どーも、四十郎のおっさん999です。
監督が交代した事により、単純なシリーズにはならなかった『ジュラシック・ワールド』シリーズ。
3作目では、人類と恐竜の共存の未来が描かれるのか、それともどちらかの破滅が導かれるのか。
怒涛の展開が観客を襲うシリーズ第二作目となる『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、恐竜映画としても、普通のエンタメ映画としても、満足度の高い作品でございました。
一方で、テーマ性が前面に出てしまっており、その物悲しい雰囲気から、観客を選ぶ作品でもあります。
観客を選ぶというのは、つまり、鑑賞して楽しんで終わり、ではないから。
本作は、『ジュラシック・パーク』では描かなかった深遠なテーマに、あえて、首をつっこむというチャレンジをおこなっています。
それを受け入れる事ができるか否か。
本作に対する評価は、そこで大きく分かれるのではないかと思います。
そんな訳で、おっさんが印象に残った点を今回は、ネタバレあり感想として書いていくんだぜ?
本作をまだ観ていない方は、本作を観てから、今回の感想を読んでください。
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本作では、前作以上に、ヴェロキラプトルのブルーが、とても可愛く描写されています。
『ジュラシック・パーク』シリーズでは、ティラノサウルスとヴェロキラプトルが、凶悪な存在として描写されていました。
しかし、『ジュラシック・ワールド』シリーズになると、ティラノサウルスはパークを象徴する崇高な存在として、そしてヴェロキラプトルは知能指数が高い事から人類と意思疎通が可能である存在として描かれております。
特にヴェロキラプトルのキュートさは、『ジュラシック・ワールド』シリーズの注目すべき要素のひとつとなるでしょう。
本作では、オーウェンと小さい頃のブルーとの交流が描かれており、「むっちゃ可愛いやんけ!」って、自然とニマニマしてしまう場面もありました。
ラストで、ブルーはオーウェンとは別々の道を辿る事になります。
果たして、完結編では、どのような形で再会するのか。
不安と期待の両方の気持ちが混ぜこぜになった心境でございます。
ティラノサウルスとヴェロキラプトルを悪役として据えない一方、『ジュラシック・ワールド』シリーズで登場する敵役の恐竜は、<存在しない架空の恐竜>となります。
前作を観た時に、「それはもう恐竜ではなくてクリーチャーなのでは?」と、おっさんは思いました。
というのも、前作では、あくまでテーマパークの目玉のひとつとして人工的に生み出された存在としか描写されなかったから。
しかし、本作では、新種の恐竜として、もう一歩、踏み込んだ描写がされていました。
新種の恐竜たちは、本来なら存在し得ない存在。
だけど、人類が生み出してしまった存在。
その事の恐さを本シリーズでは描きたかったのかなと、今作を鑑賞してみて感じた次第です。
お金儲けのため、そして純粋な研究のため。
人類のエゴのために生み出されてしまった恐竜たちの哀愁が、ラストを包み込む、物悲しいラスト。
だからこそ、前作との差別化が上手くできたかな?って感じましたね。
人工的に生み出された恐竜については、映画の後半で描写される一方、映画の前半ではパークが建設された島を火山で消してしまう事で、島に残された恐竜たちを通して、<生命>というものを改めて考えさせられる構成になっていました。
人類の身勝手で生み出された恐竜たち。
その恐竜たちを自然が淘汰する事が果たして良かったのか。
映画では、その部分の答えを早々に提示しながらも、観客には「本当に他の選択肢はなかったのかな?」って、思考を促すシナリオは、なかなか良く出来ているって思いました。
けれど、この構成のせいで、評価が分かれる作品になったのは、ちょっと残念です。
YAHOO!JAPAN映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
彼らは人を襲う事なんてないだろうって思ってたんですよね。
イメージ的に肉食ではなくて、魚とか食べてる感じだったので。
なので、映画で人を襲っているシーンを観て、「おや?」って首を傾げてしまいました。
調べてみると、プテラノドンって、やはり肉食ではなく、魚を食べていたみたいですね。
という事は、プテラノドンとしては、なんか動いているものにちょっかいをかけたという感じなんですかね?
もしくは、サービスシーンってところかな?
子供の頃に『ジュラシック・パーク』が公開されました。
で。
おっさんは、子供ながらに「ジュラシックって英語は、恐竜という意味なのかな??」って思ったんですけれど、違うんですよね。
「ジュラシック」は、「ジュラ紀」って意味と知って、「あぁ、なるほど」って納得したのは、つい数年前でございます。
本作の終盤で、恐竜のオークションが開催されるのですが、この場面も人類のエゴが思い切り描写されています。
ペットのために落札しようとする者。
兵器として使用するために落札しようとする者。
これは恐竜を他の動物に置き換えると、途端に身近な問題になりますね。
エンタメ映画を観に行ったのに、思った以上に重たいテーマが前面に押し出されていて、ちょっと困惑するという映画も、珍しいかもしれないですね。
人によって好き嫌いが分かれる作品ですが、恐竜が嫌いではないなら、オススメしたい作品です。
という事で、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のネタバレあり感想でした。
それでは、しーゆー!!
