拉致された男女が3人、
2つの檻、
目的は不明―


今回ご紹介する映画:『CAGED -監禁-』(CAPTIFS / CAGED)
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)


予告編動画




『CAGED -監禁-』のあらすじ

旧ユーゴスラビアの紛争地帯に国際救援で派遣された医師・キャロル。任期を終えたキャロルは、同僚の男性医師マティアス、サミールと一緒に長距離ドライブすることに。
途中、地雷除去のため、道路が封鎖されてしまっていたため、ルートを迂回することに。しかし、古い地図しか手元になく、道に迷ってしまう一行。その途中、突然現れた武装グループに襲われ、三人は拉致されてしまう。
襲撃された時、銃で足を撃たれた男1人と男女2人に分けられ、それぞれ檻に監禁されたキャロルたち。
特に何かされる訳でもなく、時間になれば食事は運ばれ、負傷しているマティアスは治療を受ける。
戸惑う三人の前に、突然、ベルの音が不気味に鳴り響く。果たして奴らの目的は一体なんなのだろうか?



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毎年おなじみ、ニコニコ動画で洋画のホラー映画特集を生放送一挙放送していました。7作品?くらい放送していて、鑑賞するのに一苦労ですよ。

さて、今回は『CAGED -監禁-』という映画の感想を書いていきます。正体不明の男たちに連れ去られ、檻に監禁された男女3人が体験する、極限の恐怖を描いた、フランス製サバイバル・シチュエーションスリラーとなっていますよ。



『CAGED -監禁-』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督・脚本:ヤン・ゴズラン
脚本:ギョーム・ルマン
音楽:ギョーム・フェレール

キャスト
ゾー・フェリックス、エリック・サヴァン、アリ・エルマレ、アイヴァン・フラネク、イゴール・スクレブラン、ゴラン・コスティッチ、他



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『CAGED -監禁-』の感想

ニコニコで放送されているから、Z級映画だろうと思っていたところ、予想外に面白い映画でございました。すごい良いよ!って映画ではないのですが、まぁ、鑑賞しても損はないかな?くらい。地雷映画ではないですね。

中だるみする部分もあるんですが、展開が気になって、ラストまで鑑賞しちゃう作品。ということは、やっぱり、それなりに面白いって事なんですよね。なかなかの良作でした。

ちなみに、ホラー映画ではなく、スリラー映画ですね。



『CAGED -監禁-』の良いところ

序盤は展開が早く好印象。

伏線をしっかり張りつつ、さらに冒頭で明示したトラウマを上手に使っていて、しっかりしたシナリオでした。

監禁ものであれば『ホステル』のように、グロ描写に焦点を置く作品が多いと思うんですが、この作品はストーリーを優先させていて、グロ描写は控えめ。苦手な人でも鑑賞できる程度に抑えられています。

また、奇抜なストーリーではなく、素直な作品になっているので、鑑賞しやすいですよ。



『CAGED -監禁-』の悪いところ

序盤は展開が早いものの、主人公たちが捕まってからは、同じことの繰り返しで起伏がなく退屈です。この部分が中だるみと感じてしまう部分です。確かに、ハラハラドキドキの展開はあるものの、テンションがそれほど高くなっていないところで、展開が収束してしまうため、イマイチ物語に乗れない構成は残念です。


『CAGED -監禁-』のまとめ

あまり期待しないで鑑賞すると、それなりに面白い映画ではあります。片手間でも鑑賞できるような作品で、登場人物も少ないし、キテレツな世界観でもないので、ある意味、安心して鑑賞することができます。

グロ描写が好きな人は、満足できない映画で、普通に映画が好きな人向けの監禁ジャンル作品となっています。




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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『CAGED -監禁-』ネタバレあり感想

主人公たちを拉致した連中は、臓器売買をしている闇業者だったというのがオチ。個人的には、お金持ちが人肉を食べるために非合法に取引しているのかな?って思っていました。

まぁ、このあたり、実は「わたしたち、臓器売買してるよ☆」ってわかるシーンはないので、真相は不明なんですけどね。私としては、富裕層の歪んだ趣味を満たすための業者であって欲しいところ。

主人公たちがやってくる以前から監禁されている少女について説明がないのが、なんとなく不満。主人公がトラウマを乗り越えるだけの存在みたいで、もう少し、このあたり、ドラマを展開した方が良かったかな。



『CAGED -監禁-』のレビューや評価

緊迫感を味わい、ハラハラした。
グロ描写は少しあるが、一瞬なので苦手なかたでも大丈夫。
子供を守るために闘う女性が頼もしかった。

山場は脱出劇で、80分という短さがちょうどいい。

無駄に長い。
そして 説明不足が多すぎ。
いつから あの少女はいたのか、どうして臓器売買をしているのか
あいつらは家族なのか
はっきり言うと んー・・・あんま おもしろくはない。


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