この男、凄腕のパイロットにしてCIAエージェント。
そして密輸王。
今回ご紹介する映画:『バリー・シール/アメリカをはめた男』
原題:『AMERICAN MADE』
製作:2017年アメリカ
日本公開日:2017年10月21日
上映時間:1時間55分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
その手腕に目をつけたCIAがバリーをスカウト。
ある地域への偵察任務を任される事になる。
意気揚々と任務を遂行するバリーだったが、評価されるのは、自分の上司であるCIAエージェントだけで、自身に何かがかえってくる事はなかった。
不満が募っていたバリーの元に、ある日、ある人物の使いがやってきて、バリーの人生が大きく変わるのだった。
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『バリー・シール/アメリカをはめた男』という映画は、撮影中の事故により、公開が2年ほど延期した作品だったような気がします。
そのため、トム・クルーズ主演の映画でありながら、突然、公開された印象が強いですね。
本作の主人公でトム・クルーズ演じるバリー・シールという人物は実在した方で、密輸で荒稼ぎした人物なんだそうです。
バリー・シール氏については、わたしは全然知りませんでした。けれど、いろんな組織を巻き込んで、大胆な違法ビジネスを展開していた人物と聞いて、興味がふつふつと湧いてまいりまして。
軽い気持ちで劇場へ足を運んで参りました。
ということで、今回は『バリー・シール/アメリカをはめた男』の感想を書いていくんだぜ?
脚本:ゲイリー・スピネッリ
製作:ブライアン・グレイザー、ブライアン・オリヴァー、ダグ・デイヴィソン、キム・ロス、レイ・アンジェリク、タイラー・トンプソン
製作総指揮:パリス・ラトシス、テリー・ダガス、ブラント・アンダーセン、エリック・グリーンフェルド、マイケル・フィンリー、マイケル・ベイシック、レイ・チェン
撮影:セザール・シャローン
プロダクションデザイン:ダン・ヴェイル
編集:アンドリュー・モンドシェイン、サー・クライン、ディラン・ティチェナー
衣装デザイン:ジェニー・ゲーリング
音楽:クリストフ・ベック
役名:出演者
バリー・シール:トム・クルーズ
モンティ・“シェイファー”:ドーナル・グリーソン
ルーシー・シール:サラ・ライト・オルセン
クレイグ・マッコール捜査官:E・ロジャー・ミッチェル
ダウニング保安官:ジェシー・プレモンス
ホルヘ・オチョア:アレハンドロ・エッダ
JB:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
デイナ・シボタ:ジェイマ・メイズ
テンポも早いし、飽きたり、中だるみする事もなかった、観やすい作品です。
本作のユニークな点は、バリーという人物を深く掘り下げるのではなく、バリーがどのような経緯でビジネスを成功させたのか、というストーリーだけを追いかけている点です。
人物像を描いてしまうと、どうしても説教くさくなってしまいますし、単調な人間ドラマになっちゃいますからね。そうなると、観る人が限られてきます。
そうではなく、いわば映画の体裁をとりながら、ドキュメンタリー的なアプローチをおこなっているため、気軽に物語を楽しみつつ、バリーという人のことを知る事ができるように製作されています。
期待していなかったのですが、予想外に面白く、最後はどうなるのかと、スクリーンから目が離せませんでした。
監督がアクションを得意とするダグ・リーマンなので、迫力あるシーンも見所のひとつです。
色んな方にオススメできる良作でした。
『ミッション・インポッシブル:ゴーストプロトコル』では、今までの2枚目だけではない、コミカルなキャラクターを演じていますし、『ザ・マミー』では圧倒的な敵を目の前にして呆然とするという今まで見た事のないトム様を観る事ができました。
本作でのトム様は、とても軽いノリの人で、お金がとても欲しい!って感じのキャラクターなんですね。自身の事を、才能はあるけど、天才であるとは思っていなかったり、意外と親近感のわく人物を見事に演じています。
最近のトム様は、とても楽しそうに演技しているんですよね。おそらく、本当に楽しいんでしょう。演技ができるという事に幸せを感じているのかもしれません。
本作においても、すごく楽しそうにバリー・シールというキャラクターを演じていらっしゃいました。
また、ノリが結構、軽いんですよね。わたしは、このライトな感覚が自分とマッチして、すごく楽しめたのですけど、これが「軽すぎるからダメだ」という人もいるかもしれないですね。
楽しい映画なんですけど、このコミカルな雰囲気を受け入れる事ができるかどうかが、本作の評価の分かれ目かもしれません。
そろそろ公開が終了してしまう上映館も、ボチボチでてくると思いますので、興味のある方は、お早めにどうぞ。
という事で、今回は『バリー・シール/アメリカをはめた男』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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そして密輸王。
今回ご紹介する映画:『バリー・シール/アメリカをはめた男』
原題:『AMERICAN MADE』
製作:2017年アメリカ
日本公開日:2017年10月21日
上映時間:1時間55分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
『バリー・シール/アメリカをはめた男』予告編動画
『バリー・シール/アメリカをはめた男』のあらすじ
航空機のパイロットを生業としているバリー・シールは、こっそりと密輸に手を染めていて、人知れずお小遣い稼ぎをしていた。その手腕に目をつけたCIAがバリーをスカウト。
ある地域への偵察任務を任される事になる。
意気揚々と任務を遂行するバリーだったが、評価されるのは、自分の上司であるCIAエージェントだけで、自身に何かがかえってくる事はなかった。
不満が募っていたバリーの元に、ある日、ある人物の使いがやってきて、バリーの人生が大きく変わるのだった。
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『バリー・シール/アメリカをはめた男』という映画は、撮影中の事故により、公開が2年ほど延期した作品だったような気がします。
そのため、トム・クルーズ主演の映画でありながら、突然、公開された印象が強いですね。
本作の主人公でトム・クルーズ演じるバリー・シールという人物は実在した方で、密輸で荒稼ぎした人物なんだそうです。
バリー・シール氏については、わたしは全然知りませんでした。けれど、いろんな組織を巻き込んで、大胆な違法ビジネスを展開していた人物と聞いて、興味がふつふつと湧いてまいりまして。
軽い気持ちで劇場へ足を運んで参りました。
ということで、今回は『バリー・シール/アメリカをはめた男』の感想を書いていくんだぜ?