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監督が交代した事により、単純なシリーズにはならなかった『ジュラシック・ワールド』シリーズ。
3作目では、人類と恐竜の共存の未来が描かれるのか、それともどちらかの破滅が導かれるのか。
怒涛の展開が観客を襲うシリーズ第二作目となる『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、恐竜映画としても、普通のエンタメ映画としても、満足度の高い作品でございました。
一方で、テーマ性が前面に出てしまっており、その物悲しい雰囲気から、観客を選ぶ作品でもあります。
観客を選ぶというのは、つまり、鑑賞して楽しんで終わり、ではないから。
本作は、『ジュラシック・パーク』では描かなかった深遠なテーマに、あえて、首をつっこむというチャレンジをおこなっています。
それを受け入れる事ができるか否か。
本作に対する評価は、そこで大きく分かれるのではないかと思います。
そんな訳で、おっさんが印象に残った点を今回は、ネタバレあり感想として書いていくんだぜ?
本作をまだ観ていない方は、本作を観てから、今回の感想を読んでください。
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ネタバレなし感想
命とはなにか?を問いかける良作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のネタバレなし感想ネタバレあり感想
ヴェロキラプトルのブルーが可愛い
『ジュラシック・パーク』シリーズでは、ティラノサウルスとヴェロキラプトルが、凶悪な存在として描写されていました。
しかし、『ジュラシック・ワールド』シリーズになると、ティラノサウルスはパークを象徴する崇高な存在として、そしてヴェロキラプトルは知能指数が高い事から人類と意思疎通が可能である存在として描かれております。
特にヴェロキラプトルのキュートさは、『ジュラシック・ワールド』シリーズの注目すべき要素のひとつとなるでしょう。
本作では、オーウェンと小さい頃のブルーとの交流が描かれており、「むっちゃ可愛いやんけ!」って、自然とニマニマしてしまう場面もありました。
ラストで、ブルーはオーウェンとは別々の道を辿る事になります。
果たして、完結編では、どのような形で再会するのか。
不安と期待の両方の気持ちが混ぜこぜになった心境でございます。
人工的に生み出される新種の恐竜
前作を観た時に、「それはもう恐竜ではなくてクリーチャーなのでは?」と、おっさんは思いました。
というのも、前作では、あくまでテーマパークの目玉のひとつとして人工的に生み出された存在としか描写されなかったから。
しかし、本作では、新種の恐竜として、もう一歩、踏み込んだ描写がされていました。
新種の恐竜たちは、本来なら存在し得ない存在。
だけど、人類が生み出してしまった存在。
その事の恐さを本シリーズでは描きたかったのかなと、今作を鑑賞してみて感じた次第です。
お金儲けのため、そして純粋な研究のため。
人類のエゴのために生み出されてしまった恐竜たちの哀愁が、ラストを包み込む、物悲しいラスト。
だからこそ、前作との差別化が上手くできたかな?って感じましたね。
パークを消して「生命」について考える
人類の身勝手で生み出された恐竜たち。
その恐竜たちを自然が淘汰する事が果たして良かったのか。
映画では、その部分の答えを早々に提示しながらも、観客には「本当に他の選択肢はなかったのかな?」って、思考を促すシナリオは、なかなか良く出来ているって思いました。
けれど、この構成のせいで、評価が分かれる作品になったのは、ちょっと残念です。
レビューや評価
このシリーズはこれまで、「大自然や恐竜が主役の環境の中で、人間がどう生き延びるか…」という展開でしたが、今回は大きく裏切られスケールダウンでした。
恐竜は迫力あったのでそれだけでも大画面、大音響で観る価値はあったかなと思います。
ストーリーもわかりやすかったし、映画館でよく寝るわたしが寝ませんでした。
恐竜登場場面はエキサイティングで、観た甲斐がありました。
YAHOO!JAPAN映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
今回のおっさんの独り言
プテラノドンは肉食なのか?
『ジュラシック・パークIII』や『ジュラシック・ワールド』を観て、ちょっと疑問に思ったのが、翼竜のプテラノドンって肉食なの?って事。彼らは人を襲う事なんてないだろうって思ってたんですよね。
イメージ的に肉食ではなくて、魚とか食べてる感じだったので。
なので、映画で人を襲っているシーンを観て、「おや?」って首を傾げてしまいました。
調べてみると、プテラノドンって、やはり肉食ではなく、魚を食べていたみたいですね。
という事は、プテラノドンとしては、なんか動いているものにちょっかいをかけたという感じなんですかね?
もしくは、サービスシーンってところかな?
「ジュラシック」という英語の意味
で。
おっさんは、子供ながらに「ジュラシックって英語は、恐竜という意味なのかな??」って思ったんですけれど、違うんですよね。
「ジュラシック」は、「ジュラ紀」って意味と知って、「あぁ、なるほど」って納得したのは、つい数年前でございます。
今回のネタバレあり感想のまとめ
ペットのために落札しようとする者。
兵器として使用するために落札しようとする者。
これは恐竜を他の動物に置き換えると、途端に身近な問題になりますね。
エンタメ映画を観に行ったのに、思った以上に重たいテーマが前面に押し出されていて、ちょっと困惑するという映画も、珍しいかもしれないですね。
人によって好き嫌いが分かれる作品ですが、恐竜が嫌いではないなら、オススメしたい作品です。
という事で、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のネタバレあり感想でした。
それでは、しーゆー!!
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