I am an eternal.
今回ご紹介する映画:『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』
原題:『A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 4:THE DREAM MASTER』
製作:1988年アメリカ
上映時間:1時間34分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
フレディはもういない。
しかし、ある日、生存者の一人であるキンケイドの夢で、突如、フレディが復活。キンケイドともう一人の生存者であるジョーイがフレディの毒牙にかかり、ついにはクリスティンまでもが、フレディの餌食に。絶命する寸前、クリスティンは最後の力で、夢を自在に操る事ができる<ドリームマスター>の素質を持つアリスを夢の世界に呼び込む。
フレディの存在が事実であり、復活した事を知ったアリスは、自分の兄であるリックと、リックの友人であるダンとともに、フレディとの対決を決心するのだった。
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ついにシリーズ4作目に突入しました、『エルム街の悪夢』。前作にあたる『惨劇の館』が完結編ともいえる内容と結末であっただけに、一体、どのように話をつなげるのか、そのあたり、全く忘れているため、なんとなくワクワクしてしまいます。
さて、一体、どんな感じのホラー映画だったのか。今回は『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃』の感想を書いていくんだぜ?
脚本:スコット・ピアース、ブライアン・ヘルゲランド
製作:ロバート・シェイ、レイチェル・タラレイ
製作総指揮:セーラ・リッシャー、スティーヴン・ダイナー
出演者:ロバート・イングランド、リサ・ウィルコックス、チューズデイ・ナイト、アンドラス・ジョーンズ、ダニー・ハッセル、ブルック・ゼイス、トイ・ニューカーク、ケン・サゴーズ、他
わたしは、このシリーズ、断片的に覚えているシーンが多く、前作なら注射跡がうにうに動くシーンなんかが、トラウマ的場面となっております。実は、トラウマではないのですが、痛烈に覚えているシーンがあって、それは女性が虫取り箱の中で、イニシャルGに変貌するというものと、小型の人面ミートボールです。注射跡が動くシーンとセットで覚えていたので、同じ作品で描写されているのかと思い込んでいましたけど、違いましたね。イニシャルGと人面肉団子は本作でした。個人的には嬉しい発見。
本作は、とにかくフレディの登場する映画を製作するという、その一点だけで作られた、悲しい作品。もはやホラー映画ではなく、どちらかというと、ダークファンタジーで、ホラーという切り口でみると、怖いシーンが皆無です。印象的な場面はあるものの、恐怖は演出されていないため、今までの3作品ほどのパッションが感じられません。
シリーズを追いかけていた人には、チェックしてみてもいいかも??とお伝えできますが、ホラー映画好きやB級映画好きの方には、ややオススメしにくい映画でございました。正直、それほど面白い訳ではありません。
前作で綺麗に倒したフレディの復活について、あまりにも適当に描いてしまったため、フレディファンであっても、イマイチ波に乗れない作品にしてしまっています。確かにB級映画には、そういうのは必要ないかもしれないですが、かといって、前作をないがしろにしていい訳ではなく、襲撃のバリエーションを考えるよりも、フレディ・リバースの部分を真剣に考えて欲しかった。ここをちゃんとしていたら、一作だけで、フレディの復活劇は終わらず、以降も、面白い作品がぞくぞく製作されたんじゃなかろうか。奇しくも、本作はシリーズでも、かなりのヒットを記録してしまったようで、なんだかなぁって印象が残りました。襲撃バリエーションはたくさんあっていいですが、優先順位はフレディ復活の理由の方が上だと思うんですけどね。
フレディ復活に関連して、フレディの目的が本作では希薄、というよりなくなってしまったのも問題。復讐が目的だったのに、目的を達成してもなお、ティーンを襲い続ける理由が見当たりません。エルム街に住む子供だから、なんでしょうか。
やってはいけない致命的な弱点をふたつも抱え込んでしまったため、かなりの不完全燃焼感のある、残念映画になっておりました。
いいところもあるのですが、気になるところが多すぎて、あまり楽しめない映画でございました。一作目、二作目、三作目の方が、面白いです。
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『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』の感想 シリーズで最も異色の映画
