なにもんだ、おめぇは……何度も聞くようだけど

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ゼイラム

予告編動画



『ゼイラム』のあらすじ

異星人の賞金稼ぎイリアは、逃走した太古の生物兵器"ゼイラム"を捕獲するため、地球上に制限時間付きの無人密閉空間「ゾーン」を作る。ところが些細な偶然から、二人の地球人がそこに入り込んでしまう。ゾーンは制限時間を迎えると、空間の中身ごと消滅する。足手まといの彼らを守りながら敢行されるイリアの"ゼイラム"捕獲作戦とゾーンからの脱出は成功するのか。 by Wikipedia


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今回は雨宮慶太監督作品『ゼイラム』の感想を<ネタバレあり>で書いていきます。未見の方はスルーでお願いします。

↓ネタバレなし感想↓

『ゼイラム』の概要

雨宮慶太原作・監督の初劇場公開作品。雨宮は元々オリジナルビデオ作品『未来忍者 慶雲機忍外伝』(1988年)の続編を企画しようとしていたが実現せず、3000万円ぐらいの低予算の中で出来る作品を再考し、本作の製作に至った。ヒロイン・イリアは、男ばかりで色気がないからという理由で登場することとなったもので、雨宮自身は「俗っぽい発想」と称している。 by Wikipedia


『ゼイラム』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:雨宮慶太
原作:松本肇
脚本:雨宮慶太/松本肇
撮影:本所寛
音楽:太田浩一
美術:高橋昭彦(現・井口昭彦)、三池敏夫
照明:保崎芳美
特殊造形:竹谷隆之

キャスト
イリア:森山祐子(森山ゆうこ)
神谷:螢雪次朗
鉄平:井田州彦
ゼイラム:吉田瑞穂
ボブの声:半田雅和
村田:栩野幸知
モモンガのママ:紅理子
電気屋店主:江並直美
リリパット:粟国真弓
通行人:桂正和

※桂正和さんは、後に『ゼイラム』をアニメーション化した『イ・リ・ア ゼイラム ジ アニメーション』で、キャラクターデザインを手掛けています。


『ゼイラム』はさまざまなジャンルを楽しめる

『ゼイラム』は、基本的にSFアクション映画ですので、アクション要素はもちろんあります。それ以外にも、ホラー映画としての要素も多く含んでいます。

劇中、途中でイリアがゾーンから帰還するのですが、その際に、ゼイラムが創りだしたクリーチャーによって、転送装置が破壊されてしまいます。そのため、イリアがゾーンに行くことができなくなり、地球人ふたりがゼイラムに立ち向かうことになります。ゼイラムというエイリアンと戦うという図式になり、『エイリアン』に代表されるような地球外生命体との死闘が描写されます。

特に、神谷が鉄平を助ける時、ショベルカーを使って、ゼイラムに立ち向かおうとする物語展開と演出は、『エイリアン2』のオマージュのような感じに仕上がっていて、素晴らしいです。

イリアが登場するとアクション映画に。地球人二人だけの場合はホラー映画に。いろいろな映画ジャンルに変貌する珍しい映画。コメディー映画としての要素もありますよ。


とにかくイリアが良い『ゼイラム』

森山祐子演じるイリア。本作のヒロインですが、このイリアがとにかく格好良い。またキレイで可愛いんです。もう森山祐子さんの魅力が爆発している作品です。洋画邦画問わず、ここまで魅力的なアクションヒロインを、私は正直いって、観たことがありません。それくらい魅力的な女性です。『ゼイラム2』では、森山祐子さんの、さらなる魅力が引き出されますよ。

またゼイラムが第二形態、最終形態と変化していくにつれ、イリアはピンチに陥りますが、神谷と鉄平を守るため、最後までクールにたち振る舞います。この姿勢が、とても格好良いですね。

『ゼイラム』は、SF映画として秀逸な作品であり、同時に森山祐子さんのプロモーション映画といっても、言い過ぎではありません。このふたつの側面を同時に保有している作品は、とても珍しいです。


『ゼイラム』のレビューや評価 by YAHOO!JAPAN映画

アングラ的というか、ジャパニーズSF的というか
とにかく特定の層にはストライク間違いない。
逆にいえば一般受けはしないことも確実。

ヒロインの森山祐子さんがいいですね。
演技は失礼ながら???ですが、その素人っぽいところ?
抑揚の無い所がクールにみえて魅力的なんです。


『ゼイラム』のまとめ

古き良きジャパニーズSF映画の雰囲気を、思う存分楽しめる映画『ゼイラム』。映画好きなら、間違いなく、ストライクゾーンな映画でしょう。最近の映画が好きですっていう人には、あまりオススメできないですけれどね。

では、これから『ゼイラム2』を鑑賞しましょうかしらね。ふふ。


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