眠ってはいけない。


今回ご紹介する映画:『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』
原題:『A NIGHTMARE ON ELM STREET PART 2:FREDDY'S REVENGE』
製作:1985年アメリカ
上映時間:1時間27分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)


予告編動画




『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』のあらすじ

ジェシーは引っ越してきて以来毎日のように、スクールバスの運転手が爪の男になって襲ってくるという悪夢にうなされていた。ある日、ジェシーは押し入れからその家の前の住人であるナンシーが書いた日記を発見し、彼女もまた自分と同じように、フレディという怪人に襲われる悪夢に悩まされ、そして戦ったことを知る。フレディは、ジェシーの体を乗っ取ろうと襲ってくる。(ウィキペディア


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dTVで『エルム街の悪夢』の二作目を配信していたので、視聴しました。一応シリーズは全部見ているはずなんですが、二作目は映画のジャケットやら何やらを見ても内容が思い出せない。作中のワンシーンを見ても思い出せなかったのですが、なるほど、確かに本作は他の作品群とは異なり、印象が薄い作品になっていました。

という事で、ちょっと古い映画にはなりますが、今回は『エルム街の悪夢/フレディの復讐』の感想を書いていくんだぜ?




『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:ジャック・ショルダー
脚本:デイヴィッド・チャスキン
製作:ロバート・シェイ
製作総指揮:スティーヴン・ダイナー、スタンリー・ダデルソン

出演者
ロバート・イングランド、マーク・パットン、キム・マイヤーズ、ロバート・ラスラー、クルー・ギャラガー、マーシャル・ベル、他



ANIGHTMAREONELMSTREETPART2_FREDDYSREVENGE


『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』の感想

1作目はいい感じのB級映画でしたが、本作はシリーズでも異色の作品になっていました。

面白いといえば面白いのですが、『エルム街の悪夢』でなくても、オリジナルの作品にして良かったのでは?と思ってしまいますね。

本作は、どちらかというと悪夢ではなく、現実が舞台となっています。シリーズを通して悪夢が舞台であるにも関わらず、本作では現実にフレディが登場します。そのため、通行人がフレディを目撃していたり、目の前で事件が起きたりするんですね。そのため、かなり異色という印象が強い作品でした。

ただでさえアクの強いシリーズにあって、特にクセのある本作。ホラー映画好きにはオススメしますが、それ以外の方には、オススメしにくい作品でしたね。



『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』の良いところ

本作はフレディーが夢の世界で人々の命を奪う事がメインではなく、フレディの帰還が題材になっています。そのため、他の作品に比べると、夢の中での悪趣味極まる趣向はかなり少ない。

というか、ほぼナッシングです。代わりに、主人公の肉体を侵食していくという心理的な悪夢にフォーカスが当てられています。良くも悪くも、そこが前作との違いとなっていて、本作の奇妙な味わいにもなっていました。このあたりは、他の作品では見る事ができない貴重な部分であると思います。



『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』の悪いところ

今だからこそ言えるのですが、そもそも「らしくない」です。本作は、おそらくファンの間でも、好き嫌いが分かれるんじゃないでしょうかね。フレディという存在が、かなり曖昧に描かれています。幽霊なのか、それとも実在している人間だったのか。ホラー映画というよりは、怪奇映画に近い印象です。


『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』のまとめ

面白くない訳ではないですが、グロテスクな描写を期待して見ると絶対に失敗してしまう作品。割と普通の作品で、そこまでグロテスクではなく、描きたいものがはっきりしている良作のB 級作品です。




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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』ネタバレあり感想

本作もラストがかなり曖昧に終わっております。特に本作は、フレディが現実の世界に登場していますから、夢なのかそうでないのかの区別がほぼできないというカラクリ。最初から最後まで、ストーリーが曖昧である本作は、なんとも妙な魅力がありますな。

わたし的には、どちらかというと好きな部類の作品。改めて鑑賞したら、もう少し違う感想が出てくるかもしれませぬ。



『エルム街の悪夢2/フレディの復讐』のレビューや評価

「1」とは内容を変えようという意気込みはわかるが、
物の見事に空回りしております。
結果、シリーズの中でも異色となってしまったようで、
確かに記憶に残らない作品だった。

全然面白くない、怖くない・・・・

前よりも、面白さが倍増したと思う。


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