『エルム街の悪夢3/惨劇の館』の感想 完結編かと思いきやシリーズの方向性を決めた佳作
↓ここからネタバレあり。注意!↓
ただ、ここも惜しいのは、なぜ、フレディが鏡を見ると、子供達の霊が解き放たれるのか、です。このあたりをいきなり登場した歌に任せるのではなくて、しっかり考えて欲しかったですねぇ。フレディの最期としては、シリーズ屈指だと、わたしは思います。
そして、エンディング前にフレディの影が登場して。。。いや、それは、もう必要ないかな・・それだったら、一緒に生き残ったお兄さんの友達が、最後にフレディの癖を再現して終わりの方が、しっくりきます。結局、主人公たちの頑張りが台無しだし、そもそも、今まで映画を鑑賞していた観客も、無駄時間になる訳ですし。
いろいろと、光る部分はありつつも、同時に悪いところがそれを覆し続ける、今一歩の映画でした。
YAHOO!JAPAN映画『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』
今回ご紹介する映画:『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』
原題:『A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 4:THE DREAM MASTER』
製作:1988年アメリカ
上映時間:1時間34分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』のあらすじ
『惨劇の館』から2年。フレディを倒したクリスティンは、未だに悪夢に襲われていた。その度に、クリスティンとともに戦ったドリームウォーリアーの友人たちを巻き込んでしまっており、友人たちから「フレディはもういないのだから、悪夢に呼び込むな」と幾度となく責められていた。フレディはもういない。
しかし、ある日、生存者の一人であるキンケイドの夢で、突如、フレディが復活。キンケイドともう一人の生存者であるジョーイがフレディの毒牙にかかり、ついにはクリスティンまでもが、フレディの餌食に。絶命する寸前、クリスティンは最後の力で、夢を自在に操る事ができる<ドリームマスター>の素質を持つアリスを夢の世界に呼び込む。
フレディの存在が事実であり、復活した事を知ったアリスは、自分の兄であるリックと、リックの友人であるダンとともに、フレディとの対決を決心するのだった。
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ついにシリーズ4作目に突入しました、『エルム街の悪夢』。前作にあたる『惨劇の館』が完結編ともいえる内容と結末であっただけに、一体、どのように話をつなげるのか、そのあたり、全く忘れているため、なんとなくワクワクしてしまいます。
さて、一体、どんな感じのホラー映画だったのか。今回は『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃』の感想を書いていくんだぜ?
『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』のスタッフとキャスト
監督:レニー・ハーリン脚本:スコット・ピアース、ブライアン・ヘルゲランド
製作:ロバート・シェイ、レイチェル・タラレイ
製作総指揮:セーラ・リッシャー、スティーヴン・ダイナー
出演者:ロバート・イングランド、リサ・ウィルコックス、チューズデイ・ナイト、アンドラス・ジョーンズ、ダニー・ハッセル、ブルック・ゼイス、トイ・ニューカーク、ケン・サゴーズ、他
『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』の感想
前作で生き残ったキャラクターの一人であるキンケイドと一緒に生活しているワンちゃんの名前がジェイソンというのは、おそらく『13日の金曜日』シリーズを意識しているんだろうなぁ。わたしは、このシリーズ、断片的に覚えているシーンが多く、前作なら注射跡がうにうに動くシーンなんかが、トラウマ的場面となっております。実は、トラウマではないのですが、痛烈に覚えているシーンがあって、それは女性が虫取り箱の中で、イニシャルGに変貌するというものと、小型の人面ミートボールです。注射跡が動くシーンとセットで覚えていたので、同じ作品で描写されているのかと思い込んでいましたけど、違いましたね。イニシャルGと人面肉団子は本作でした。個人的には嬉しい発見。
本作は、とにかくフレディの登場する映画を製作するという、その一点だけで作られた、悲しい作品。もはやホラー映画ではなく、どちらかというと、ダークファンタジーで、ホラーという切り口でみると、怖いシーンが皆無です。印象的な場面はあるものの、恐怖は演出されていないため、今までの3作品ほどのパッションが感じられません。
シリーズを追いかけていた人には、チェックしてみてもいいかも??とお伝えできますが、ホラー映画好きやB級映画好きの方には、ややオススメしにくい映画でございました。正直、それほど面白い訳ではありません。
