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今回ご紹介する映画「喰らう家」(原題:WE ARE STILL HERE)
オススメ度:B級映画好きならオススメ
        
予告編動画

<あらすじ>
一人息子を亡くしたアニーとポールは、新しい生活を始めるため田舎町の一軒家に移り住んだ。ある時、アニーが一人で家にいると、地下室から物音が聞こえ、人の気配が。亡くなった息子の霊だと信じたアニーは、友人の霊媒師メイと夫のジェイコブを自宅に招き、降霊を依頼。メイは危険だと判断して断るが、ジェイコブはメイがいない間に一人で降霊を始めてしまう。そして降霊はすぐに成功。しかし、ジェイコブに乗り移ったのはアニーの息子ではない邪悪な何かだった…。その時、なぜか大勢の町の住人も、アニーたちを殺そうと家に押しかけてくる。状況を理解できぬまま、豹変したジェイコブと町の人々から逃げ回るアニーとポール。すると突然、怯える2人の目の前で、男の一人が家の壁に吸い込まれてしまう!
「グゴッ! グゲゲゲェェ! ! 」
すると堰を切ったように、家中のいたるところから、次々と悲鳴と謎の轟音が鳴り響きはじめるのだった…。 by Amazon

以前「無職のおっさんも奇声をあげるかもしれない映画「喰らう家」が気になる」の記事で書いた映画「喰らう家」を鑑賞しました。

映画館での上映は東京の単館上映のみでした。映画館で観る事ができませんでしたので、、DVDをツタヤディスカスでレンタルしました。
今回はパッケージもインパクト大な映画「喰らう家」の感想をネタバレなしで書きたいと思います。

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◆感想(ネタバレなし)

昨今、実話を基にした心霊系ホラー映画が流行っておりますが、今回はアイデア勝負のオーソドックスなB級ホラー映画です。

携帯電話が登場しないため、80年代頃が舞台だと思います。

物語の導入部こそ、ゆったりとしていますが、ストーリー展開は早いです。「パラノーマル・アクティビティ」のようにラストだけ騒々しく畳みかけるような映画ではなく、ゆっくりと「なにか」が日常を侵食していく様を描いています。



面白いのは、前半と後半の悪霊?の描写の仕方。前半では東洋ホラーのように事象メインで存在を主張しています。後半になると、西洋ホラーの定番で、そのおぞましい姿を現し襲い掛かってきます。このふたつの描写が混在して、かつ、独特の仕上がり方をしている点がとてもユニークです。

また、火の精とも言うべき今回の亡霊は、妙に質感があって、幽霊なのにリアルな感じが出ていて、気味が悪く、気持ち悪いです。なんだろう、生理的な恐怖を思い起こさせる造形でした。



ホラー映画の定番を丁寧に押さえていて、驚かせるところは、きちんと驚かせる。中盤までは、はっきりと現象の正体が現れず、そのチラリズムにやきもき。いい感じにフラストレーションが溜まったところで、ラストに向けてスパートがかかります。

ラストは、物語的にではなく描写的に予想しなかったような描写が登場します。これを見ると、どうして邦題が「喰らう家」になったのか、納得。

オチについては、観る人によって解釈が異なるかもしれません。深読みしようとすれば、いくらでも深読みできますが、それは無粋でしょう。



全体的によくまとめられていて、飽きがこないように、きちんと物語の緩急をはっきりつけている、面白い映画です。

ホラー映画好きなら、オススメ。若干、スプラッター描写があるので、そこだけ注意が必要です。



ちなみに配給はトランスフォーマーなのに、面白い映画でびっくりしました。時々、こういった掘り出し物があるので、B級・Z級映画漁りは、やめられませんな。


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