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今回ご紹介する映画「鉄男 THE BULLET MAN」
オススメ度:玄人向け映画

予告編動画

<あらすじ>
東京で普通のサラリーマンとして働くアメリカ人男性のアンソニー(エリック・ボジック)は、日本人の妻ゆり子(桃生亜希子)、3歳の息子トムと幸せな生活を送っていた。ある日、最愛の息子が謎の男に殺され、絶望に打ちひしがれる中、怒りに我を失ったアンソニーは体から蒸気と黒いオイルを噴出し、全身が金属化していく。by シネマトゥデイ

公式ホームページ http://www.tetsuo-project.jp/


塚本晋也監督の世界的な代表作、『鉄男 TETSUO』『鉄男 II BODY HAMMER』の世界観を継承した鉄男3作目。

Amazonプライムビデオにアップされていたので、大喜びだったんですが、全編英語の3作目でした。残念。

実は1作目と2作目をまだ見た事がないんですよね。ずっと観たかったんですが、とりあえず3作目にあたる本作を鑑賞しました。

予告編を見ると1作目は、やっぱりアクが強い映画なんですが、今作は、かなりスマートに仕上がっています。

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手ぶれがすごくて映像に酔いそうだし、また接写で何が起きているのかわからなかったり、白黒画面が時々挿入されたりと、映画を見慣れている人でも、なかなか疲れるかもしれないです。私はそんな事もなく、映画の世界観に引きずり込まれたので、かなり楽しめました。

「鉄の銃器人間」と化した主人公の造形は、とても不気味なものがあります。鉄という無機物であるにも関わらず、生命体としての独特の嫌悪感のようなものを纏っているので、このあたりは、本当にホラー的要素が強いと思います。

特にラストの「鉄男」は気持ちの悪い造形でした。この造形をもう少し堪能したい。気持ち悪いのだけれど、格好良い。なんとも不気味で不思議な映画。

70分程度の映画で、長さも短すぎず長すぎず、ちょうど良い長さです。

演出手法が独特で、ストーリーは粗が目立つ。けれど、これにはまってしまうと、最後まで一気に見てしまう、そんな独特の魅力を持つ映画です。

個人的には狭い空間での銃撃戦は、すごく迫力のある映像でした。

ただ、全編英語にする必要性を感じなかったのが残念。公開当時、全編英語だとニュースで読んで、予告でも銃撃戦があったので、てっきりアメリカを舞台にした「鉄男」だと思って期待したのですが、舞台は日本・東京なんですよね。これだったら、わざわざ英語にする必要もなく、そのまま日本語でセルフリメイクした方が良かったと思います。この作品は海外での評価が高いのですが、全編英語という部分に必要性を感じないというコメントがあったようです。(ウィキペディアより)



1作目も2作目も観ていない私が言うのもなんですが、「鉄男」入門には、ちょうど良い映画かもしれません。

映画を見慣れていない人には、きつい映画だと思うので、ある程度、覚悟を持って、鑑賞する事をオススメします。




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