『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』の良いところ
前作に引き続き、様々なシーンで若者を襲撃する様子は、なかなか良かったです。バリエーションをかんがえないと大変ですが、普通にナイフを腹に刺すだけでは面白みがありませんので、それなりに楽しめました。ただ、この部分に不気味さや怖さを込めていれば、もっと良かったんですけどね。そういう意味でいうと、前作『惨劇の館』の方が一枚上手という事です。『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』の悪いところ
頑張って生き残った前作のキャラクターたちが、軒並み序盤で消えていくストーリーは、本当にダメです。前作の意味がなくなってしまうので、だったら、前作で命を奪っておけばいいでしょう。B級ホラー映画の納得できない部分で、悪いお約束。なんだか悲しいものを感じます。前作で綺麗に倒したフレディの復活について、あまりにも適当に描いてしまったため、フレディファンであっても、イマイチ波に乗れない作品にしてしまっています。確かにB級映画には、そういうのは必要ないかもしれないですが、かといって、前作をないがしろにしていい訳ではなく、襲撃のバリエーションを考えるよりも、フレディ・リバースの部分を真剣に考えて欲しかった。ここをちゃんとしていたら、一作だけで、フレディの復活劇は終わらず、以降も、面白い作品がぞくぞく製作されたんじゃなかろうか。奇しくも、本作はシリーズでも、かなりのヒットを記録してしまったようで、なんだかなぁって印象が残りました。襲撃バリエーションはたくさんあっていいですが、優先順位はフレディ復活の理由の方が上だと思うんですけどね。
フレディ復活に関連して、フレディの目的が本作では希薄、というよりなくなってしまったのも問題。復讐が目的だったのに、目的を達成してもなお、ティーンを襲い続ける理由が見当たりません。エルム街に住む子供だから、なんでしょうか。
やってはいけない致命的な弱点をふたつも抱え込んでしまったため、かなりの不完全燃焼感のある、残念映画になっておりました。
『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』のまとめ
フレディを蘇らせるのであれば、イロモノスプラッターではなく、二作目のような変化球的作品の方が、むしろ良かったような気がします。実際のところ、このシリーズは、この後、失速している印象があります。いいところもあるのですが、気になるところが多すぎて、あまり楽しめない映画でございました。一作目、二作目、三作目の方が、面白いです。
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『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』ネタバレあり感想
唐突に登場するフレディに関するわらべ歌。その歌にフレディ攻略の鍵が秘められており、鏡をフレディに向け、鏡を通してフレディが自分自身を見る事により、自分の体内に取り込んでいた子供達の魂が解放され、消滅するというアイデアはすごく好き。この部分の描写は、結構、秀逸なんですよ。体内から子供達が浮かび上がり、腕が次々と飛び出してくる。怖いというか、かなりおぞましいビジュアルの場面です。ただ、ここも惜しいのは、なぜ、フレディが鏡を見ると、子供達の霊が解き放たれるのか、です。このあたりをいきなり登場した歌に任せるのではなくて、しっかり考えて欲しかったですねぇ。フレディの最期としては、シリーズ屈指だと、わたしは思います。
そして、エンディング前にフレディの影が登場して。。。いや、それは、もう必要ないかな・・それだったら、一緒に生き残ったお兄さんの友達が、最後にフレディの癖を再現して終わりの方が、しっくりきます。結局、主人公たちの頑張りが台無しだし、そもそも、今まで映画を鑑賞していた観客も、無駄時間になる訳ですし。
いろいろと、光る部分はありつつも、同時に悪いところがそれを覆し続ける、今一歩の映画でした。
『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』のレビューや評価
毎回最後にやられるのに謎の復活を遂げる、強いんだか弱いんだか分からないフレディさんには愛しささえ覚えてきた。
フレディ登場の仕方もバラエティに富んでくる。
その分お笑いになってくるのだが・・・。
フレディの登場の仕方がどれもこれも実に凝ってる。
もちろん話はベラベラですし、全然怖くありませんが、
なかなかよくできてると思いますよ。
YAHOO!JAPAN映画『エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃』