意外としっかりした設定に、意外とシリアスだったアニメ『中二病でも恋がしたい！』。
恋がしたい！といっている割に、恋愛要素はあまりありませんでした。
おっさんが一番ビックリしたのが、主人公である小鳥遊六花の中二病設定。
単純なる中二病かと思いきや、実は非常に難しい問題をうちに秘めていたという物語で、意外と見応えがありました。
一方で、最後まで鑑賞したからこそ、「なぜ？？」って首を傾げてしまう部分もありましてね。
という事で、今回はTVアニメ『中二病でも恋がしたい！』第１期のネタバレあり感想を書いていくんだぜ？
未見の方は、今回の感想はスルーしてくださいませ。
彼女は、勇太の上の階に住んでいる。
中二病を卒業し、華やかな高校生デビューをしようと考えていた勇太であったが、彼の周りには、思い切り中二病全開である六花をはじめ、性格が二重で勇太と同じく中学時代に中二病であった丹生谷森夏、六花のサーヴァントであり「ミョルニルハンマー」の使い手である凸守早苗、不思議な雰囲気の先輩・五月七日くみんなど、個性的なメンバーが揃っていた。
普通を目指していた勇太の高校生活は、一体、どうなってしまうのか？
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ダークフレイムマスターである、主人公・勇太の姿を見て、「自由に生きていいんだ」と気付き、六花は中二病を真似ていきます。
この時、六花は悩んでいたんですよ。
父親が突然、病気で亡くなり、六花は心の整理ができないままだったのです。
しかし、母親と姉である十花は、事前に父親から病気の事と、余命があまりない事を聞かされていました。なので、母親と十花は父親の死を受け入れる事ができました。
六花はどうか？
六花は、父親の希望で、病気の事については、何も知らされていませんでした。彼女にしてみれば、あまりにも突然にいなくなったのです。
六花は、父親にお別れすら、いえなかった。
だからこそ、彼女は現実を受け入れる訳にはいかなかった。色んな理由を劇中で述べているのですが、つまるところ、お別れが言えなかった事をずっと後悔しているんです。
お別れを言いたいのに、相手がいない。
六花を取り巻く現実と、彼女が生きている現実が乖離していて、心の安らぎを中二病、というより勇太に求めたという訳なのです。
六花の中二病設定、これほど深いものだとは夢にも思いませんでした。かなりしっかりした設定で、おっさん的には、すごく好印象でしたね。
個人的には、好きなキャラクターである一方で、なぜ、彼女は六花の事を、もっとわかってあげられないのか？って、妙にイライラしちゃいました。
当初、十花は六花がなぜ中二病になったのか、わからないって感じだったんです。
けれど、終盤になって、六花の中二病の謎が解き明かされた時、十花も六花がなぜ中二病になったのか、大体わかっている風に描かれていました。
お父さんにお別れを言えた十花と、お別れを言えなかった六花。
六花の気持ちを、なぜ、汲む事ができないのか？って、すごく不思議なんですね。
十花が六花に対して行った事は、六花が受け入れる事のできない現実を、無理矢理、押し付ける事でして、六花の心情を理解しない十花に対し、おっさんは、どうにも許せない感じでございました。
六花は、ようやくお母さんや十花のいる現実へとやってくる事ができました。
なので、六花は中二病を卒業・・・するかと思いきや、彼女は中二病のままなのでした。
そして、彼女が中二病のまま、作品は終劇。
いやいやいや、全てが解決したのに、なぜ六花が中二病である必要があるのか？？
今なら、第二期や劇場版がある事を知っていますから、そこらへんで謎が明かされると期待できます。けれど、リアルタイムで本作を鑑賞していたら、きっと怒ってましたね、おっさんは。
きっと第二期とか、考えていたんでしょうねぇ、第一期製作の時点で。
だったら、最初から二部制にして、製作すればいいのにって思うのですが、収益関係で難しいのでしょうねぇ。
第一期はしっかり綺麗に終わる事ができたはずなのに、そうはしなかった理由が不可解であるため、作品のクオリティーに悪い影響を与えているのは、ちょっとダメダメですぜ。
なかなか面白いアニメなのに、最後だけモヤモヤしちゃう、すごく勿体無い作品でした。
という事で、『中二病でも恋がしたい！』のネタバレあり感想でした。
それでは、しーゆー！！
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恋がしたい！といっている割に、恋愛要素はあまりありませんでした。
おっさんが一番ビックリしたのが、主人公である小鳥遊六花の中二病設定。
単純なる中二病かと思いきや、実は非常に難しい問題をうちに秘めていたという物語で、意外と見応えがありました。
一方で、最後まで鑑賞したからこそ、「なぜ？？」って首を傾げてしまう部分もありましてね。
