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どーも、四十郎のおっさんです。

先日、アマゾンのKindleアプリで「新版 ディズニーリゾートの経営学」という本を読みました。

本書の感想については、「四十郎おっさんが綴る読書感想文まがい」に書いておりますので、興味のある方は、そちらをのぞいて頂けると幸いです。




最近のテーマパーク化現象がよくわかる「新版 ディズニーリゾートの経営学」


さて、この本を読んで「あっ!」と思うところがあり、今回記事にした次第です。

いかに計画が大切であるかを、今回、なんか肌で感じたような、そんな気がしましたね。




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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、言わずと知れた、大阪にある超人気テーマパークです。

おっさんは年間パスを購入していて、その時々にUSJへ赴いております。

そんなユニバーサル、皆さんもご存知の通り、長らく人気がなく、業績が低迷しておりました。

なぜ、低迷していたのか?

おっさんは、USJがオープンした1年目に6回遊びに行き、それ以降はパッタリと行かなくなりました。

理由は色々ありましたけれど、一番の理由はリピートしたいと思わなかった事だと思います。




映画のテーマパークは流行らない

素人のわたしでもちょっと考えればわかる事ですけど、日本で映画のテーマパークって、はっきりいって流行りませんよ。

なぜかっていうと、映画というものは、日本人の生活には深く根付いていないからです。

昔からいわれていますけど、日本の映画鑑賞料金は高い。

なので、本来ならば見て欲しい学生の層は敬遠するわけです。

海外なら、このあたりの事情は異なり、学生のデートといえば映画というのは定番です。

けど、日本の学生にとって、割引料金があっても決して安いわけではなく、そうであれば、映画館ではなく、もっとわかりやすく楽しい場所をチョイスするのは当たり前です。




レンタルビデオやDVDの普及で映画に触れる機会は昔にくらべ増えたかもしれません。

しかし、映画のテーマパークを楽しむためには、カップル同士あるいはグループが、それぞれに、ある程度の作品の知識を持っている事が必要条件になると思うんですよね。

ずば抜けた知識を持った一人がグループを率いるというのもありですけど、それも結局は映画に対し、強い興味のある人でないと、やはり楽しめない。

日本で映画のテーマパークって、失敗すると、普通に考えたらわかるはずなのです。




この本を読んだ時にひっくり返ってしまった部分がありまして、それが下記の文章です。



映画のテーマパークは日本人にはなじまないのではないないか



実は、東京ディズニーランドを作る時、オリエンタルランド社は、その事にすでに気づいていて、別の方向からアプローチを仕掛け、見事に成功を収めました。



日本の映画人口は、映画の本場、アメリカの 10 分の1くらいという計算もある。


わたしは具体的な数値を調べた事はありませんが、上記のようなデータがあるらしいというのは、プロが調べたら一撃でわかるのですよ。

なので、どうして、USJは、ノー思考で建設しちゃったのか、不思議で仕方がありませんでした。




ダメな理由を深く考えない愚行を重ねる

USJは3セクではなかったと思うのですが、結果的には、3セクのような経営の仕方になっていました。

というか、なぜ3セクのような方式にしたのか、とても謎で、ここでも愚の骨頂といえる失態をおかしました。

大阪では、「3セク、ダメ、絶対」というお手本の施設があるんですね。

それが、西日本大赤字施設御三家。



アジアトレードセンター(ATC)

ワールドトレードセンタービル(WTC)※現在は大阪府咲洲庁舎

難波OCAT



どの施設も、まだ存在しますが、人はまばら。

この御三家があるにも関わらず、USJをよくわからない運営方式にし、失敗を重ねていきます。

3セク方式なんで、当然、21世紀の商売には必須の条件である顧客満足度の存在なんて知らないし、ダメな理由をアトラクションの責任にしました。

新しいアトラクションを作ると、とりあえず人は1回は訪問するので、成功したと勘違いしやすい。

商売人であれば、そこから思考に移るわけですが、3セクはそうではありません。

成功した!という事で、そのままの状態。

結果、また廃れるという悪循環で、大阪府民の多くはUSJは潰れると思いました。




3セクは、テーマパークというエンターテインメント・ビジネスを工場団地の造成や公共事業と同じ発想で企画した。そこには、面白さをどのように演出するかの視点が欠けていた。



この書籍に上記の文章がありましたけど、まさしくその通りで、赤字御三家をずっと見続けている大阪府民なら、「そうの通りです!」って、声を出してしまいます。



環境が変わったら好転

確か、アメリカの会社から新しい社長がやってきて、状況が変わり、黒字へ導いた救世主が登場し、現在の姿にUSJは生まれ変わりました。

オリエンタルランド社は、アメリカからのプレッシャーを受けながらも、念密な計画を作り、しっかりとコンセプトを考えて建設したので、今でも人気のテーマパークを生み出す事ができました。




一方で、なんの考えもなしに、楽して金儲けしようとした初期のUSJは、早々に大失敗し、潰れてしまう寸前まで追い込まれました。

物凄く考えて計画するのは、とても難しい事だし、労力のかかる大変な作業です。

けれど、その計画の出来次第で、成功の可否が決まると考えると、やはりちゃんと考えないといけないですね。

わたしも、ブログなどで生計を立てようと考えているものの、大雑把な計画しかないので、改めて計画をしていかないといけません。はい。




なんだか、今日は雰囲気のちがう記事になってしまいました。

難しいね。

ということで、今日はこの辺で。

しーゆー!




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