今回ご紹介する映画:ゼイラム
オススメ度:★★★★★(五つ星!)


予告編動画



『ゼイラム』のあらすじ

異星人の賞金稼ぎであるイリア。彼女は逃亡した極悪犯「ゼイラム」捕獲の依頼を請負う。地球の日本・秋葉原に現れることを察知したイリアは、人工知能である相棒ボブとともに、一足早く地球に降り立ち、ゼイラム捕獲の準備を進める。

その頃、秋葉原で電気工をしている神谷と鉄平。彼らは違法に電線を引っ張って、電気を不法に使用しているという連絡を受け、現場に向かう。その現場とは、イリアが拠点にしている場所であった。

地球上に制限時間付きの無人密閉空間「ゾーン」を作成し、そこでゼイラムを捕獲しようとしていたイリアの前に神谷と鉄平が現れる。テレビか何かの撮影と勘違いした二人はイリアに詰め寄る。その時、転送装置が作動。なんと鉄平がゾーンに送り込まれてしまう。驚く神谷をよそに、イリアはゾーンに移動しようとするが、鉄平を心配する神谷も一緒にゾーンへ転送されてしまう事に。

一方、ゼイラムが地球に降り立つ。ゾーンの中とは気づかないゼイラムは、鉄平と出会い、鉄平に襲いかかるのだった。

ゾーンは制限時間を迎えると、空間の中身ごと消えてなくなってしまう。つまり消滅してしまうのだ。最初は優勢だったイリアであったが、ゼイラムの正体が明らかになるにつれ、じょじょに追いつめられていくことになる。足手まといの地球人二人を守りながら、イリアは果たしてゼイラムを捕獲する事ができるのか。


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『ゼイラム2』が2016年3月末で配信終了になるので、dTVで配信されている映画『ゼイラム』を鑑賞。子供の頃に二度三度観て以来、鑑賞していなかったので、今見ると、どんなふうに感じるのかなぁと不安でした。まぁ、それは杞憂だったわけですけども。

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という事で、今回は『ゼイラム』の感想を<ネタバレなし>で書きます。


『ゼイラム』の概要

「牙狼-GARO-」シリーズで現在活躍している雨宮慶太(あめみやけいた)監督の代表作にして出世作、それがこの『ゼイラム』。映画好きの間では知らない人はいないほど、邦画のSFアクション映画としては、かなり有名な映画なのです。

ずっと雨宮監督のデビュー作だと思っていたのですが、Wikipediaによると、『ゼイラム』は映画監督作品第二作目ということで、デビュー作は「未来忍者 慶雲機忍外伝」というビデオ作品でした。雨宮監督はこの『ゼイラム』で認められ、後に、「仮面ライダーZO」「仮面ライダーJ」「人造人間ハカイダー」などを手がける事になります。

本作には、この後、日本のビジュアル・シーンをリードするクリエイター、海洋堂から妖怪の食玩フィギュアの原型を依頼された竹谷隆之やイラストレーターの寺田克也らなど、数多く参加しているのも特徴のひとつです。

好評であったため、3年後に続編『ゼイラム2』が製作されています。また『ゼイラム』をアニメーション化した『イ・リ・ア ゼイラム ジ アニメーション』もあります。


『ゼイラム』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:雨宮慶太
原作:松本肇
脚本:雨宮慶太/松本肇
撮影:本所寛
音楽:太田浩一
美術:高橋昭彦(現・井口昭彦)、三池敏夫
照明:保崎芳美
特殊造形:竹谷隆之

キャスト
イリア(ヒロイン):森山祐子(森山ゆうこ)
神谷(ゾーンに巻き込まれた民間人):螢雪次朗
鉄平(ゾーンに巻き込まれた民間人):井田州彦
ゼイラム(敵):吉田瑞穂
ボブの声(イリアに協力する人工頭脳):半田雅和
村田:栩野幸知
モモンガのママ(神谷いきつけの飲み屋の女将):紅理子
電気屋店主:江並直美
リリパット:粟国真弓
通行人:桂正和


『ゼイラム』の感想

全てにおいて満点のSFアクション映画です。とにかく面白い!

Wikipediaによると、『ゼイラム』は、もともと、雨宮監督は、当初『未来忍者 慶雲機忍外伝』の続編を企画していたそうです。しかし結局は実現せず、3000万円ぐらいの低予算の中で出来る作品を改めて考えた結果、この『ゼイラム』が生まれたそうです。……低予算映画で、こんな映画を産み落とすなんて、とんでもない監督ですね。

独特の世界観とキャラクター造形により、映画の中でも、この『ゼイラム』を超える作品って、実は多くありません。今見ると、1991年製作の映画なので、チープな部分も多くありますが、それを差し引いても、素晴らしいクオリティーの映画です。


『ゼイラム』の良いところ

先ほども書いたとおり、作りこまれた世界観やキャラクターなどの設定、ストーリー、キャラクター造形、そして音楽。これら全てが『ゼイラム』そのものであり、ひとつひとつが生物の細胞であるかのように、劇中でしっかりと脈打っています。そして、それらが『ゼイラム』というひとつの生物を生み出し、他の作品では味わえない、独特の雰囲気と味わいのある映画を成立させています。どれか一つでも欠けていれば、これほど素晴らしい映画にはならなかったでしょう。アイデアだけで、低予算で、ここまでの映画を作れるとは、驚きです。

また邦画ならではの登場人物たちの会話劇も面白いですよ。神谷と鉄平の掛け合いは見ていて安心するくらい、邦画らしさが出ていて良いです。

『ゼイラム』は、イリア役の森山祐子さんを堪能する映画でもあります。2004年を最後に芸能活動をされていないようなのですが、森山祐子さんの魅力が爆発している映画。この映画を見て、森山祐子さんを好きになった人は、きっと多いはず。ちなみに、私も子供の頃、この映画を鑑賞して、森山祐子さんに強く惹かれた一人です。


『ゼイラム』の悪いところ

ええと、何も出てこないのですが、敢えてあげるとすれば、ゼイラムの最終形態をはじめ、クリーチャーの造形が気持ち悪いってところでしょうかね。ちょっとグロテスクなところがあって、そういうのが苦手な人は、気をつけないといけないです。


『ゼイラム』のまとめ

今見ても、やっぱり面白い映画で、すぐに続編を鑑賞したくなりました。DVDが発売されているので、購入したい!

邦画の面白いB級映画を観たいっていう人には、おすすめです。邦画の最近のなんちゃってA級タイトルやB級映画より、よっぽど面白いですよ。

ゼイラム3、作ってくれないかな……


↓ネタバレあり感想↓

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