という事で、今回はTVアニメ『中二病でも恋がしたい！』第１期のネタバレあり感想を書いていくんだぜ？
未見の方は、今回の感想はスルーしてくださいませ。
動画
あらすじ
高校生になり新しい生活をスタートさせようとしていた富樫勇太の前に現れたのは、「邪王真眼の使い手」である小鳥遊六花。彼女は、勇太の上の階に住んでいる。
中二病を卒業し、華やかな高校生デビューをしようと考えていた勇太であったが、彼の周りには、思い切り中二病全開である六花をはじめ、性格が二重で勇太と同じく中学時代に中二病であった丹生谷森夏、六花のサーヴァントであり「ミョルニルハンマー」の使い手である凸守早苗、不思議な雰囲気の先輩・五月七日くみんなど、個性的なメンバーが揃っていた。
普通を目指していた勇太の高校生活は、一体、どうなってしまうのか？
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ネタバレなし感想
痛々しいだけやない！意外としっかりしたアニメ『中二病でも恋がしたい！』のネタバレなし感想ネタバレあり感想
六花がなぜ中二病になったのか
これは作品の終盤に明かされます。ダークフレイムマスターである、主人公・勇太の姿を見て、「自由に生きていいんだ」と気付き、六花は中二病を真似ていきます。
この時、六花は悩んでいたんですよ。
父親が突然、病気で亡くなり、六花は心の整理ができないままだったのです。
しかし、母親と姉である十花は、事前に父親から病気の事と、余命があまりない事を聞かされていました。なので、母親と十花は父親の死を受け入れる事ができました。
六花はどうか？
六花は、父親の希望で、病気の事については、何も知らされていませんでした。彼女にしてみれば、あまりにも突然にいなくなったのです。
六花は、父親にお別れすら、いえなかった。
だからこそ、彼女は現実を受け入れる訳にはいかなかった。色んな理由を劇中で述べているのですが、つまるところ、お別れが言えなかった事をずっと後悔しているんです。
お別れを言いたいのに、相手がいない。
六花を取り巻く現実と、彼女が生きている現実が乖離していて、心の安らぎを中二病、というより勇太に求めたという訳なのです。
六花の中二病設定、これほど深いものだとは夢にも思いませんでした。かなりしっかりした設定で、おっさん的には、すごく好印象でしたね。
十花にイライラ
中二病な妹である六花を心配するお姉さん・十花。個人的には、好きなキャラクターである一方で、なぜ、彼女は六花の事を、もっとわかってあげられないのか？って、妙にイライラしちゃいました。
当初、十花は六花がなぜ中二病になったのか、わからないって感じだったんです。
けれど、終盤になって、六花の中二病の謎が解き明かされた時、十花も六花がなぜ中二病になったのか、大体わかっている風に描かれていました。
お父さんにお別れを言えた十花と、お別れを言えなかった六花。
六花の気持ちを、なぜ、汲む事ができないのか？って、すごく不思議なんですね。
十花が六花に対して行った事は、六花が受け入れる事のできない現実を、無理矢理、押し付ける事でして、六花の心情を理解しない十花に対し、おっさんは、どうにも許せない感じでございました。
お別れできたのに、なぜ？
第一期のラストにおいて、主人公である勇太が六花に対して、六花が探していた「不可視境界線」を見せました。そして、六花はついに悲願であった、父親とのお別れをいう事に成功したのです。六花は、ようやくお母さんや十花のいる現実へとやってくる事ができました。
なので、六花は中二病を卒業・・・するかと思いきや、彼女は中二病のままなのでした。
そして、彼女が中二病のまま、作品は終劇。
いやいやいや、全てが解決したのに、なぜ六花が中二病である必要があるのか？？
今なら、第二期や劇場版がある事を知っていますから、そこらへんで謎が明かされると期待できます。けれど、リアルタイムで本作を鑑賞していたら、きっと怒ってましたね、おっさんは。
今回のネタバレあり感想のまとめ
お話が綺麗に完結したと思いきや、その直後で完結していない事を知り、愕然とするタイプのアニメでした。きっと第二期とか、考えていたんでしょうねぇ、第一期製作の時点で。
だったら、最初から二部制にして、製作すればいいのにって思うのですが、収益関係で難しいのでしょうねぇ。
第一期はしっかり綺麗に終わる事ができたはずなのに、そうはしなかった理由が不可解であるため、作品のクオリティーに悪い影響を与えているのは、ちょっとダメダメですぜ。
なかなか面白いアニメなのに、最後だけモヤモヤしちゃう、すごく勿体無い作品でした。
という事で、『中二病でも恋がしたい！』のネタバレあり感想でした。
それでは、しーゆー！！
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