今回ご紹介する映画:『エリザベス 神なき遺伝子』(原題:CLOSER TO GOD)
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)


予告編動画




『エリザベス 神なき遺伝子』のあらすじ

遺伝子科学者のヴィクター・リード博士(ジェレミー・チャイルズ)は、人間のクローンを創り出し、誕生した女の子にエリザベスと名付ける。博士はエリザベスにさまざまなテストを行っていたが、ある時エリザベスの額に謎の受容体があることがわかる写真が世間に拡散されてしまう。家の外では研究に抗議する人々が声を上げ、やがてエリザベス誕生に至るまでの秘密が明るみに出る。

by シネマトゥデイ




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「未体験ゾーンの映画たち2016」にて取り上げられた映画『エリザベス 神なき遺伝子』。映画館に足を運ぶことができず、DVDレンタルが開始されるのを待っておりました。宅配ネットレンタルでお馴染みのツタヤディスカスでDVDを借りまして、早速、鑑賞しました。

作品タイトルに釣られて、予告編や映画情報を全く観ないで視聴したんですが、さて……。

今回は、『エリザベス 神なき遺伝子』の感想を<ネタバレなし>で書いていきます。



『エリザベス 神なき遺伝子』の概要

クローン技術により誕生した新生児“エリザベス”をめぐり、遺伝子研究に熱中するあまりタブーに踏み込む科学者を描く衝撃的なホラー。長きにわたる実験の末クローン技術により赤ん坊が誕生するも、ある写真が世間に流出したことで、成功の裏に隠された秘密が明らかになっていく。監督・脚本をショートフィルムなどを製作してきたビリー・セニース、『ラスト・キャッスル』などのジェレミー・チャイルズが科学者を演じ製作も兼任。禁断の研究に手を染める科学者の末路と、倫理観を揺るがすストーリーにがくぜんとする。

by シネマトゥデイ



『エリザベス 神なき遺伝子』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督・脚本:ビリー・セニーズ
製作:ジェレミー・チャイルズ
撮影:エヴァン・スペンサー・ブレイス
美術:ブライアン・パーカー
編集:ジョナサン・ロジャース

キャスト
ヴィクター・リード博士:ジェレミー・チャイルズ
メアリー:シェリーン・ニューマン
クレア:シャノン・ホップ
リチャード:デヴィッド・アルフォード



『エリザベス 神なき遺伝子』の感想

SFスリラーかな♪と期待して鑑賞したら、なんとクローン人間を題材にした、真面目なドラマが展開される映画でした。あれぇ??

ぶっちゃけ、あまり面白くありませんでした。

新作扱いでDVDをレンタルするのは、正直にいうと、おすすめしません。私のように新作でも別料金が発生しない宅配レンタルサービスを使った方が賢明です。映画上映時間は1時間21分なのですが、すごく長く感じました。

それにしても、この映画を観て思うのは、「神様」という存在は、人間が作った都合の良い理屈、システムだなぁということ。都合の良いように「神様」を解釈して、自分たちの主張を通すために「神様」を利用する人間の姿には、少しゾッとしますね。



『エリザベス 神なき遺伝子』の良いところ

派手な物語展開はなく、地味にストーリーが進行するのですが、全体的に漂う映画の雰囲気は、とても良いです。なんとも不気味な空気が劇中を支配しており、観客を不安にさせる演出と映像構成は秀逸です。

また、この映画を通して感じるのは、人間の怖さと醜さですね。クローン人間であるエリザベスを作り出した博士に抗議をする人々の自分勝手さには閉口します。最初はエリザベスが心配で抗議運動が始まり、いつしか、エリザベスそのものを悪魔と呼びはじめ、最後には博士とエリザベスの存在を否定する人々。抗議する人々は、意見を主張している自分たちが博士やエリザベスよりも格上の生物であるかのように振る舞い、その正義感に酔いしれる。

「クローンは人間じゃない」

生まれてきた命には罪はないはずなのに、いつの間にか、存在を断罪する人々の方が、よほど怖いなぁと感じましたよ。



『エリザベス 神なき遺伝子』の悪いところ

それにしても、エリザベスがなんなのか、エリザベスを生み出した目的が終盤までわからないので、いまいち映画に入り込めない作品でした。

また、劇中で、ちょいちょい存在が仄めかされているイーサンという人物についても、同様に正体が不明。

肝心な部分が終盤まではっきりせず、映画の進行がとてもゆったりペースなので、退屈な映画でした。エリザベスやイーサンについての情報を、もう少し早く観客に示し、政府のスパイや反対派の過激行動を物語に盛り込めば、サスペンスフルなストーリーになったのに、残念。

ホラー映画だと思って鑑賞したのに、この映画、なんと人間ドラマだったでござる。



『エリザベス 神なき遺伝子』のまとめ

メッセージ性が思った以上に強すぎて、エンターテインメントを置き去りにしてしまった、がっかり映画でした。私のようにエンターテインメント映画を鑑賞している人には、あまり面白く感じることができない映画なんじゃないかな?雰囲気は悪くないだけに、残念。

高尚なメッセージを映画から受け取りたい人や、後味の悪い映画が好きな人には、おすすめできる映画かもしれません。


↓ネタバレあり感想↓


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