今回利用した映画館
なんばパークスシネマ『バリー・シール/アメリカをはめた男』のスタッフとキャスト
監督:ダグ・リーマン脚本:ゲイリー・スピネッリ
製作:ブライアン・グレイザー、ブライアン・オリヴァー、ダグ・デイヴィソン、キム・ロス、レイ・アンジェリク、タイラー・トンプソン
製作総指揮:パリス・ラトシス、テリー・ダガス、ブラント・アンダーセン、エリック・グリーンフェルド、マイケル・フィンリー、マイケル・ベイシック、レイ・チェン
撮影:セザール・シャローン
プロダクションデザイン:ダン・ヴェイル
編集:アンドリュー・モンドシェイン、サー・クライン、ディラン・ティチェナー
衣装デザイン:ジェニー・ゲーリング
音楽:クリストフ・ベック
役名:出演者
バリー・シール:トム・クルーズ
モンティ・“シェイファー”:ドーナル・グリーソン
ルーシー・シール:サラ・ライト・オルセン
クレイグ・マッコール捜査官:E・ロジャー・ミッチェル
ダウニング保安官:ジェシー・プレモンス
ホルヘ・オチョア:アレハンドロ・エッダ
JB:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
デイナ・シボタ:ジェイマ・メイズ
『バリー・シール』の感想
エンタメ映画として作られていて、ラストまで楽しんで鑑賞できる映画でした。テンポも早いし、飽きたり、中だるみする事もなかった、観やすい作品です。
本作のユニークな点は、バリーという人物を深く掘り下げるのではなく、バリーがどのような経緯でビジネスを成功させたのか、というストーリーだけを追いかけている点です。
人物像を描いてしまうと、どうしても説教くさくなってしまいますし、単調な人間ドラマになっちゃいますからね。そうなると、観る人が限られてきます。
そうではなく、いわば映画の体裁をとりながら、ドキュメンタリー的なアプローチをおこなっているため、気軽に物語を楽しみつつ、バリーという人のことを知る事ができるように製作されています。
期待していなかったのですが、予想外に面白く、最後はどうなるのかと、スクリーンから目が離せませんでした。
監督がアクションを得意とするダグ・リーマンなので、迫力あるシーンも見所のひとつです。
色んな方にオススメできる良作でした。
『バリー・シール/アメリカをはめた男』の良いところ
トム・クルーズが良い
ここのところのトム・クルーズは、とてもいい感じの演技をしています。『ミッション・インポッシブル:ゴーストプロトコル』では、今までの2枚目だけではない、コミカルなキャラクターを演じていますし、『ザ・マミー』では圧倒的な敵を目の前にして呆然とするという今まで見た事のないトム様を観る事ができました。
本作でのトム様は、とても軽いノリの人で、お金がとても欲しい!って感じのキャラクターなんですね。自身の事を、才能はあるけど、天才であるとは思っていなかったり、意外と親近感のわく人物を見事に演じています。
最近のトム様は、とても楽しそうに演技しているんですよね。おそらく、本当に楽しいんでしょう。演技ができるという事に幸せを感じているのかもしれません。
本作においても、すごく楽しそうにバリー・シールというキャラクターを演じていらっしゃいました。
『バリー・シール/アメリカをはめた男』の悪いところ
ノリが軽すぎる
実在の人物を題材として取り扱いながら、テレビドキュメンタリーのように見やすい点が本作の強みなのですが、人によっては、簡単にまとめすぎ、という方もいるかもしれません。また、ノリが結構、軽いんですよね。わたしは、このライトな感覚が自分とマッチして、すごく楽しめたのですけど、これが「軽すぎるからダメだ」という人もいるかもしれないですね。
楽しい映画なんですけど、このコミカルな雰囲気を受け入れる事ができるかどうかが、本作の評価の分かれ目かもしれません。
『バリー・シール/アメリカをはめた男』のまとめ
久しぶりに、色んな人もオススメできる作品でした。そろそろ公開が終了してしまう上映館も、ボチボチでてくると思いますので、興味のある方は、お早めにどうぞ。
という事で、今回は『バリー・シール/アメリカをはめた男』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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