANTHOLOGY- サチコの恋愛遊戯 Hysteric Birthday 2U』も製作されました。

2014年にはPS VITAで完結編となる『コープスパーティー BLOOD DRIVE』が発売されるなど、同人ゲームでありながらも、人気を博している作品です。




またエログロのエロ部分濃くなっている漫画版『コープスパーティー;娘』や祁答院慎氏自身が執筆した小説『コープスパーティ Cemetery0~冴之木七星の霊界調査ファイル#01【惨月夜話】~』などのメディアミックスも活況です。



全4話構成となっているオリジナルビデオアニメーション『コープスパーティー Tortured Souls―暴虐された魂の呪叫―』も製作されましたね。

『コープスパーティーif』という二次創作も作られたりするなど、1996年に初めて発表されたにも関わらず、未だに進化し続けている作品、それが『コープスパーティー』です。




おっさんのネタバレなし感想

『コープスパーティー』の全体的な感想

ゲームでも相当グロい描写が多かった、この作品。

当然、映画でも、そのグロシーンには力が入っています。




ゲームの雰囲気は上手に出ていますが、内容は猟奇ホラーのため、見る人を選ぶ映画になっています。



私はグロい映画がすごく好きな訳ではなく、また、この映画は幽霊が出てきても直接、パワーで登場人物たちに襲い掛かるので、ホラー映画としても楽しめず、私にとっては、良くも悪くも「普通」のスプラッター映画でした。



グロ描写に耐性がない方は、観ないほうが良いです。

「うわっ……」で声をあげたくなるくらいには、グロいです。




『コープスパーティー』の良いところ

グロ描写をはじめ、ゲームのスプラッター感を上手く演出しています。

昨今のなんちゃって実写化より好感の持てる映画にはなっています。




また、映像作品に変換するにあたり、うまく映像用にストーリーをアレンジしているところもグッド。

ゲームそのままのシナリオで映像化すると、収拾つかなくなりますからね。

ゲーム原作の映画にしては、『デスフォレスト』シリーズなどに比べると、原作に対して敬意を感じる事ができる作品になっています。




ゲームは苦手だけど『コープスパーティー』の世界観に触れてみたい方には、ちょうど良いですよ。



『コープスパーティー』の悪いところ

グロ描写はこの作品の肝となるところなので、何も言えませんが、もう少し不気味な雰囲気を出しても良かったんじゃないかなと思います。

どこから何が出てくるのかわからないという感じがあまり出ていないため、相手は幽霊なんですけど、割と生きてる人間と同じ対処の仕方で物語が進んでいきます。

そのあたりが本作をホラーだとあまり感じられなかったところではないでしょうか。




また、この作品は、内容については良かったのですが、主演の生駒里奈さんを始め、アイドルや若手俳優たちが多く出演しています。

が。

この人たちのお芝居がちょっと酷い。

メインの人たちのお芝居が無視できないようなものに仕上がっているので、いちいち気になって、映画に集中できませんでした。

一番良かったのが、サチコ役の女の子って、どうなんだろう?




口コミレビューや評価

下記サイトで『コープスパーティー』でレビューや評価をチェック!





今回のネタバレなし感想のまとめ

グロ描写に耐性があり、俳優さんの大根芝居でも最後まで鑑賞できる気力があれば、それなりに楽しめるスプラッタームービーです。

定番のホラー映画ではないので、そこだけはご注意ください。

もし本作を楽しめた方は、ゲームの方もチャレンジしてみてください。




という事で、今回は『コープスパーティー』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




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